ウィルローズ南浦和【都市計画道路沿いゆえのゆとりありまくりなエントランスアプローチ】2階54㎡4,098万円(坪単価250万円)
続けて、ウィルローズ南浦和。
設計は四季建築設計事務所、施工は合田工務店です。
40~60㎡台の総戸数51戸という小ぶりな物件ではあるものの、容積率200%エリア内でのものですので敷地面積自体は約1,500㎡と大き目です。
ただ、一方で高度地区等による斜線制限のため6階建しか実現出来ておらず、空地率は約45%とけして高くはありません。
当物件の敷地南側のエントランスは南側道路からかなりセットバックした位置に設けられており、見る人が見ればマンションのスケールなどからすれば分不相応なゆとりの空間と感じると思いますが、それもそのはずやはりそこは都市計画道路に伴うスペースになります。
都市計画道路大谷場高木線にかかっており、拡幅予定のため建物などが立てられないがゆえの余白なのです。ただ、エントランス周りはピロティ的な空間設計になっているので拡幅後(収用後)も道路(歩道)沿いからはワンクッションありますし、間接照明使いなどが上手な高いデザイン性も評価出来る点でしょう。
収用後は植栽部分の多くがなくなってしまうあたりも残念ではありますが…。
なお、外観デザインに関しては、縦横のグリッドラインを強調したもの、かつ、そのエントランス上部の基壇部には石調の質感豊かなマテリアルを採用したことでこの単価帯の物件としては見栄えのするものですね。
前回のウィルローズ南浦和。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の2LDK+S、西向き中住戸です。先ほどの北西角同様に西側は戸建ではあるものの、グラウンドレベルが一段高くなっているため、この階では視界は抜けませんし、日照への影響も伴うでしょう。
間取りは、さらなる狭小3LDK(2LDK+S)で、プレシス顔負けの限界ギリギリのファミリータイプになります。
柱は完全にアウトフレーム化されており、ここまで面積を絞っているなりの努力は窺えます。しかしながら、洋室1室が行灯部屋、もう1室も吹抜側(共用廊下側)のサービスルーム設計ということでかなり苦しいものと言わざるを得ませんね。
当物件はこのような西向き住戸に加え、東向きと南向きがあり、共用廊下(内廊下ではありません)は囲まれているため、吹抜を設けることで共用廊下側の開口部をより良いものにしようとしているのだと思いますが…。
また、純粋な廊下部分は短めではあるものの、LDドアがかなり玄関寄りにあることからお分かりのようにLDK内(12.2畳内)に実質的な廊下スペースが大き目に含まれていますし、収納もやはり少ないです。
洋室1・2の南側には上部固定棚(吊戸棚)を設置するなどの工夫がなされているあたりからはデベロッパーの努力が窺えはするものの、"そこまでしないとファミリータイプとしては成り立たない"ギリギリの物件という印象になるでしょう。
全室リビングインながらウォールドアなどの採用によりLDと一体利用しやすい(空間的な広がりが得やすい)設計にもなっていないですし、スパンのわりに開口部幅がイマイチな点も気になりますね。
坪単価は250万円。先ほどのお部屋と同じ水準で、低層階中住戸ということを考えるとやや強く感じてしまいます。やはり、ここまで面積を絞っているからこその単価設定という印象になるでしょうね。
柱が完全アウトフレーム化されたことによる効率性を鑑みれば実質坪単価はいくらか下に見るべきなのかもしれませんが、開口部の少なさや行灯部屋でトレードオフでしょう。
設備仕様面は、やや小ぶりな物件ですのでディスポーザーはありません。食洗機は付いていますが、この単価帯ですので水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもないシンプルなものになります。
管理費は195円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数51戸の小ぶりなスケールからすれば悪くないでしょう。
駐車場は全5台になります。
設計は四季建築設計事務所、施工は合田工務店です。
40~60㎡台の総戸数51戸という小ぶりな物件ではあるものの、容積率200%エリア内でのものですので敷地面積自体は約1,500㎡と大き目です。
ただ、一方で高度地区等による斜線制限のため6階建しか実現出来ておらず、空地率は約45%とけして高くはありません。
当物件の敷地南側のエントランスは南側道路からかなりセットバックした位置に設けられており、見る人が見ればマンションのスケールなどからすれば分不相応なゆとりの空間と感じると思いますが、それもそのはずやはりそこは都市計画道路に伴うスペースになります。
都市計画道路大谷場高木線にかかっており、拡幅予定のため建物などが立てられないがゆえの余白なのです。ただ、エントランス周りはピロティ的な空間設計になっているので拡幅後(収用後)も道路(歩道)沿いからはワンクッションありますし、間接照明使いなどが上手な高いデザイン性も評価出来る点でしょう。
収用後は植栽部分の多くがなくなってしまうあたりも残念ではありますが…。
なお、外観デザインに関しては、縦横のグリッドラインを強調したもの、かつ、そのエントランス上部の基壇部には石調の質感豊かなマテリアルを採用したことでこの単価帯の物件としては見栄えのするものですね。
前回のウィルローズ南浦和。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の2LDK+S、西向き中住戸です。先ほどの北西角同様に西側は戸建ではあるものの、グラウンドレベルが一段高くなっているため、この階では視界は抜けませんし、日照への影響も伴うでしょう。
間取りは、さらなる狭小3LDK(2LDK+S)で、プレシス顔負けの限界ギリギリのファミリータイプになります。
柱は完全にアウトフレーム化されており、ここまで面積を絞っているなりの努力は窺えます。しかしながら、洋室1室が行灯部屋、もう1室も吹抜側(共用廊下側)のサービスルーム設計ということでかなり苦しいものと言わざるを得ませんね。
当物件はこのような西向き住戸に加え、東向きと南向きがあり、共用廊下(内廊下ではありません)は囲まれているため、吹抜を設けることで共用廊下側の開口部をより良いものにしようとしているのだと思いますが…。
また、純粋な廊下部分は短めではあるものの、LDドアがかなり玄関寄りにあることからお分かりのようにLDK内(12.2畳内)に実質的な廊下スペースが大き目に含まれていますし、収納もやはり少ないです。
洋室1・2の南側には上部固定棚(吊戸棚)を設置するなどの工夫がなされているあたりからはデベロッパーの努力が窺えはするものの、"そこまでしないとファミリータイプとしては成り立たない"ギリギリの物件という印象になるでしょう。
全室リビングインながらウォールドアなどの採用によりLDと一体利用しやすい(空間的な広がりが得やすい)設計にもなっていないですし、スパンのわりに開口部幅がイマイチな点も気になりますね。
坪単価は250万円。先ほどのお部屋と同じ水準で、低層階中住戸ということを考えるとやや強く感じてしまいます。やはり、ここまで面積を絞っているからこその単価設定という印象になるでしょうね。
柱が完全アウトフレーム化されたことによる効率性を鑑みれば実質坪単価はいくらか下に見るべきなのかもしれませんが、開口部の少なさや行灯部屋でトレードオフでしょう。
設備仕様面は、やや小ぶりな物件ですのでディスポーザーはありません。食洗機は付いていますが、この単価帯ですので水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもないシンプルなものになります。
管理費は195円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数51戸の小ぶりなスケールからすれば悪くないでしょう。
駐車場は全5台になります。
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