アトラス横浜レジデンス【大々的な木調ルーバー×ダブルエントランス】44㎡4,698万円(坪単価358万円)
続けて、アトラス横浜レジデンス。
設計はネクストアーキテクト&アソシエイツ、施工は紅梅組です。
敷地面積は1,000㎡ちょっととけして大きな物件ではありません。しかしながら、前回の記事でも書いたように大通りから内に入った三方接道の地は心地よく、複数駅が徒歩圏内になることを考慮したダブルエントランス設計のランドプランが魅力的ですね。
敷地南側のメインエントランスに加え、北側にサブエントランスを設け、サブエントランス周りにも木調のルーバーを施すなどデザインの拘りも忘れていません。
ネクストアーキテクト&アソシエイツは、アトラス渋谷公園通りや直近のアトラスタワー白金レジデンシャルなど多くのアトラスシリーズで腕を振るうデザイナーで、特色豊かなデザインを採用することが少なくないことを考えるとこちらはややおとなしい印象ではあります。
ただ、南側基壇部に大々的に用いられた木調ルーバー(2階部分が事務所になっており、住宅ほど採光を重視する必要がないため、外周部に大々的にルーバーを用いることが出来ている)はそこそこのインパクトがありますし、南面を道路からしっかりとセットバックし、厚みある植栽を施したエントランス周りの設えからもネクストアーキテクトらしいセンスの良さを感じることが出来るでしょう。
※ちなみに、2階(と1階の一部)の事務所にはゼネコンである紅梅組の本社が入るのですが、そもそも目の前の松島病院の移転先自体がもとは紅梅組の本社(紅梅通り沿い)があったところになります。紅梅組跡地は竹中工務店設計・施工で既に病院の建築が始まっているので、現在紅梅組は花咲町のビル内に仮移転しています。
共用施設としては、エントランスホール脇にエントランスラウンジ(コワーキングラウンジ)がありますが、1階の一部がその事務所スペースになっていることも影響し少々小ぶりですね。カウンターもありリモートワークなども出来なくはなさそうですし、30~60㎡台の総戸数56戸というスケールを考えたらこういったスペースがあるだけでも良しとしないといけないのだとは思いますけど…。
前回のアトラス横浜レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は43㎡の1LDK、西向き中住戸です。西は唯一接道していない方向で、正面方向は8階建のマンションと2階建の小さな建物が半分ずつという感じのポジションになります。
間取りは物件内で小さめの40㎡台になるのですが、1LDKでの43㎡という点で言うと近年は見かけることが少なくなったレアなものです。
収納はあまり大きくないものの、居室畳数は面積帯なりに大きいですし、廊下を短くし効率性を追求しつつも2WAYの洗面室により回遊動線を設けるなどといった設計面での工夫にも好感が持てるプランですね。
坪単価は358万円。前建の影響は小さくなく、物件内で芳しいポジションとは言えないものの、他プランと大差ない単価設定になっています。物件内では小さな40㎡台でグロスが嵩まないことも考慮してのお値段設定なのでしょう。
近年の横浜駅徒歩10分超のコンパクトどころで言うと、フェルモ横浜桜木町(2021年分譲/平均坪単価約330万円)、ネベル横浜(2021年分譲/おそらく平均で360~370万円)、アーデルディア西横浜(2021年分譲/平均坪単価約320万円)、デュオステージ横浜中央(2020年分譲/平均坪単価約315万円)といった感じで、横浜駅徒歩12分に加え、高島町駅や戸部駅がほど近い便利な内側立地ということを考えれば単価的に大きな違和感はありません。
ただ、上述のように近年の1LDK(30㎡台がほとんど)としてはかなり大きな方で、ギリギリ40㎡に乗せる程度ならまだしも43㎡あることを考えるともう少し単価を抑えて欲しかった印象ではあるでしょうか。
ギリギリ40㎡では住宅ローン控除が使えないがゆえのこの面積帯でもあるのだと思いますが…。
設備仕様面においては、ディスポーザーがないのはスケール的に仕方のないところでしょう。食洗機、ミストサウナ、フィオレストーンの水回り天板、トイレ手洗いカウンターは備わっており、単価・スケールなりに相応の印象になります。
管理費は269円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、30~60㎡台で構成された総戸数56戸という小ぶりなスケールの物件ですので違和感はありません。
駐車場は全17台で敷地北東部の機械式になります。
