オープンレジデンシア横浜西谷【オプレジにしちゃ良好な間取りの30㎡台】36㎡3,390万円(坪単価308万円)

続けて、オープンレジデンシア横浜西谷。

設計はヒロ建築設計工房、施工は日成工事で直床になります。
オプレジの直床は珍しいのですが、こちらの敷地は第6種高度地区による20m制限エリアに位置しており、7階建にする以上は直床はやむなしと言えます。

むろん6階建とすることも可能ですが、6階建で同じ容積率を実現しようとすると建築面積(1フロアの面積)を大きくする必要があり、ランドプランのゆとりがなくなるというデメリットが生じますし、上層階住戸率が多い方がデベロッパーにとっても検討者にとってもメリットがありますからね。

なお、ランドプランとしてはそのように空地を大き目にしたとはいえ、敷地面積640㎡ほどの小ぶりな物件ですので空地部分はほぼほぼ平置駐車場(8台)になります。

ただ、八王子街道沿いに設けられたエントランスはそこそこのセットバックがなされていますし、外観デザインもモノトーンのシックな装いになっているので、スケールのある分譲マンションが見当たらない西谷駅界隈ではそこそこの存在感を放つことが出来そうではありますね。

前回のオープンレジデンシア横浜西谷

公式ホームページ
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お部屋は36㎡の1LDK、北東角住戸です。北側は八王子街道、東側は2階建ですので、低層階でも悪いポジションではありません。
ただ、南東側には線路と踏切もある賑やかなポジションで、こちらも二重サッシが採用されています。

間取りは日照時間も短い賑やかなポジションなりのコンパクトタイプで、一昔前の西谷ならば「?」なプランではありますが、直通線開業で利便性が向上した西谷ならば大きな違和感はないでしょう。

オプレジにしちゃ柱のアウトフレームが良好なプランですし、オプレジのコンパクトはナロースパンになることも少なくないので、こちらはかなり整っている印象になります。

こういった小さ目のプランにしてはバルコニーも大き目ですし、居室畳数と収納のバランスも良いように思いますね。

坪単価は308万円。前回の記事でも述べましたが、50~60㎡台は200万円台中盤~後半のものが多くなっており、価格(グロス)が嵩まない30㎡台なりの強めの単価設定になっています。

西谷駅の横浜方面及び都心方面へのアクセス性の高さは言うまでもなく、昨今の相場からすれば大きな違和感はないのですが、それと同時に駅前や物件周りの雰囲気などを見ると、悩ましい思いも生じるでしょう。

なお、そんな西谷駅の中古マンションがどんな価格帯で取引されているのか気になったので調べてみたのですが、案の定、築古のものばかりですし駅徒歩10分圏内ともなると成約事例が少ないですね。

やはりこういった30㎡台のものは見当たらず、50~70㎡台の築古物件(最も新しいクリオ西谷参番館でも2000年築)が数件で坪単価80~170万円台でした。古いものだと築30年超なのでこういった新築物件との差が大きくなるのは当然と感じると共に、やはり駅前の地味さ加減が相場にも表れている気がします。

設備仕様面は、ディスポーザーやトイレ手洗いカウンターがないのは仕方ないところですが、食洗機すら標準ではないシンプルなものになります。

管理費は225円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、そして、全台平置駐車場ということで、小規模物件にしては控えめな水準に出来ています。

駐車場は全8台でいずれも平置になります。

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