ベルジュール国立デイス【駅徒歩5分の第一種低層住居専用地域】3階35㎡3,998万円(坪単価376万円)

ベルジュール国立デイス。

所在地:東京都国立市中1-7-36(地番)
交通:国立駅徒歩6分(6:45~22:00のnonowa口徒歩5分)
用途地域:第一種低層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域
階建・総戸数:4階建、23戸

国立での実績が豊富な多摩建設のベルジュールシリーズがまたも誕生します。
ベルジュール国立中やベルジュール国立ウエストは国立駅からは遠いからポジションでしたが、ベルジュール国立ミリュウはこちらと同じ中1丁目の駅徒歩7分でこちらとも共通点が少なくありません。

近年は国立駅を最寄りとする分譲マンションの供給が少ないこともあり、ここのミリュウよりもさらに近い駅徒歩5分(nonowa口)は結構目立つ存在ですね。

ミリュウ同様のかなりの小規模物件で、あちらは30〜70㎡台であったのに対しこちらは30〜50㎡台のみのコンパクト設計というのはちょっと残念です。
こちらの方が線路(高架)の影響を受けにくいポジションになりますし、敷地が第一種低層住居専用地域がメインとなったさらに落ち着きのあるポジションであることを鑑みればファミリータイプ中心でもおかしくなかったぐらいではあるものの、グロス価格の嵩みがプラン構成に大きな影響を与えてしまっているのでしょう。中小デベロッパーなら尚更でしょうね…。

立地はそのように住居系エリアながらも駅近なので、西友が徒歩6分、紀ノ国屋が徒歩8分など買物便は良好です。
また、50㎡台には3LDKもあるので一応言及しておくと、通学区の第八小学校は徒歩6分の距離感になります。

設計はクレオ、施工は寄居建設です。

敷地面積700㎡弱の小ぶりな物件ですので大きな特徴はありません。
しかしながら、北側のエントランスは道路からしっかりとセットバックされており、植栽や間接照明が施されたことでエントランス周りの雰囲気は良好ですね。

公式ホームページ
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お部屋は35㎡の1LDK、東向き中住戸です。3階だと視界抜けとまでは行きませんが、東〜南東にかけては戸建などの2〜3階建の低層建物ばかりなので圧迫感はなく日照も得られるでしょう。

間取りは物件内で多くを占める30㎡台になります。
ポイントは南北に長い敷地形状が影響したスパンでしょうか。こちらのプランに限らず30㎡台は全体的にナロー気味で開口部が十分とは言えません。

こちらは共用廊下側に洋室を設けたタイプになるので行灯部屋はありませんが、この面積帯にしては廊下が長めになっているのは難点でしょうね。

なお、低層建のため壁式構造が採用されており、柱の凹凸がないのは良い点になります。

坪単価は376万円。そのベルジュール国立ミリュウは2020年分譲で平均坪単価約285万円という水準でしたので、わずか2年で随分と高くなったものだと感じてしまいますが、上述のようにあちらは60~70㎡台もありグロスの嵩みが単価を伸ばし切れていないところがありました(平均専有面積は約52㎡)。

そのため30~50㎡台のみのこちらの単価が強くなるのは当然ですし、こういった30㎡台の単価が高めになるのは分かりますが、そうは言えども視界的・日照的な魅力が高いわけでもない3階住戸が400万円近い水準というのは少々強く感じてしまいますね。

設備仕様面は、小規模コンパクト物件のためディスポーザーがないのは当然のことではあるものの、食洗機や床暖房すらない分譲マンションとしては最低限のものになります。販売代理にはブリシアシリーズのブリスが入っており、ホームページの作りはもちろんのこと、1階住戸のオーナーズリビングテラス設計などもブリシアそのまんまという感じですね。
本来、販売代理はあくまで販売に携わるだけなので物件のコンセプトなどには関わらないものなのですが、セイガステージ浅草ザ・レジデンスがそうであったようにブリスは販売代理で携わるケースでもなぜかブリシア風の物件になっているのが興味深いですね。

管理費は276円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが小規模であることが影響しやや高めの設定となっています。

なお、駐車場はありません。

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