セルアージュ二俣川コリーヌ【デザイン・共用面にも特色】46㎡3,300万円(坪単価236万円)

続けて、セルアージュ二俣川コリーヌ。

設計は明建築設計事務所、施工は多田建設です。

前回の記事で述べたように、東側が保土ヶ谷バイパスとなる丘上ポジションにあり、音の影響は不可避なのですが、南西〜西にかけて第一種低層住居専用地域の低層住宅街が広がっています。
南向きと西向きのL字配棟としたことで保土ヶ谷バイパスの影響を抑えることが出来ていますし、オマケに西側隣接地は一段標高が低くなっているため低層階でも視界抜けが出てくるというのも大きなポイントになるでしょう。

外観は丘上というだけでも目立ちますが、その上、モノトーン調のデザインでバルコニー周りにダークなマリオンなどによる縁取りがなされているので存在感がありますね。

また、共用スペースにも特色のある物件です。
40〜70㎡台の総戸数42戸ということでけして大きくはないながらも、エントランスラウンジの他に、個室ブース2室、そしてDIYスペースまで設けているのは立派ですね。

前回のセルアージュ二俣川コリーヌ

公式ホームページ
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お部屋は46㎡の1LDK、南西角住戸です。西向きの棟の南端に位置しており、南側には先ほどの南西角住戸のあるポジションです(このお部屋はエントランス階なので、南側は共用部)。
西側は戸建があり2階部分が視界にかかってはきますが、日照的には問題ないでしょう。

間取りは物件内で最も小さなものながら、46㎡もある1LDKで、近年の1LDKとしては珍しいほどに大きなものになります。

ただ、プランからはそこまでのゆとりを感じにくく、特に廊下が長いのは残念ですね。
廊下にはたくさんの物入、また、カウンターなども配置されているのは良いのですが、特にLDに手狭感があります。
LDKでは10畳超ありますが、見ての通りLD単体ではかなり小さいですね。

坪単価は236万円。物件内では最も小さく価格(グロス)が嵩んでいないがゆえの設定なのでしょうが、眺望抜群の70㎡台の上層階角住戸よりも大分高いですし、上述のような効率的とは言えない間取りであることを考えても微妙な印象ですね。

ただ、そういったファミリータイプが控えめな設定になっているから目立つだけでこちらもこのご時世としてけして違和感のある水準ではないでしょう。

まぁ、そもそもこの立地条件でコンパクトニーズがどれほどあるのか、という話もありますけど…。

設備仕様面は、この価格帯・スケールですのでディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はありませんが、食洗機は付いています。また、70㎡台にはトイレ手洗い器もついているようですね。

管理費は255円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、けして大きな物件ではありませんし、共用施設も充実していることを考えれば違和感はないでしょう。

駐車場は全19台で、カーシェア用を含む2台が平置、残りの17台が機械式になります。

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