葛西グリーンフィールドプロジェクト【緑に緑を重ねたランドプラン】4階68㎡4,898万円(坪単価239万円)

続けて、葛西グリーンフィールドプロジェクト。

設計は湊綜合建築設計、施工は菊池建設です。

当物件の最大の特長は、やはり総合レクリエーション公園が目の前徒歩1分になるという点ですが、当物件にとっての緑(グリーン)はそれに止まらず、敷地内のグリーンも充実しています。

エントランス周りには南葛西通り沿いの並木と連動する形でふんだんに緑が設けられますし、アプローチも深くゆとりあるものとなっているので見栄えのするものです。
エントランスがシックなトーンの袖壁と大庇でデザインされているのも秀逸で、私が知る限りにはなりますがこれまでのセンチュリー(になるよね?)シリーズの中で一位二位を争う出来ではないでしょうか。

著名なデザイナー(デザイン監修)を起用しているわけではないので、外観に関してはとりわけセンス(別の言い方をすれば「今時のデザイン」)を感じることはないのですが、複数あるタイルパターン(特に柱型に用いた大樹をイメージしたという茶系のタイルの存在感がある)がとても繊細ですし、バルコニー側(西側)、共用廊下側(東側)共にマリオンで縦のラインを強調するなどかなり手の込んだデザインになっていますね。

また、敷地面積2,000㎡弱というそこそこのスケール感を生かし、敷地南西部にはプライベートガーデン、さらに駐車場全30台が平置というのも当物件の特長の1つになるでしょう。南北に長い敷地形状のため全戸西向きになっており、駅距離のある物件でありながら南向き住戸率が低いのはウィークポイントの1つであることは確かです。
しかしながら、西向き住戸の一部からはプライベートガーデンを望むことが出来ますし、そのように西側に駐車場を施すことで前建までの離隔が図れているのも良い点になるでしょう。

前回の葛西グリーンフィールドプロジェクト

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-6-5_10-36-8_No-00.png
お部屋は68㎡の3LDK、西向き中住戸です。西側は接道してはいないのですが、この階でも2~3階建の前建(戸建)を越えますし、そのように手前に当物件の平置駐車場を施すことで離隔が図れています。

間取りはいわゆる田の字ベースの横長リビングタイプになります。ただ、共用廊下側の柱までアウトフレームされているのが素晴らしいですね。
洋室3の脇に柱が存在しているため完全アウトフレームではないのですが、70㎡に満たないなりに効率性に重きを置いた設計になっているのは好感が持てますし、先ほどのプラン同様にバルコニーを第二のリビングに位置付けているため、そういった空間を有効活用できそうな方にとっては専有面積以上の使い勝手が期待できるでしょう。

坪単価は239万円。低層階なりに物件平均よりも幾らか安い水準です。柱のアウトフレーム具合からすれば実質坪単価はもう少し下に考えて良いように思いますね。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗い器、さらに浴室のフラットラインLED照明などかなり充実しています。
このぐらいのスケールがあってもこの価格帯だとディスポーザーがない物件は少なくないですし、それ以外の設備からもデザインや高級感へのこだわりを感じることが出来ます。

管理費は197円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付でのものですので、リーズナブルな方だと思います。総戸数83戸のそこそこのスケールメリットに加え、全てを平置とした駐車場が功を奏しているのでしょう。
この戸数だとエレベーターも1基がちょうど良く、そういった点(点検メンテナンスコスト)もランニングコストへ良い影響を与えているはずです。

駐車場は身障者用1台含む全30台で平置になります。

0 Comments



Post a comment