リビオタワー羽沢横浜国大【貴重な都心直通徒歩1分×抜群の眺望とサッシ高】23階83㎡9,698万円(坪単価386万円)

リビオタワー羽沢横浜国大。

所在地:神奈川県横浜市神奈川区羽沢南2-508他(地番)
交通:羽沢横浜国大駅徒歩1分
用途地域:準工業地域
階建・総戸数:地上23階地下1階建、357戸(募集対象外住戸7戸含む。他店舗等(区画数未定))

言わずと知れた新駅「羽沢横浜国大駅」の目の前に誕生するタワーレジデンスになります。

当物件自体は23階建総戸数357戸ということでタワマンとして並程度のスケール(高さ的には低い方)でしかないのですが、駅前再開発の総開発面積は約16,000㎡に及びます。駅前はまさに谷になっているのは少々気にはなるのですが、そこを逆手にとった「ハザワバレー」という街の名称も素敵ですね。

2019年に羽沢横浜国大駅が出来るまでは陸の孤島だったエリアですし、環状2号や複数の線路が横断するエリアなので駅前はまだまだ寂しい印象にはなります。
ただ、相鉄・JR直通線に続き、2023年3月には相鉄・東急直通線が開業予定で、都心直通駅徒歩1分の利便性は言うまでもないことですし、再開発に伴い商業施設も設けられますのでコンパクトシティとしての魅力は十分でしょう。
※ちなみに、横浜市内の都心直通駅徒歩1分のタワマン(20階建以上)は過去8物件しかありません。直近のザ・タワー横浜北仲(馬車道駅)を初めとして、みなとみらいミッドスクエアタワーレジデンス(みなとみらい駅)、MMタワーズフォレシスR(みなとみらい駅)、ロイヤルタワー横濱鶴見(鶴見駅・京急鶴見駅)、横浜タワーリングスクエア(平沼橋駅)、横浜ヘリオスタワー(上大岡駅)、横浜シーナリータワー(新杉田駅)、パークスクエア横浜(石川町駅)というラインナップになります。むろん横浜駅のようなターミナル駅では駅徒歩1分は難しいですし、特定の条件がそろうことで実現出来るものということが分かりますね。

当物件の下部にはスーパーも入る予定ですし(ホームページでは言及を避けていますが、ハザワバレーのオフィシャルサイトでは「食品スーパーが入店予定」と記載されています)、他にも店舗が数区画(子育て支援施設、大学活動・農業活動支援施設、医療施設なども予定されている)、西側にはドラッグストア(クリエイト。オープン済)に加えクリニックモールが入居予定となっています。
※当物件の下部に入る商業施設はこの地に縁のある寺田倉庫プロデュースで、寺田倉庫として初の試みになるのですが、寺田倉庫は天王洲アイルのウォーターフロント開発での実績があり、そのセンスの良さやトレンドへの敏感さ(新しいものや先進的なものを取り入れる意識の高さ)は確かと感じているので、期待できるのではないでしょうか。

なお、駅からの道程は普通(?)のフラットアプローチで、デッキ直結などではないので屋根などはありません。ただ、駅前には約3,100㎡(駅前広場とそれに隣接する当物件の空地部分の合計)の広場が予定されており、アプローチは道路や信号を渡る必要のない広場(プロムナード)経由になるという点はやはり魅力ですね。レンガ調の駅舎はお洒落ですし、駅前の雰囲気の良さ新しい駅だからこそのものでしょう。

通学区は、上星川小学校で徒歩10分ほどの距離感になるでしょう。起伏のきついアプローチになりますし、このあたりはやはり従前何もなかったエリアゆえのデメリットになります。

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-6-2_9-39-2_No-00.png
お部屋は83㎡の4LDK、南東角住戸です。東側は貨物線などの線路の影響がありますがそれを考慮し二重サッシが採用されていますし、この物件以外に高い建物のないエリアになりますので、この最上階住戸からの眺望は抜群以外の何物でもありません。

南西方向にかけてもう少しだけこの再開発エリアと同じ準工業地域が広がってはいますが、南側や東側はほぼほぼ住居系地域(駅がなかった頃から戸建を中心とした低層住宅街が広域に渡り広がっている)になっており、将来に渡り眺望が保たれるであろうポジションになります。南西方向には富士山、南方向には横浜駅やみなとみらいの高層ビル群などが望めますね。
なお、そのように周辺エリアと比べると20m程度も標高が低い谷ポジションにはなりますが、そのように高い建物が一切なく、眼下には小さな建物ばかりなので、高さを感じにくいということもなさそうです。

間取りはそのようなポジションが加味され物件内で最も大きなものになっています。
当物件は最上階だからといって100㎡超のプレミアム住戸などが用意されているということはなく、当プランも上から下までありますね。

83㎡は4LDKとしてはけして大きな方ではありませんが、柱のアウトフレームが行き届いたプランですし、全方位に住戸を設けたタワマンの角住戸としては廊下が長過ぎるということもありません。
基本となる4LDKタイプだとオープンキッチンにならないのは残念ではあるものの、LD単体で14.1畳確保出来ているのは悪くないですし、洋室4室中3室がノンリビングインなのも良いバランスだと思います。
収納はこの面積帯にしてはやや少なめな印象にはなりますけれどもね。

最大の特長はサッシ高でしょう。天井高も2.7m(最上階。他階は2.5m)と高いのですが、天井高よりもインパクトがあるのがサッシ高で、最上階は掃き出し窓が2.35m、コーナー部のダイレクトサッシになるとなんと2.46mもあります。都心一等地の超高額物件でもなかなか見ることの出来ない高仕様ですね。
最上階以外でも掃き出し2.19m、コーナー部は2.26mという好仕様で、これらが当物件の大きな付加価値になるのは間違いないでしょう。眺望を最大限享受できるとても気持ちの良いものになります。

一方で、気になるのは玄関でしょう。
玄関の下足スペースはこじんまりとしており、物件内で目玉となる角住戸プランでもありますのでもう少しゆとりある設計にしてほしかったですね。

また、4LDKにしている以上、難しいところでもあるのですが、80㎡台ならば浴室は1418ではなく1620が望ましかったとも思います。

坪単価は386万円。低層階でも330万円ほど、中層階になると350万円といった感じですので、この最上階はサッシ高が20cm程度も高いことを考えると意外にもプレミアムが小さい印象になります。そのようにいわゆるプレミアム住戸ではない(プランにワンランク上のゆとりがあったり、室内の設備仕様グレードが高かったりということがない)ことやエリア的に予算青天井の検討者が限られている(ほとんどいない?)ことが加味された結果なのだと思いますが、天井高・サッシ高は頭1つ抜けていますので1億に乗っていてもおかしくなかったと思いますね。

駅の北側には農業専用地域(市街化調整区域)が広がったエリアですし、今後も開発は限られるため誰しもが憧れるような街になることはないのだと思いますが、東急・JRによる都心直通駅徒歩1分の利便性は言わずもがな、かつ、ドレッセタワー新綱島の際に述べたように"新横浜駅(新幹線)へのアクセス性の高さ"も大きな武器(貴重な武器)になるのでこの水準でも違和感はないでしょう。

0 Comments



Post a comment