設計はネクストアーキテクト&アソシエイツ、施工は紅梅組です。
敷地面積は1,000㎡ちょっととけして大きな物件ではありません。しかしながら、前回の記事でも書いたように大通りから内に入った三方接道の地は心地よく、複数駅が徒歩圏内になることを考慮したダブルエントランス設計のランドプランが魅力的ですね。
敷地南側のメインエントランスに加え、北側にサブエントランスを設け、サブエントランス周りにも木調のルーバーを施すなどデザインの拘りも忘れていません。
ネクストアーキテクト&アソシエイツは、アトラス渋谷公園通りや直近のアトラスタワー白金レジデンシャルなど多くのアトラスシリーズで腕を振るうデザイナーで、特色豊かなデザインを採用することが少なくないことを考えるとこちらはややおとなしい印象ではあります。
ただ、南側基壇部に大々的に用いられた木調ルーバー(2階部分が事務所になっており、住宅ほど採光を重視する必要がないため、外周部に大々的にルーバーを用いることが出来ている)はそこそこのインパクトがありますし、南面を道路からしっかりとセットバックし、厚みある植栽を施したエントランス周りの設えからもネクストアーキテクトらしいセンスの良さを感じることが出来るでしょう。
※ちなみに、2階(と1階の一部)の事務所にはゼネコンである紅梅組の本社が入るのですが、そもそも目の前の松島病院の移転先自体がもとは紅梅組の本社(紅梅通り沿い)があったところになります。紅梅組跡地は竹中工務店設計・施工で既に病院の建築が始まっているので、現在紅梅組は花咲町のビル内に仮移転しています。
共用施設としては、エントランスホール脇にエントランスラウンジ(コワーキングラウンジ)がありますが、1階の一部がその事務所スペースになっていることも影響し少々小ぶりですね。カウンターもありリモートワークなども出来なくはなさそうですし、30~60㎡台の総戸数56戸というスケールを考えたらこういったスペースがあるだけでも良しとしないといけないのだとは思いますけど…。
前回のアトラス横浜レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は43㎡の1LDK、西向き中住戸です。西は唯一接道していない方向で、正面方向は8階建のマンションと2階建の小さな建物が半分ずつという感じのポジションになります。
間取りは物件内で小さめの40㎡台になるのですが、1LDKでの43㎡という点で言うと近年は見かけることが少なくなったレアなものです。
収納はあまり大きくないものの、居室畳数は面積帯なりに大きいですし、廊下を短くし効率性を追求しつつも2WAYの洗面室により回遊動線を設けるなどといった設計面での工夫にも好感が持てるプランですね。
坪単価は358万円。前建の影響は小さくなく、物件内で芳しいポジションとは言えないものの、他プランと大差ない単価設定になっています。物件内では小さな40㎡台でグロスが嵩まないことも考慮してのお値段設定なのでしょう。
近年の横浜駅徒歩10分超のコンパクトどころで言うと、フェルモ横浜桜木町(2021年分譲/平均坪単価約330万円)、ネベル横浜(2021年分譲/おそらく平均で360~370万円)、アーデルディア西横浜(2021年分譲/平均坪単価約320万円)、デュオステージ横浜中央(2020年分譲/平均坪単価約315万円)といった感じで、横浜駅徒歩12分に加え、高島町駅や戸部駅がほど近い便利な内側立地ということを考えれば単価的に大きな違和感はありません。
ただ、上述のように近年の1LDK(30㎡台がほとんど)としてはかなり大きな方で、ギリギリ40㎡に乗せる程度ならまだしも43㎡あることを考えるともう少し単価を抑えて欲しかった印象ではあるでしょうか。
ギリギリ40㎡では住宅ローン控除が使えないがゆえのこの面積帯でもあるのだと思いますが…。
設備仕様面においては、ディスポーザーがないのはスケール的に仕方のないところでしょう。食洗機、ミストサウナ、フィオレストーンの水回り天板、トイレ手洗いカウンターは備わっており、単価・スケールなりに相応の印象になります。
管理費は269円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、30~60㎡台で構成された総戸数56戸という小ぶりなスケールの物件ですので違和感はありません。
駐車場は全17台で敷地北東部の機械式になります。
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