ジオ一番町【なんでこんな間取りになるのかね】45㎡7,590万円(坪単価561万円)
続けて、ジオ一番町。
設計・施工はアイサワ工業、デザイン監修は長谷建築設計事務所で、今年3月竣工済の完成売りになります。
長谷建築設計事務所はやはりオプレジでの実績が主ではあるのですが、ジオ千代田大手町、ジオ美しが丘二丁目ヒルズ、ジオ杉並松庵などのジオシリーズの高額ラインにも多く携わっています。
こちらのデザイン面での最大の特長は、王友荘側からも良く見えるダイレクトサッシでしょう。
先ほど取り上げた南西角住戸とその隣の北西角住戸の西面にはダイレクトサッシが全フロア(1階除く)に渡り連続しており、高額なレジデンスであることが一目見て分かるものとなっています。
前回の記事で述べたように、内部(室内)から見るとサッシ高などに物足りなさを感じてはしまうのですが、外観的には十分なインパクトのあるもので、ベージュ及びブラックの石調タイル(色むらのあるタイプで単調な見た目になっていないのが良いですね)を基調とした質感のある外壁と合わせることで高い存在感を放つことが出来ています。
敷地面積440㎡ほどの小規模物件ですのでエントランスはごくごく一般的なスケールでしかないのですが、ホール脇にはエントランスラウンジ(ブックライブラリー)が設けられておりデザイン的にも高額物件らしい雰囲気の良いものです。
前回のジオ一番町。
公式ホームページ

お部屋は45㎡の1LDK、南東角住戸です。敷地南東部、いずれの面も接道していない囲まれ感のある低層階住戸なのですが、南側前建は2~3階建なので、建て変わったりしない限りは日照が得られるポジションになります。
間取りは40㎡台中盤の1LDKで、2階(もっと少し小さな面積のものがあり1フロア4戸)を除いた1フロア3戸フロア(3~11階。ちなみに1階は2戸)のプランの中では最も小さなものになります。
専有部形状及び居室配置は見ての通りかなり個性的ですね。
囲まれ感の強いポジションを考慮した設計でもあるのでしょうが、バルコニーをこんな風に分ける必要はないでしょうし、西側の先ほどのプランとの兼ね合い(というかあちらもけして良い設計ではない…)もあれど、もう少し”普通”には出来なかったのかと思ってしまいます。
見る分には面白いですけど…。
廊下は短く、玄関はゆったり、また、洗面所からの動線で窓のあるトイレなど水回りは上手にまとまっている印象です。
しかしながら、メインとなるLDや洋室があまりに…。
窓や形状に難がありつつもまだ一般的な形状のLDはまだしも洋室はなんでこんななのか…。明らかにツッコミを待っているとしか思えない形状(窓)です…。
坪単価は561万円。こういった低層階は将来的に南側がもっと高い建物になるリスクがあり、そういったあたりも考慮した水準と言えるでしょう。ただ、王友荘側は低層でも600万円台後半ですので、借景を云々を抜きにしても単価差は大きく、番町アドレスの新築でのこの単価が現実的ですね。
近隣のコンパクト目の供給としては、麹町アドレスにはなりますがザ・パークハウス麹町テラスが平均坪単価約650万円(テラスよりも面積帯が大きいが、ザ・パークハウス麹町レジデンスはさらに高い約755万円)といった感じで、囲まれ感のある低層階50㎡台がこのお部屋と同じぐらいの水準でした。
そういった点からも、こちらは番町アドレス重視の方であれば比較的検討しやすい水準と言えるでしょう。
まぁ、この変な間取りと前建リスクあっての水準なのだとは思いますが…。
設備仕様面は、小規模、かつ、ほぼ40〜60㎡台の構成でディスポーザーが付いているのは立派ですし、それ以外も食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板はもちろんのこと、キッチンカップボード、LDビルトインエアコン、天然石などを用いた浴室(いわゆる日ポリ化工のもの)と単価帯なりの違和感のないものです。
管理費は508円/㎡。小規模ながらディスポーザー付、かつ、内廊下のため高額ですが、このエリアこの単価帯の物件では何ら珍しい水準ではありません。
