サンウッド元代々木町【元代々木町の第一種低層住居専用地域×代々木公園徒歩7分】1階90㎡18,680万円(坪単価687万円)

サンウッド元代々木町。

所在地:東京都渋谷区元代々木町39-1(地番)
交通:代々木八幡駅徒歩5分、代々木公園駅徒歩6分、代々木上原駅徒歩9分
用途地域:第一種低層住居専用地域
階建・総戸数:地上3階地下1階建、24戸

ザ・パークハウス元代々木町の南側(道路の向かい)、やや山手通り寄りではあるものの、元代々木町らしい閑静な住宅街ポジションに誕生する物件になります。

高台の一画でもあるため、いずれの駅からのアプローチも起伏が伴いますし(代々木上原駅からは上ってから少し下る感じ)、元代々木町ながら最寄駅が代々木上原ではない、また、代々木八幡駅や代々木公園駅へは山手通りを越えねばならない(下をくぐることも出来ますがやや遠回りになります)のはやや気にはなるものの、2路線が徒歩5~6分の利便性と住環境が備わったバランス感のあるポジションです。

元代々木町の中で東寄りに位置しているため、代々木公園が徒歩7分と近いあたりも1つのポイントになりますし、用途制限の厳しい第一種低層住居専用地域内に位置していながらもオーケーとまいばすが徒歩4分、マルマンストアとビオセボンが徒歩6分、肉のハナマサが徒歩8分、小田急OXとマルエツが徒歩10分となるなど買物便も上々のポジションです。

通学区は富谷小学校で徒歩7分の距離感とこちらも良好ですね。

公式ホームページ
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お部屋は90㎡の3LDK、南西角住戸です。建築基準法上の1階住戸(地下1階のエントランスフロアが最下階で住戸は設けられていません)で、エントランスフロアの1つ上にはなるのですが、敷地西側に向かってグラウンドレベルが少し上がってくるため、感覚的にも1階住戸に近いと思います。

西側には同3階建のスタイルハウス元代々木、南側道路の向かいも同じような高さ(最高高さ10mの第一種低層住居専用地域)の建物が並んでおり、当然ながら1階では視界抜けを得ることは出来ませんが、日照が半永久的に保たれる落ち着いたポジションになります。

間取りは正確には90㎡にわずかに届いていないものの、この閑静な高級住宅街の低層物件なりにしっかりとした面積が確保されています。

当物件は立地からすれば全戸80㎡超で相当数の100㎡台があるぐらいでもおかしくない印象だったのですが、意外にも40~60㎡台が多く、100㎡台も思っていたよりも少なかったですね。数年前までの森ビルグループ時代とは異なり今のサンウッド(タカラレーベングループを経て現在は京王電鉄グループ)は富裕層の顧客を十分に抱えているとはいい難いところがありますし、ある程度幅のある面積帯(価格帯)にしたかったのは想像に難くありません。
ただ、総戸数24戸の小規模物件ながら面積帯・価格帯のレンジが広いことで住民属性に差が出る可能性が高いという点は、特に100㎡超などの高額住戸には良い材料とは言えないでしょう。

なお、こちらは100㎡には満たないながらも近年のトレンドからすればしっかりとした面積帯になっており、日照良好な南西角住戸らしさはあるでしょう。
見ての通りかなり柱の食い込みが目立ちますし、そもそもこのような低層建の物件にしては柱が太く感じるのは気になりますけどもね…。

まぁ、太いということは耐震性が高いとも言えますので、安心感はありますけど、柱間隔が随分と短めなあたりは歪なフロアプラン(敷地形状)が影響しているのだと思いますし、LDの凹凸も気になります。

また、1階住戸ということを考えればダイレクトサッシではなく普通に奥行のあるバルコニーなどが採用されている方が良かったようにも思います。このような閑静な立地の南向き住戸でバルコニーがこれだけしかないのはどうでしょうか。

坪単価は687万円。最上階には700万円台後半といったものも見られますが、そもそも最上階でも"眺望"という感じではない(周囲も同じく最高高さ10mの第一種低層住居専用地域)ため、単価差はそこまで大きくはありません。上述のような"ブランド力"といったあたりも考慮されてのお値段設定と言えるでしょう。

代々木公園駅(代々木八幡駅)及び代々木上原駅の近年の近隣供給事例としては、プレミスト代々木公園パークフロント(2018年分譲/約675万円)、ジオグランデ代々木の杜(2018年分譲/約650万円)、ザ・パークハウス代々木上原(2018年分譲/約635万円)、オープンレジデンシア代々木公園(2019年分譲/約475万円)、プラウド元代々木町(2020年分譲/約655万円)、フォレセーヌ渋谷富ヶ谷(2020年分譲/約690万円)、リーフィアレジデンス上原(2020年分譲/約640万円)、ピアース代々木上原(2021年分譲/約585万円※最大でも60㎡台)、ザ・パークハウス代々木大山(2022年分譲/約695万円)といった感じになります。

大きな違和感はないのですが、ここは小ぶりな物件ですしデザインなどにおいてもプラウド元代々木町やフォレセーヌ渋谷富ヶ谷を筆頭とした力の入った大手デベロッパーの錚々たる物件(この中ではオプレジが完全に浮いていますね…)と肩を並べることが出来るかというと微妙ですのでもう少し価格で勝負してくれても…という印象にはなりますね。

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