プラウド小竹向原【環七沿いだが南面良好、ベッドルームに床暖房】2階66㎡6,298万円(坪単価314万円)

続けて、プラウド小竹向原。

設計はGA建築設計社、施工は埼玉建興です。

当物件は低炭素建築物認定を受けた省エネ性能の高さが大きなポイントの1つになっており、二重サッシ(環七側)やベッドルーム1室の床暖房もその一環になります。

スケール的には敷地面積1,300㎡ちょっとの一般的なもので、空地の多くは駐車場と駐輪場といった感じになります。

ただ、敷地東側(環七沿いではない)に設けられたエントランスは奥行のあるクランクインアプローチとし、植栽も添えられているので良い雰囲気ですね。
エントランスホールの傍らにはラウンジ、さらに、ワークポッドも2台備えた"今時の物件"になります。

外観デザインは、垂直のマリオンと水平スラブがL字のラインを強調した端正なもので、一部のバルコニー手摺にはラミスカイ(反射率の高い特殊なコーティングがなされている)も採用しているので、洗練された印象になるでしょう。

前回のプラウド小竹向原

公式ホームページ
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お部屋は66㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側には3階建の戸建(その手前に戸建と同じ地主が所有する空地があります)があり、この階だと視界抜けは得られませんが、日照的には問題のないポジションです。北側は環七になりますので騒音は不可避ですが、上述のように共用廊下側の開口部には二重サッシが採用されていますので、窓を閉めている限りは影響はほとんどないはずです。

間取りは前回の記事で述べたように物件内で最も小さな3LDKで、プラウドシリーズとしては珍しいレベルのギリギリまで面積を絞った3LDKになります。

ただ、やはり洋室2及び玄関を共用廊下からセットバックしたことで、柱の食い込みを抑え、かつ、廊下も短く出来た66㎡になりますので効率性は高く、3LDKとして違和感のあるレベルではありません。実際、この専有面積の3LDKでのLD単体11.6畳は大きいですね。

「連窓サッシ×ウォールドア」もやはり魅力的でしょう。

坪単価は314万円。67~68㎡のやや大きな中住戸と比べると気持ち単価が強くなっており、グロス(面積を絞ったことでグロスが嵩んでいない)が多少考慮されている印象はありますかね。

物件平均としては、330万円ぐらいになるでしょうか。
近年のファミリータイプの新築物件の供給は、イニシアテラス小竹向原(2020年分譲/江古田駅徒歩6分・小竹向原駅徒歩7分/平均坪単価約320万円※マンションではなくタウンハウス(長屋))、オープンレジデンシア小竹向原(2021年分譲/小竹向原駅徒歩2分/平均坪単価約360万円)と言った感じで、この駅距離でこの単価ともなるとその後のさらなるマンション価格高騰の影響を感じずにはいられません。

向原団地建替プロジェクトがこちらよりも安くなることはまずありえませんし(近いうちに何らかの世界的な経済ショックや地政学的リスクが顕在化するなどなければ)、プラウドのブランド力もあってのものだとは思いますが、駅距離がある上、環七沿いのポジションでもありますし、やや強気な印象にはなるでしょうか。
以下のようにランニングコストもわりと嵩んでいますしね。

設備仕様面は、食洗機、トイレ手洗いカウンターに加え、しっかりとディスポーザーが付いているのは良い点でしょう。上述のようにLDに加えベッドルーム1室に床暖房が付いているのも大きなポイントになります。

管理費は323円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ということでやや高いですね。最低でも66㎡の総戸数55戸というそこそこのスケールではあるのでもうちょっと安く出来ていると良かったでしょうね。

駐車場は全13台で、身障者用のみが平置で、12台が機械式になります。また、別途来客用が1台設けられています。

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