エクセレントシティ調布つつじヶ丘【この単価ならばもう少し】5階56㎡5,598万円(坪単価333万円)

続けて、エクセレントシティ調布つつじヶ丘。

設計・施工はデベロッパーの新日本建設です。

敷地面積約840㎡、総戸数28戸の小規模物件ですので特別ゆとりを感じるような部分は見当たりません。

しかしながら、敷地北側に設けられたエントランスは天然石などの質感の良い素材を贅沢に用いている印象で、それに加え間接照明使いも上手なので想定していた以上の存在感がありますね。エントランスホールもまずまずの大きさがあります。

また、外観デザインも繊細ですね。ガラス手摺中心の透明感はもちろんのこと、ガラス手摺だけのタイプ、コンクリ(手摺下部)併用タイプに加え、バルコニー床の側面までガラスを貼り下ろしたタイプまであり外観に動きがあります。

バルコニー戸境をホワイトのグリッドで囲っているあたりも良い点ですし、リビオつつじヶ丘タワーレジデンスを除けばエリア内では過去最高レベルの価格帯になることを少なからず考慮しているものと思われます。

如何せんスケールの小さな物件なので遠目からの存在感は高いとは言えないですし、全体的に間取り面(設計面)でもう少し頑張って欲しかったという思いもありますが…。

前回のエクセレントシティ調布つつじヶ丘

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-4-20_16-31-33_No-00.png
お部屋は56㎡の2LDK、東向き中住戸です。細い道路の向かいに3階・4階建という感じなので、この階だと多少の視界抜けが出てきます。ただ、真東向きなので日照時間は短めになります。

間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな大きさの2LDKで、居室配置などもごくごく一般的なものになります。

やはり共用廊下側の柱のアウトフレームがイマイチですし、東面に連窓サッシが採用されていないあたりも残念な点になるでしょう。このご時世ゆえとは言えども坪単価で優に300万円を超えているわけですからもう少し間取り面の"高級感、ワクワク感"みたいなものが欲しいところではないでしょうか。

ベッドルーム2の引き戸がきれいに開け放てるようになっているのは良い点です。

坪単価は333万円。ファミリータイプでも上層階のルーバル付のプランにはこの単価以上のものもありますが、こちらは一般的なスパンの中住戸でプラン的な魅力の高いものではなくファミリータイプに比べると単価が強いですね(当物件には30㎡台もあり、そちらはさらに単価が高くなっています)。

ただ、やはりエリア的にはファミリーニーズが最も多いと思うので"グロスが嵩まないから単価が高め"という単純な図式が通用しづらいところもあると思いますし、キテラタウン隣接とは言えども、ベースが柴崎駅徒歩5分・つつじヶ丘駅徒歩9分ということを考えると高く感じてしまいますね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターは付いており違和感はありません。ただ、300万円超の単価帯を考えると水回りの天然石天板仕様などの高級感があってもおかしくなかった印象ではあります。

管理費は318円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので小ぶりなスケールなりに高めの設定になっています。

駐車場は3台のみですが全て平置です。

0 Comments



Post a comment