ザ・浅草レジデンス【高容積率エリアの下駄履きゆえの窮屈なランドプラン】11階55㎡9,000万円(坪単価537万円)
続けて、ザ・浅草レジデンス(THE ASAKUSA RESIDENCE)。
設計・施工は西武建設です。
2〜3階には20㎡台のワンルームもありはしますが、50~70㎡台が主となる総戸数113戸ということで建物自体はそこそこのスケールがあります。
ただ、高容積率(700%)の商業地域ゆえに可能なスケールであるのは確かで敷地面積自体は1,000㎡ほど、また、空地率約25%でしかないランドプランに窮屈感があるのも否定できません。
まぁ、このあたりは住不に限らずどのデベロッパーがやっていても容積率を出来るだけ確保することを念頭に敷地目一杯に建築されるでしょうし、1階部分は国際通り沿いを中心に店舗スペースに大きな面積を割くのも納得ではあるのですが、総戸数113戸のスケールからすればエントランスはもう少しゆとりあるものになっていてもおかしくなかったという思いはありますね。
外から見ると3層吹抜のガラスウォールが目を惹くデザインで、門型のゲートになっているあたりも住不120%です。ただ、エントランスホール自体は普通に1層ですし二次元的にもやや小ぶりな印象になります。
エントランスホール内のデザインは、白の格子天井やレンガタイルを用いるなど多少なりとも高級感を意識した印象ではあるものの、前回の記事で書いたように1億台半ばまである物件ですのでもうひと工夫(富裕層の心をくすぐるようなポイント)あって欲しかったなと。
そもそも上層階の一部住戸にはコーナーサッシ(ダイレクトサッシ)などが採用されていてもおかしくなかったように思いますし、共用廊下も外廊下なんだなぁ…。
前回のザ・浅草レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。隅田川沿いには高い建物がありますし、距離もあるのでいわゆる隅田川ビューではありませんが、スカイツリーや花火が望める魅力的なポジションです。
間取りは50㎡台中盤の平均的な2LDKで、スパンはやや短めながら玄関周りを共用廊下からセットバックしたことで住不らしい効率的なものになっています。
柱のアウトフレームも良好であることも功を奏し、LD単体で10畳超、かつ、収納を充実させることが出来ているのも良いですね。
先ほどのプラン同様に派手さ(インパクト)はありませんが、L字型のキッチンも良いですね。
共用廊下はそのように外廊下なので採光が得られないわけではないのですが、西側には西向き住戸群があることで十分な採光が得られずサービスルーム扱いになっています。
坪単価は537万円。50㎡台の西向き(国際通り向き)の低層階でも471万円という水準ですので、眺望面のプレミアムは思っていたよりも大きくありません(住不ならばもっと強気な設定でもおかしくなかった)。
ただ、前回の記事で述べたように、そもそもの下限水準が立派な物件で、近年の浅草界隈の供給事例と比べたらやっぱり立派な水準と感じますし、それに加え、東側は接道しておらず、同商業地域のため将来的に安泰とは言えないことも加味してのものでしょうか。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、天然石のキッチン天板、トイレ手洗いカウンターなどが備わっているので大きな違和感はありません(ワンルームには天然石天板やトイレ手洗いカウンターなどはありません)。
ただ、坪単価500万円台中心、高いものだと600万円台になっていることを考えると平凡で、やや寂しい思いはありますね。
管理費は383円/㎡。ディスポーザー付ではありますが、外廊下ですしもちろん各階ゴミ置場などもありませんので高いですね。総戸数100戸超のスケールメリットが感じられません。
駐車場は全26台で機械式になります。26台の中には身障者用1台、非分譲住戸用6台、店舗用2台が含まれます。
設計・施工は西武建設です。
2〜3階には20㎡台のワンルームもありはしますが、50~70㎡台が主となる総戸数113戸ということで建物自体はそこそこのスケールがあります。
ただ、高容積率(700%)の商業地域ゆえに可能なスケールであるのは確かで敷地面積自体は1,000㎡ほど、また、空地率約25%でしかないランドプランに窮屈感があるのも否定できません。
まぁ、このあたりは住不に限らずどのデベロッパーがやっていても容積率を出来るだけ確保することを念頭に敷地目一杯に建築されるでしょうし、1階部分は国際通り沿いを中心に店舗スペースに大きな面積を割くのも納得ではあるのですが、総戸数113戸のスケールからすればエントランスはもう少しゆとりあるものになっていてもおかしくなかったという思いはありますね。
外から見ると3層吹抜のガラスウォールが目を惹くデザインで、門型のゲートになっているあたりも住不120%です。ただ、エントランスホール自体は普通に1層ですし二次元的にもやや小ぶりな印象になります。
エントランスホール内のデザインは、白の格子天井やレンガタイルを用いるなど多少なりとも高級感を意識した印象ではあるものの、前回の記事で書いたように1億台半ばまである物件ですのでもうひと工夫(富裕層の心をくすぐるようなポイント)あって欲しかったなと。
そもそも上層階の一部住戸にはコーナーサッシ(ダイレクトサッシ)などが採用されていてもおかしくなかったように思いますし、共用廊下も外廊下なんだなぁ…。
前回のザ・浅草レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は55㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。隅田川沿いには高い建物がありますし、距離もあるのでいわゆる隅田川ビューではありませんが、スカイツリーや花火が望める魅力的なポジションです。
間取りは50㎡台中盤の平均的な2LDKで、スパンはやや短めながら玄関周りを共用廊下からセットバックしたことで住不らしい効率的なものになっています。
柱のアウトフレームも良好であることも功を奏し、LD単体で10畳超、かつ、収納を充実させることが出来ているのも良いですね。
先ほどのプラン同様に派手さ(インパクト)はありませんが、L字型のキッチンも良いですね。
共用廊下はそのように外廊下なので採光が得られないわけではないのですが、西側には西向き住戸群があることで十分な採光が得られずサービスルーム扱いになっています。
坪単価は537万円。50㎡台の西向き(国際通り向き)の低層階でも471万円という水準ですので、眺望面のプレミアムは思っていたよりも大きくありません(住不ならばもっと強気な設定でもおかしくなかった)。
ただ、前回の記事で述べたように、そもそもの下限水準が立派な物件で、近年の浅草界隈の供給事例と比べたらやっぱり立派な水準と感じますし、それに加え、東側は接道しておらず、同商業地域のため将来的に安泰とは言えないことも加味してのものでしょうか。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、天然石のキッチン天板、トイレ手洗いカウンターなどが備わっているので大きな違和感はありません(ワンルームには天然石天板やトイレ手洗いカウンターなどはありません)。
ただ、坪単価500万円台中心、高いものだと600万円台になっていることを考えると平凡で、やや寂しい思いはありますね。
管理費は383円/㎡。ディスポーザー付ではありますが、外廊下ですしもちろん各階ゴミ置場などもありませんので高いですね。総戸数100戸超のスケールメリットが感じられません。
駐車場は全26台で機械式になります。26台の中には身障者用1台、非分譲住戸用6台、店舗用2台が含まれます。
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