クレヴィア三軒茶屋【総戸数52戸ながら共用部にも特色】2階54㎡8,190万円(坪単価500万円)
続けて、クレヴィア三軒茶屋。
設計は安宅設計、施工は大末建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスになります。
「クレヴィア×アーキサイトメビウス」は、クレヴィア文京本駒込、クレヴィア碑文谷一丁目などがあり、手堅く美しいデザインにはなっているものの、アーキサイトメビウスが起用されることの多いモリモトの「ディアナコート」ほど存在感のあるものになっている印象にはありませんでした。
ただ、ここは前回の記事で書いたように「道を創る。そして、まだ見ぬ世界へ」とまで謳っているだけのことはあってデザインクオリティも高いですね。
アーキサイトメビウスの担当は、代表の今井氏ではなく菊地氏になりますが、菊地氏の名前が前面に出ている物件の中では最も繊細、かつ、高級感を覚えるものです。
バルコニー躯体に陰影を生み出すリブデザインをふんだんに用い、西側には御影石張りの垂直ラインを織り交ぜる、さらに、一部のバルコニーの軒裏を木目調とするなど、随所に拘りを感じる瀟洒なデザインになっています。
5階建の物件で空地率は約38%とけして高くはないながらも、敷地中央部にしっかりとした中庭を設け、共用廊下側からの借景に配慮しているのも素晴らしい点ですね。
一方で、つまるところ共用廊下は外廊下になりますので、価格帯やコンセプトなどからするとやや残念な印象もあります。フロアプラン的に中住戸の3LDKなどは共用廊下側に開口部が必要なことも影響してはいるのでしょうが、内廊下にしたとしても吹抜を設けることで”内側”の開口部を捻出することは可能ですからね。
ただ、中庭に面した共用廊下の軒裏も木目調とするなど"内側のデザイン"への配慮を欠かしていないあたりにも好感が持てます。
共用施設は、1階の中庭を望むグランドラウンジは小さ目ですが、地階にはオーナーズラウンジがあります。
オーナーズラウンジは、リモートワークはもちろんパーティルーム(キッチン完備)としての利用も可能、また、同地階には個室ブースに加え、防音室も完備しているとのことで、総戸数52戸とは思えないほど共用面での充実を図った物件になります。
近年のクレヴィア小杉御殿町やクレヴィア山吹神楽坂などで「HANARE」などによる共用施設の充実を図る傾向にあったクレヴィアシリーズですが、中でもここは力を入れており、専有部・共用部共に差別化要素が満載ですね。
前回のクレヴィア三軒茶屋。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の2LDK、西向き中住戸です。西側は細い道路の向かいに低層住宅街になっているのでこの階でも圧迫感はなく、日照も得られるまずまずのポジションです。
間取りは50㎡台中盤の一般的な大きさの2LDKになります。
ただ、玄関周りはかなり個性的ですね。共用廊下からかなりセットバックした位置に玄関があり、洋室1にはそちらに向かってかなり大きな開口部が設けられています。
この位置から中庭は望めないのでそちらを~という意図はないようですが(そんなことしたら部屋の中が丸見えですんで…)、このようなゆとりあるアルコーブがあるのは魅力でしょう。
玄関を深い位置にしたことで廊下も最小限の長さに出来ており、効率性という点で優れたプランになりますね。
このプランはキッチンや浴室は一般的なものですし、先ほどの角住戸や100㎡超のプレミアムプランなどと比べると平凡な印象にはなってしまいますが、やはりLDから洋室2にかけての高さ2.4mの連窓サッシは一般的な物件のものと大きく異なる魅力的なものです。
洋室2の引き戸はきれいに開け放てるタイプではないのは残念ですけど…。
坪単価は500万円。100㎡超のプレミアムプランには700万円超もあり、戸数のわりに単価レンジがかなり広い物件なので平均を見定めるのが難しいのですが、600万円弱ぐらいにはなりそうですね。
三軒茶屋駅はパティオ口の徒歩11分なので結構距離がありますし、数字だけで言ってしまうと「高過ぎる」という評価にはなってしまうのですが、パラレロもWABUROも採用されていない60㎡台以下はこのぐらいの単価帯のものも多く、そこまで目立つものではないですね。
まぁ、前回の記事で書いたように駅徒歩6分のディアナコート三軒茶屋ですら平均坪単価約490万円でしたので、低層階での500万円は直近の相場高騰や共用面での差別化を考慮してもやや強く感じはしますけどもね。
なお、第1期はちょうど半分となる26戸の供給になります。
設備仕様面は、30~40㎡台、50~60㎡台、70㎡台、80㎡台、100㎡台以上の5段階に分かれています。
ただ、30~40㎡台でもディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、フィオレストーンの水回り天板、トイレ手洗いカウンター、キッチン食器棚、タイル貼の廊下などといった感じでかなり充実していますし、前回の記事で書いたように70㎡台以上になるとパラレロ×WABUROが備わり水回りがかなりグレードアップします。
また、80㎡台以上になると、LDビルトインエアコンや浴室レインシャワーなど、そして100㎡台以上は洗面室に小型天井カセットエアコンなどが付きますね(細かな点は割愛いたします…)。
管理費は301円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付ですし、共用施設も充実した物件ですので悪くない水準でしょう。
駐車場は全11台で身障者用の1台のみが平置、残りの10台が機械式になります。