駐車場は身障者用の1台のみになります。
設計・施工はアイサワ工業、デザイン監修は長谷建築設計事務所で、今年3月竣工済の完成売りになります。
長谷建築設計事務所はやはりオプレジでの実績が主ではあるのですが、ジオ千代田大手町、ジオ美しが丘二丁目ヒルズ、ジオ杉並松庵などのジオシリーズの高額ラインにも多く携わっています。
こちらのデザイン面での最大の特長は、王友荘側からも良く見えるダイレクトサッシでしょう。
先ほど取り上げた南西角住戸とその隣の北西角住戸の西面にはダイレクトサッシが全フロア(1階除く)に渡り連続しており、高額なレジデンスであることが一目見て分かるものとなっています。
前回の記事で述べたように、内部(室内)から見るとサッシ高などに物足りなさを感じてはしまうのですが、外観的には十分なインパクトのあるもので、ベージュ及びブラックの石調タイル(色むらのあるタイプで単調な見た目になっていないのが良いですね)を基調とした質感のある外壁と合わせることで高い存在感を放つことが出来ています。
敷地面積440㎡ほどの小規模物件ですのでエントランスはごくごく一般的なスケールでしかないのですが、ホール脇にはエントランスラウンジ(ブックライブラリー)が設けられておりデザイン的にも高額物件らしい雰囲気の良いものです。
前回のジオ一番町。
公式ホームページ

お部屋は45㎡の1LDK、南東角住戸です。敷地南東部、いずれの面も接道していない囲まれ感のある低層階住戸なのですが、南側前建は2~3階建なので、建て変わったりしない限りは日照が得られるポジションになります。
間取りは40㎡台中盤の1LDKで、2階(もっと少し小さな面積のものがあり1フロア4戸)を除いた1フロア3戸フロア(3~11階。ちなみに1階は2戸)のプランの中では最も小さなものになります。
専有部形状及び居室配置は見ての通りかなり個性的ですね。
囲まれ感の強いポジションを考慮した設計でもあるのでしょうが、バルコニーをこんな風に分ける必要はないでしょうし、西側の先ほどのプランとの兼ね合い(というかあちらもけして良い設計ではない…)もあれど、もう少し”普通”には出来なかったのかと思ってしまいます。
見る分には面白いですけど…。
廊下は短く、玄関はゆったり、また、洗面所からの動線で窓のあるトイレなど水回りは上手にまとまっている印象です。
しかしながら、メインとなるLDや洋室があまりに…。
窓や形状に難がありつつもまだ一般的な形状のLDはまだしも洋室はなんでこんななのか…。明らかにツッコミを待っているとしか思えない形状(窓)です…。
坪単価は561万円。こういった低層階は将来的に南側がもっと高い建物になるリスクがあり、そういったあたりも考慮した水準と言えるでしょう。ただ、王友荘側は低層でも600万円台後半ですので、借景を云々を抜きにしても単価差は大きく、番町アドレスの新築でのこの単価が現実的ですね。
近隣のコンパクト目の供給としては、麹町アドレスにはなりますがザ・パークハウス麹町テラスが平均坪単価約650万円(テラスよりも面積帯が大きいが、ザ・パークハウス麹町レジデンスはさらに高い約755万円)といった感じで、囲まれ感のある低層階50㎡台がこのお部屋と同じぐらいの水準でした。
そういった点からも、こちらは番町アドレス重視の方であれば比較的検討しやすい水準と言えるでしょう。
まぁ、この変な間取りと前建リスクあっての水準なのだとは思いますが…。
設備仕様面は、小規模、かつ、ほぼ40〜60㎡台の構成でディスポーザーが付いているのは立派ですし、それ以外も食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板はもちろんのこと、キッチンカップボード、LDビルトインエアコン、天然石などを用いた浴室(いわゆる日ポリ化工のもの)と単価帯なりの違和感のないものです。
管理費は508円/㎡。小規模ながらディスポーザー付、かつ、内廊下のため高額ですが、このエリアこの単価帯の物件では何ら珍しい水準ではありません。
駐車場は身障者用の1台のみになります。