オープンレジデンシア横浜西谷【11年ぶりの供給は賑やかな駅徒歩5分】66㎡5,770万円(坪単価290万円)

オープンレジデンシア横浜西谷。

所在地:神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷4-930-1(地番)
交通:西谷駅徒歩5分
用途地域:近隣商業地域
階建・総戸数:7階建、39戸

西谷駅で分譲マンションが供給されるのは2011年のパレステージ横浜鶴ヶ峰以来のことになります。
鶴ヶ峰駅や二俣川駅同様に元来分譲マンションが多くなく、戸建の多いエリアではあるものの、ご存じの通り相鉄線は2019年にJR直通、来年2023年3月(予定)には東急線直通にもなり、横浜方面行きとの分岐点になるのがこの西谷駅ですので、抜群の利便性を備えた駅になると言えるでしょう。

相鉄線沿線の物件を取り上げる際には毎度言及しているようにこのレベルの利便性の向上がありながら分譲マンションの供給がほとんどないのは疑問でしかないですし(西谷駅前の地味さ加減も影響してはいるとは思いますけど…)、北口側(農業専用地域(市街化調整区域)が広がっており開発が望めない)はともかく、南口側は地権者が集まって開発を検討したらかなり伸びる余地があると思うんですけどね…。

こちらの立地は、以前パチンコ屋さんがあった北側が八王子街道となるポジションで、同時に南側が線路及び踏切になるという賑やかさがあるものの、そのように交通便抜群の駅徒歩5分という点は非常に分かりやすく、”オプレジらしい立地”の物件と言えるでしょう。

スーパー事情で言うと、マルエツが徒歩3分、まいばすが徒歩6分ということで駅徒歩5分物件なりに上々です。

一方で、通学区は帷子川の先になる川島小学校で徒歩13分の距離感になります。
少々距離があるからなのか知りませんが、小学校の距離表示(分数表示)に「自転車4分」って書かれているの初めてみました…。自転車通学とかありえんよね…。

公式ホームページ
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お部屋は66㎡の3LDK、南東角住戸です。南側は線路、南東は踏切になるとっても賑やかなポジションですが、当然二重サッシになっていますし、線路の向かい南側はわりと大きな青空駐車場のため、低層階でも抜けと日照が得られます。

間取りは3LDKとしては小ぶりな60㎡台中盤ながら、日照良好なポジションなりに物件内で最も大きなものになっています。

バルコニー側の柱の食い込みは”オプレジあるある”で、それなりの価格帯の物件になることを考えれば残念な点でしょう。ただ、さらに高額な都心部のオプレジですらこういった設計ですからね…。

角住戸としては廊下を短めにしつつもベッドルーム1室及び洗面所がノンリビングインになっていますし、玄関下足スペースが奥行あるゆったりとした設計になっているのは評価できる点です。

リビングインとなったベッドルーム1・2のうちどちらかはLDに向かって大きく開け放てるウォールドアなどが採用されていると良かったように思いますし、南面の開口部も連窓サッシが採用されていると嬉しかったのですが、オプレジの連窓サッシはあまり見かけないですからね…。

坪単価は290万円。30㎡台のコンパクトには坪単価300万円台もありますが、多くが200万円台中盤~後半の水準になるようで、平均だと280万円程度でしょうか。

直近10年間の供給がない西谷駅、また、上星川・和田町・鶴ヶ峰に関しても近年の供給は見当たらずかなり広域で見ても近年の供給は二俣川駅のセルアージュ二俣川コリーヌ(分譲中/駅徒歩11分/約220万円)と新駅羽沢横浜国大駅のリビオタワー羽沢横浜国大(分譲中/駅徒歩1分/約340万円)のみで、立地・駅距離共に異なるタイプなのでなかなか参考にしづらい状況ですね。

感覚的には交通便抜群の駅徒歩5分とはいえ、八王子街道と線路に挟まれた非常に賑やかなポジションであることを考えると少々強い印象にはなりますが…(面積を絞ることで単価をギリギリまで伸ばした感じ)。
※次記事では中古成約事例からも比較しています。

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