プラウド元住吉ガーデンズ【羨望のエントランスデザイン】1階70㎡7,248万円(坪単価340万円)

続けて、プラウド元住吉ガーデンズ。

設計・施工は長谷工ですが、二重床(ミライフル)が採用されています。

当物件の最大のポイントは、4,300㎡超×総戸数117戸のスケール感を生かした充実の共用空間でしょう。

プラウドシティ元住吉(敷地面積11,000㎡超×総戸数297戸)、グランドメゾン元住吉(サウステラス・ノーステラス合計で306戸×11,300㎡超)のような元住吉を代表するレベルのスケール感こそありませんが、前回の記事で書いたように総戸数100戸超のこのぐらいのスケールですら限られているのが元住吉駅ということもあってかそのスケールを生かした共用部には見どころが少なくありません。

プラウドシティ元住吉は、ロの字配棟で敷地中央部に中庭が施されていたのに対し、こちらはその4割にも及ばない敷地面積しかありませんのでいわゆるガーデンと名の付くようなゆとりある空間はありません。
しかしながら、三方接道の敷地周囲には緑がほぼ途切れることなく施されますし、敷地北東部のケヤキとクスノキ(共に既存樹を生かしている)が顔となったエントランス周りの佇まいは総戸数117戸という数字以上の存在感がありますね。

半円状の車寄せも素敵ですが、2層吹抜のガラス張りのエントランスホールが道路沿いから良く見えるようになっていて、道行く人のちょっとした憧れとなること必至です。
このメインエントランスは敷地北東部に位置しており、元住吉駅側に出たい時(敷地西側にサブエントランスがあります)は使いづらいのがちょっと残念に感じるところはありますけれども。
※当物件の敷地は最高高さ20m(+第3種高度地区による斜線制限)ですので直床にすれば少なくとも敷地南寄りの部分は7階建に出来ていたはずで、そのようにするとさらに空地を増やせたはずです。ただ、この価格水準での直床は相応しくないという判断でしょうか。

また、エントランスホールは2層吹抜な上、ちょっとしたスキップフロアっぽい上下動のある空間設計になっているあたりからもセンスの良さを感じますし、共用施設としても1階にオアシスラウンジ、2階にテレワークスペース(個室ブースも完備)も用意されているということで今時な要素をしっかりと備えているあたりも付加価値になるでしょうね。一昔前の総戸数100戸そこそこの物件ではこのような共用施設が施されることはなかったと思います。

さらに、こういった共用空間のデザイン監修は分譲マンションでの実績も豊富なparkERsが携わっており、parkERsらしい緑を生かしたデザインにも癒されますね。

前回のプラウド元住吉ガーデンズ

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-6-27_13-41-22_No-00.png
お部屋は70㎡の3LDK、西向き中住戸です。西側はそのように道路の向かいが戸建住宅街になっており、1階でも南西方向から日照を得ることが出来ます。普通に電柱(電線)はありますけど、大通りなどから内に入った落ち着きのあるポジションの1階住戸ですし、道路との間には植栽も施され、かつ、奥行あるテラスもある1階住戸は魅力十分でしょう。

間取りは70㎡そこそこの一般的な田の字プランになります。
ただ、共用廊下側の半分強が共用廊下からセットバックされたことで柱の食い込みを抑え、かつ、玄関前にアルコーブ空間を捻出することが出来ていますし、連窓サッシ×ウォールドアが採用されたことで「LDK+洋室2+バルコニー・テラス」空間の広がりは一般的な70㎡ではそうは味わえない特別なものになるでしょう。

専用庭ではなくテラスなのはちょっと残念な気もしますが、こういった良好な屋外空間が実現出来る立地条件というのは限られていますからね。

坪単価は340万円。当物件は南・西・東のいわゆるコの字配棟になっており、こういった東向きや西向きの低層階が物件内の下限水準になっています。こういった単価帯だとよりエントランス周りのコスパの良さ(魅力)を感じやすいと思いますね。

近隣のプラウド元住吉(駅徒歩10分)は築17~18年というかなり築年数が経過してきていますが、直近の中古市場で260万円前後(2件共に中層階中住戸)で成約しており、こちらの平均を370万円ほどと考えると年あたりの減価率は約1.7%といったところですので、違和感はないでしょう。
※近いうちに久しぶりに新築と中古の比較分析(エリアごとの新築と中古の比較及び年あたりの減価率の計算など)を行う予定でおります。

第1期は117分の100戸を供給するとのことで、東横線強し、プラウド強しといった印象になるでしょうか。
クリオ横濱綱島グレイステラスも早期に完売しましたし、川崎市・横浜市問わず、東横線の新丸子~大倉山あたりのちょっと良い立地・パフォーマンスの新築物件であれは坪単価300万円台中盤~後半のニーズは旺盛と感じます。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板が備わっています。
また、バルコニーにスロップシンク、防水コンセント、えこふっくん(グリーンカーテン用フック)が設けられているのもポイントになるでしょう。

管理費は232円/㎡。外廊下でもディスポーザー付での水準ですので悪くありません。

駐車場は全49台で身障者用及び1階住戸専用駐車場による平置が4台、残りの45台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment