リビオレゾン三ノ輪パークフロント【デザインにも拘りを感じるクランクインアプローチ】7階45㎡4,780万円(坪単価350万円)

続けて、リビオレゾン三ノ輪パークフロント。

設計はDi-Frame、施工は松井建設です。

前回の記事で述べたように敷地面積300㎡そこそこのかなりの小規模物件にはなるのですが、30~50㎡台のみの構成で、駐車場は1台分、また、駐輪場も39台分と少な目にしていることもあってか(ファミリータイプ中心の物件だと戸あたり2台分あるのが一般的ですが、そうでない場合はそれよりも台数を減らせる)、エントランスアプローチに特色を持たせる余裕が生まれています。

敷地東側に設けられたエントランスアプローチは、かなり奥行(南北方向)のあるクランクイン設計、かつ、アプローチサイドの壁面を立ち上げたゲート風のデザインを採用しているので高級感が窺えますね。

基壇部はダーク系タイルと間接照明を用いているため、重厚感もありますし、東盛公園の木々とも連動する植栽もいい雰囲気でしょう。

エントランスホール内部は30~50㎡台のみの総戸数32戸というスケールなりの小ぶりなものにはなりますが、質感豊かな床材に加え透かし積みブロックなどのマテリアルを用いた雰囲気のある空間で、大きな窓面から公園側が望めるのも魅力的です。バルコニー手摺の木質ルーバーからもデザインへの拘りを感じることが出来ます。

前回のリビオレゾン三ノ輪パークフロント

公式ホームページ
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お部屋は45㎡の1LDK+S、北向き中住戸です。申し分のない東盛公園のパークビューポジションで、こういった中層階は視界抜けと公園ビュー(桜が望めます)を両立させるのに良さそうですね。

間取りは40㎡台の実質2LDKタイプでこのご時世なりの狭小感のあるタイプになります。

ただ、リビングインの洋室にはきれいに開け放つことのできるウォールドアが採用されているため違和感少なく1LDK的に使うことが可能ですし、このような小ぶりな面積帯ながらワイドスパンを実現出来ているのは大きな特長と言えるでしょう。

6階以下の中住戸は30㎡そこそこの小さなものになっており(つまり、このプランの4本の柱の内側にプランが設計されている)、この大きさだと柱が四隅とはならずLDと洋室の間に柱が存在しているのがちょっと残念ではあります。
ただ、LD側だけでサッシ約3枚分確保出来ているのはワイドスパンの成せる業ですし、そもそも柱が完全にアウトフレーム化されているのが素晴らしいですね。

洋室からサービスルームにかけてウォークスルークローゼットが採用されているため回遊動線もありますし、コンパクトながらも魅力や工夫の詰まったプランと感じます。

坪単価は350万円。そのようにプラン的に無駄のないタイプになりますので、実質坪単価はもう少し下に考えて良いでしょう。
日照はほぼ得られませんが、パークフロントで開口部もしっかりとしているので採光は申し分ないですし、実質2LDKとしてはグロスの嵩みが抑えられているのも魅力的ですね。
このぐらいの大きさの一般的な2LDKだとかなり手狭な印象になることが少なくないのですが、このプランならば違和感少なく2LDKとして使えそうです。

以下の高額なランニングコストはどうしてもネックになってしまいますが…。

設備仕様面は、小規模ですのでディスポーザーはないのは当然ですが、トイレ手洗いカウンターがないのは残念です。また、食洗機は50㎡台のみ備わっています。

管理費は428円/㎡。小規模ゆえかディスポーザーなしの外廊下ながらとても高いです。

駐車場はそのように1台のみで平置になります。

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