デュオヒルズ谷在家ザ・ファースト【駅徒歩1分ランドマークなりの拘り】3階60㎡4,298万円(坪単価235万円)

続けて、デュオヒルズ谷在家ザ・ファースト。

設計は古沢建築工房、施工は多田建設です。

敷地面積600㎡弱、全戸60㎡そこそこの総戸数37戸という小ぶりな物件になります。
しかしながら、その谷在家駅徒歩1分の目立つポジションであることを考慮し、ホームページ等にも「駅前のランドマーク」を謳うだけあってデザインなどにはかなり気を使っていると感じますね。

敷地西側が尾久橋通り沿い(舎人ライナー沿い)となるポジションで、前回の記事で書いたように高い建物のない東側(内側)に配棟した全戸東向きの物件になるのですが、駅方向(尾久橋通り方向)から目立つ西側のデザインに力を入れており、特に天然石など質感豊かな素材をふんだんに用いたエントランスは目立ちますね。

小ぶりな物件ゆえにエントランスホールはこじんまりとしていますが、共用廊下側にもガラス手摺を用いたことで全体として洗練された印象を受ける物件です。デュオヒルズ戸塚もデザイン面での見どころが豊富でしたし、昨今フージャースは以前にも増してデザインに力を入れている様子が窺えます。

前回のデュオヒルズ谷在家ザ・ファースト

公式ホームページ
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お部屋は60㎡の3LDK、東向き中住戸です。東側隣接地は戸建であり、その先も戸建が連なる形になるのでこの階でも多少の視界抜けが出てくるでしょう。方角的に日照時間は長くはないものの、そのように低層建物が広がっているため低層階でも日照は得られますね。

間取りとしては、60㎡にギリギリ乗せた狭小感の強い3LDKになります。
ただ、共用廊下側の柱のアウトフレームが先ほどの角住戸に比べるときれいですので、有効面積の差はほとんどないでしょうね。

もちろん角住戸ではないので南や北に開口部を設けることは出来ませんが、居室配置なども同様に田の字ベースですし、きれいに扉を開け放つことのできるベッドルーム3の設計もやはり魅力的です。先ほどの角住戸には連窓サッシが採用されていなかったのに対し、こちらには採用されているため、引き戸を開いた場合の開放感はむしろこちらが上回っているのではないでしょうか。

坪単価は235万円。中住戸の方が多少面積が小さい(グロス価格が嵩まない)という影響もありそうですが、上述のように間取り的には中住戸の方が優れている部分もあるのか単価設定に大きな差はありません。

日照時間は短めですし、やはり3LDKとしてギリギリまで面積を絞ったからこその単価設定という印象にはなりますが、駅徒歩1分×舎人公園徒歩7分といったように立地的な特長のある物件なので違和感はないでしょう。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機は付いています。
また、この単価帯の物件ですのでトイレ手洗いカウンターなどもないのですが、ペーパーホルダーにスマホなどの小物が置けるスペースを確保したスマートペーパーホルダーが備わっているのは良い点でしょう。

管理費は253円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下としては高めで、スケールメリットの得られない小ぶりなスケールが影響しているものと思われます。

駐車場は身障者用を含む3台で全て平置になります。

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