設計は安宅設計、施工は大末建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスになります。
「クレヴィア×アーキサイトメビウス」は、クレヴィア文京本駒込、クレヴィア碑文谷一丁目などがあり、手堅く美しいデザインにはなっているものの、アーキサイトメビウスが起用されることの多いモリモトの「ディアナコート」ほど存在感のあるものになっている印象にはありませんでした。
ただ、ここは前回の記事で書いたように「道を創る。そして、まだ見ぬ世界へ」とまで謳っているだけのことはあってデザインクオリティも高いですね。
アーキサイトメビウスの担当は、代表の今井氏ではなく菊地氏になりますが、菊地氏の名前が前面に出ている物件の中では最も繊細、かつ、高級感を覚えるものです。
バルコニー躯体に陰影を生み出すリブデザインをふんだんに用い、西側には御影石張りの垂直ラインを織り交ぜる、さらに、一部のバルコニーの軒裏を木目調とするなど、随所に拘りを感じる瀟洒なデザインになっています。
5階建の物件で空地率は約38%とけして高くはないながらも、敷地中央部にしっかりとした中庭を設け、共用廊下側からの借景に配慮しているのも素晴らしい点ですね。
一方で、つまるところ共用廊下は外廊下になりますので、価格帯やコンセプトなどからするとやや残念な印象もあります。フロアプラン的に中住戸の3LDKなどは共用廊下側に開口部が必要なことも影響してはいるのでしょうが、内廊下にしたとしても吹抜を設けることで”内側”の開口部を捻出することは可能ですからね。
ただ、中庭に面した共用廊下の軒裏も木目調とするなど"内側のデザイン"への配慮を欠かしていないあたりにも好感が持てます。
共用施設は、1階の中庭を望むグランドラウンジは小さ目ですが、地階にはオーナーズラウンジがあります。
オーナーズラウンジは、リモートワークはもちろんパーティルーム(キッチン完備)としての利用も可能、また、同地階には個室ブースに加え、防音室も完備しているとのことで、総戸数52戸とは思えないほど共用面での充実を図った物件になります。
近年のクレヴィア小杉御殿町やクレヴィア山吹神楽坂などで「HANARE」などによる共用施設の充実を図る傾向にあったクレヴィアシリーズですが、中でもここは力を入れており、専有部・共用部共に差別化要素が満載ですね。
前回のクレヴィア三軒茶屋。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の2LDK、西向き中住戸です。西側は細い道路の向かいに低層住宅街になっているのでこの階でも圧迫感はなく、日照も得られるまずまずのポジションです。
間取りは50㎡台中盤の一般的な大きさの2LDKになります。
ただ、玄関周りはかなり個性的ですね。共用廊下からかなりセットバックした位置に玄関があり、洋室1にはそちらに向かってかなり大きな開口部が設けられています。
この位置から中庭は望めないのでそちらを~という意図はないようですが(そんなことしたら部屋の中が丸見えですんで…)、このようなゆとりあるアルコーブがあるのは魅力でしょう。
玄関を深い位置にしたことで廊下も最小限の長さに出来ており、効率性という点で優れたプランになりますね。
このプランはキッチンや浴室は一般的なものですし、先ほどの角住戸や100㎡超のプレミアムプランなどと比べると平凡な印象にはなってしまいますが、やはりLDから洋室2にかけての高さ2.4mの連窓サッシは一般的な物件のものと大きく異なる魅力的なものです。
洋室2の引き戸はきれいに開け放てるタイプではないのは残念ですけど…。
坪単価は500万円。100㎡超のプレミアムプランには700万円超もあり、戸数のわりに単価レンジがかなり広い物件なので平均を見定めるのが難しいのですが、600万円弱ぐらいにはなりそうですね。
三軒茶屋駅はパティオ口の徒歩11分なので結構距離がありますし、数字だけで言ってしまうと「高過ぎる」という評価にはなってしまうのですが、パラレロもWABUROも採用されていない60㎡台以下はこのぐらいの単価帯のものも多く、そこまで目立つものではないですね。
まぁ、前回の記事で書いたように駅徒歩6分のディアナコート三軒茶屋ですら平均坪単価約490万円でしたので、低層階での500万円は直近の相場高騰や共用面での差別化を考慮してもやや強く感じはしますけどもね。
なお、第1期はちょうど半分となる26戸の供給になります。
設備仕様面は、30~40㎡台、50~60㎡台、70㎡台、80㎡台、100㎡台以上の5段階に分かれています。
ただ、30~40㎡台でもディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、フィオレストーンの水回り天板、トイレ手洗いカウンター、キッチン食器棚、タイル貼の廊下などといった感じでかなり充実していますし、前回の記事で書いたように70㎡台以上になるとパラレロ×WABUROが備わり水回りがかなりグレードアップします。
また、80㎡台以上になると、LDビルトインエアコンや浴室レインシャワーなど、そして100㎡台以上は洗面室に小型天井カセットエアコンなどが付きますね(細かな点は割愛いたします…)。
管理費は301円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付ですし、共用施設も充実した物件ですので悪くない水準でしょう。
駐車場は全11台で身障者用の1台のみが平置、残りの10台が機械式になります。
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