セルアージュ二俣川コリーヌ【久々の二俣川、住宅街を望む絶好の眺望】73㎡4,830万円(坪単価219万円)

セルアージュ二俣川コリーヌ。

所在地:神奈川県横浜市旭区中沢1-11-1他(地番)
交通:二俣川駅徒歩11分
用途地域:第一種住居地域、第一種低層住居専用地域
階建・総戸数:8階建、42戸

小ぶりな物件ですし、少々駅距離もありますが、二俣川となれば話は別です。

二俣川駅を最寄りとする分譲マンションの供給は2016年のグレーシアタワー二俣川以来ですし、その前となると2010年のナイスエスアリーナ横浜二俣川ということで、ここ十数年は不思議なほどマンションが分譲されないのが二俣川駅なのです。

この物件の敷地の一部もそうであるように駅から少し離れただけで第一種低層住居専用地域の戸建低層住宅街が広がっているため、土地がまとまりにくくマンションが出来づらいのは分かりますけど、2007年ぐらいまではそこそこ分譲マンションが供給されていましたし、JR直通線の開業、そして来年の東急直通線の開業というビッグイベントがあった(ある)にもかかわらずこの状況というのは不可解で仕方ありません。
今時期ならばかなりいいお値段で土地が売れるでしょうし、デベロッパーも喉から手が出るぐらい欲しいはずです。

当物件は惜しくも徒歩10分を超えてしまいますし、駅北側の標高80mを超える高台ポジションで、50m弱の駅付近からの道程はとんでもなく起伏があります。

また、東側すぐのところが保土ヶ谷バイパスになるのもマイナス要素ではあるのですが、高台な上に南西~西方向に第一種低層住居専用地域(最高高さ10m)の戸建住宅街を望む8階建ということで眺望面がとっても魅力的ですね。

買物便はネックになるでしょうか。
二俣川駅は2018年にジョイナステラスが開業しており、やはり生まれ変わった南口側の魅力が上回ると思いますし、駅前を除くとお店がほとんどありません(あるのは免許センターぐらいと言われがち。笑)。
北口側のドン・キホーテが徒歩10分、ライフが徒歩11分、その南口のジョイナステラスの相鉄ローゼンも徒歩12分といった感じではありますが、何分起伏が激しすぎますからね…。

通学区は中沢小学校で徒歩16分とかなり距離があるのもファミリー物件としては気になるところでしょうか。駅方向ほどではありませんが、起伏もそこそこありますね。

公式ホームページ
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お部屋は73㎡の3LDK、南西角住戸です。この敷地にかかる直前で標高がグンと上がっていることもあり、低層階から視界抜けが得られます。
南西〜西かけてはそのように第一種低層住居専用地域の戸建住宅街が広がっており、この上層階からの眺望は奥行もありとても気持ちの良いものになるでしょう。南側も戸建なので日照も抜群です。

南東方向はそのように保土ヶ谷バイパスが走っていますので音の影響はありますが、位置的には遥か下になりますし、この南西角からであればそこまで気にはならないのではないでしょうか。

間取りは物件内で唯一の70㎡台で、最も大きなものになります。

柱の食い込みは比較的抑えられてはいるものの、LDの入口付近の動線部も含めると廊下はやや長めですし、角住戸らしからぬ居室配置や開口部はちょっと残念ですね。

せっかく南西方向に開けたポジションであるにもかかわらずLDの位置・開口部が地味なのです。洋室3にはウォールドアが採用されており一体利用も可能ではあるものの、洋室2が色んな意味で中途半端な印象でもありますよね。

門扉付の大きなポーチや窓付のシューズインクローゼットは魅力的でしょう。

坪単価は219万円。物件内で最も良いポジション(南西角)の上層階ということを考えるとこなれていますね。

70㎡台ゆえにグロスがそこそこになることや、子育て世代にとっては小学校が遠いこと、そして高台ゆえにそもそもの利便性が芳しいとは言えないことを考慮した水準ではあるのでしょうが、それでも直通線も開業の二俣川駅徒歩11分は悪くないですし、半永久的に眺望が確保されるポジションであることを考えればこのご時世としては現実的なお値段と感じますね。

そのように近年は分譲マンションが全くと言っていいほど誕生していないため、地元の方は”高価格への免疫”が薄く、中小デベロッパーが強気な値付けを行うにはハードルが高いというのもあるのではないでしょうか。

眺望を活かせているとは言えない開口部は残念ではあるのですが、日照や眺望を重視したい方にとっては魅力を感じやすい水準でしょう。

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