ライオンズ中浦和フォレストフォート【アプローチから中庭、さらに外観にも木目調】4階67㎡4,670万円(坪単価229万円)
続けて、ライオンズ中浦和フォレストフォート。
設計は安宅設計、施工は斎藤工業で直床になります。
最高高さ20m制限エリアの7階建なので直床がマストな状況です。同様事例は数多くあり、ホワイトマークス溝の口などの際にも言及していますが、6階建で同容積率を満たそうとすると空地が小さくならざるを得ないので必ずしも悪いことばかりではありません(7階建だと天井高も2.4mと低くなりますけど…)。
※超例外的に最大天井高2.3mまで下げた二重床としていた物件としてレ・ジェイド浦和があります。あれは驚きました。
当物件の最大の特徴になるのが、その「フォレストフォート」という名称にも表れた植栽計画でしょう。
別所沼公園の森をモチーフに樹形の美しい高木10本を主体にしたもので、前回の記事で書いたような”現状の住居系地域らしからぬ志木街道沿いの景観”へ与える影響は小さくありません。
緑が深い部分は多くなく、緑化面積はけして大きくはないのですが、4,000㎡弱という広大な敷地の北側(志木街道沿い)に高木を多く配し、エントランス前に広場状の空地を大々的に設けたことでマンションにお住まいになる方はもちろんのこと、街道沿いを通る近隣住民にとっても非常に魅力的なものになるはずです。
ちなみに、前回の記事でもちらっと述べたように志木街道は都市計画道路による拡幅計画があり、今後事業化するとこの豊かなエントランスアプローチの大半が収用されることとなります(ただ、周りの道路沿いギリギリに立っている戸建などが近々なくなるとは思えないですし、事業化までの時間はかなりかかりそうな気はします)。
拡幅により今よりも幅のある歩道が整備されるなどのメリットはありますが、このエントランスアプローチが当物件の最大の魅力と言っても過言ではないのでそこはやはり気になるところではありますね。
ただ、当物件の特長はそれにとどまらず特にデザインにはかなりの拘りを感じますね。
木立の間を抜けるその屋外のエントランスアプローチにウッドデッキを思わせる木目調のタイルを採用しただけでなく、エントランスゲートには石積みのようなウォール(飾り壁)を施しているので重厚感と高級感に溢れています。
また、エントランスホールの先にある中庭空間(共用廊下に囲まれた日々目に留まる重要なスペース)もエントランスアプローチと同じく床面を木目調で仕上げ、公園を散策するような連続性を持たせているあたりも絶妙ですね。中庭中央にはシンボルツリーが設けられ、エントランスホールからはガラスを介して中庭の借景が望めるようにもなっています。
外観デザインに関してもホワイトを基調とした爽やかさの中に木目調のタイルや軒裏をアクセントとしたことで存在感を高めることが出来ていますし、近年あまり見かけることのないスケール感のあるライオンズ(首都圏の過去5年内で総戸数100戸超のライオンズはライオンズ川口並木グランゲート、ライオンズ横濱瀬谷ステーションスクエアの2物件だけ)なりに力を入れた物件という印象になります。
また、共用施設としてはラウンジスペースがあり、半個室のような居心地の良さそうな形状になっているのも魅力的ですね。
前回のライオンズ中浦和フォレストフォート。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側はアパート敷地内の無舗装の青空駐車場で、景観的には今一つですが、この階だと高架(JR武蔵野貨物線)の先まで視界が抜けるぐらいの良好なポジションになります。
前回の記事で書いたように”抜け”がある分、音の影響は生じますが、それを補って余りあるぐらいの南面条件ではあるでしょう。
間取りは70㎡に満たないやや小ぶりな3LDKで、共用廊下側の柱の食い込みも普通にあります。
ただ、洋室2側の柱はアウトフレーム化されていますし、バルコニー側には連窓サッシ、しかもLD側だけでサッシ2枚半確保出来ているのは評価できる点でしょうね。
連窓サッシの方立ては小さ目、かつ、ウォールドアが採用されているので洋室3は柔軟な使い方が可能です。
坪単価は229万円。東や西の低層階中住戸は200万円そこそこですので、南向きなりのそこそこの水準になります。
ただ、前回の記事でも書いたように、共用面・デザイン面などのパフォーマンスを加味すればこのご時世なりに現実的な設定だと思います。
ちなみに、第1期は32戸の供給とのことで、最近まで近隣のそのオハナ中浦和が分譲を行っていたことを考えればまずまずのスタートになるでしょうか(むろん契約率次第ではあるでしょう)。
設備仕様面は、総戸数100戸超でディスポーザーがないのは残念ですね。近いスケールのオハナ中浦和に右へ倣えしている感がありますが、こちらの方がお値段も立派ですんで…。
水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもないシンプルなものです。ライオンズらしく換気機能付玄関ドアなどのパッシブ仕様やライオンズマイボックスなどは備わっています。
管理費は240円/㎡。そのようなスケールがありながらディスポーザーなしの外廊下での水準ですので少々割高感を覚えますね。ちなみに、エレベーター2基で総戸数111戸ならば一般的ですね。
駐車場は全55台で内訳は平置8台、機械式47台になります。
設計は安宅設計、施工は斎藤工業で直床になります。
最高高さ20m制限エリアの7階建なので直床がマストな状況です。同様事例は数多くあり、ホワイトマークス溝の口などの際にも言及していますが、6階建で同容積率を満たそうとすると空地が小さくならざるを得ないので必ずしも悪いことばかりではありません(7階建だと天井高も2.4mと低くなりますけど…)。
※超例外的に最大天井高2.3mまで下げた二重床としていた物件としてレ・ジェイド浦和があります。あれは驚きました。
当物件の最大の特徴になるのが、その「フォレストフォート」という名称にも表れた植栽計画でしょう。
別所沼公園の森をモチーフに樹形の美しい高木10本を主体にしたもので、前回の記事で書いたような”現状の住居系地域らしからぬ志木街道沿いの景観”へ与える影響は小さくありません。
緑が深い部分は多くなく、緑化面積はけして大きくはないのですが、4,000㎡弱という広大な敷地の北側(志木街道沿い)に高木を多く配し、エントランス前に広場状の空地を大々的に設けたことでマンションにお住まいになる方はもちろんのこと、街道沿いを通る近隣住民にとっても非常に魅力的なものになるはずです。
ちなみに、前回の記事でもちらっと述べたように志木街道は都市計画道路による拡幅計画があり、今後事業化するとこの豊かなエントランスアプローチの大半が収用されることとなります(ただ、周りの道路沿いギリギリに立っている戸建などが近々なくなるとは思えないですし、事業化までの時間はかなりかかりそうな気はします)。
拡幅により今よりも幅のある歩道が整備されるなどのメリットはありますが、このエントランスアプローチが当物件の最大の魅力と言っても過言ではないのでそこはやはり気になるところではありますね。
ただ、当物件の特長はそれにとどまらず特にデザインにはかなりの拘りを感じますね。
木立の間を抜けるその屋外のエントランスアプローチにウッドデッキを思わせる木目調のタイルを採用しただけでなく、エントランスゲートには石積みのようなウォール(飾り壁)を施しているので重厚感と高級感に溢れています。
また、エントランスホールの先にある中庭空間(共用廊下に囲まれた日々目に留まる重要なスペース)もエントランスアプローチと同じく床面を木目調で仕上げ、公園を散策するような連続性を持たせているあたりも絶妙ですね。中庭中央にはシンボルツリーが設けられ、エントランスホールからはガラスを介して中庭の借景が望めるようにもなっています。
外観デザインに関してもホワイトを基調とした爽やかさの中に木目調のタイルや軒裏をアクセントとしたことで存在感を高めることが出来ていますし、近年あまり見かけることのないスケール感のあるライオンズ(首都圏の過去5年内で総戸数100戸超のライオンズはライオンズ川口並木グランゲート、ライオンズ横濱瀬谷ステーションスクエアの2物件だけ)なりに力を入れた物件という印象になります。
また、共用施設としてはラウンジスペースがあり、半個室のような居心地の良さそうな形状になっているのも魅力的ですね。
前回のライオンズ中浦和フォレストフォート。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側はアパート敷地内の無舗装の青空駐車場で、景観的には今一つですが、この階だと高架(JR武蔵野貨物線)の先まで視界が抜けるぐらいの良好なポジションになります。
前回の記事で書いたように”抜け”がある分、音の影響は生じますが、それを補って余りあるぐらいの南面条件ではあるでしょう。
間取りは70㎡に満たないやや小ぶりな3LDKで、共用廊下側の柱の食い込みも普通にあります。
ただ、洋室2側の柱はアウトフレーム化されていますし、バルコニー側には連窓サッシ、しかもLD側だけでサッシ2枚半確保出来ているのは評価できる点でしょうね。
連窓サッシの方立ては小さ目、かつ、ウォールドアが採用されているので洋室3は柔軟な使い方が可能です。
坪単価は229万円。東や西の低層階中住戸は200万円そこそこですので、南向きなりのそこそこの水準になります。
ただ、前回の記事でも書いたように、共用面・デザイン面などのパフォーマンスを加味すればこのご時世なりに現実的な設定だと思います。
ちなみに、第1期は32戸の供給とのことで、最近まで近隣のそのオハナ中浦和が分譲を行っていたことを考えればまずまずのスタートになるでしょうか(むろん契約率次第ではあるでしょう)。
設備仕様面は、総戸数100戸超でディスポーザーがないのは残念ですね。近いスケールのオハナ中浦和に右へ倣えしている感がありますが、こちらの方がお値段も立派ですんで…。
水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどもないシンプルなものです。ライオンズらしく換気機能付玄関ドアなどのパッシブ仕様やライオンズマイボックスなどは備わっています。
管理費は240円/㎡。そのようなスケールがありながらディスポーザーなしの外廊下での水準ですので少々割高感を覚えますね。ちなみに、エレベーター2基で総戸数111戸ならば一般的ですね。
駐車場は全55台で内訳は平置8台、機械式47台になります。
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