グランドメゾン山下公園【小規模でも特色あるランドプランとデザイン】56㎡9,190万円(坪単価539万円)
続けて、グランドメゾン山下公園。
設計は現代綜合設計、施工は不二建設で、ZEH-M Oriented、低炭素住宅認定を受けたエコ性能の高い物件になります。
前回の記事で述べたように低層階(1~4階)には店舗・事務所が入るというのもありますが、17階建で総戸数31戸というかなり小さな物件になるので、正直なところランドプランにはあまり期待していなかったのですが、意外や意外素敵な感じですね。
敷地面積は600㎡に満たない小さなものなのですし、空地率も約45%ほどとけして大きくはないのですが、空地の多くを敷地南東部に集中させたことで、南東部の空間設計に余裕が生まれています。駐車場や駐輪場も建物内部としたことも功を奏し、敷地南東部の歩道上空地には円形のベンチも設けることが出来ていますね。
その南東部の1階店舗スペースにどのようなショップが入るかによりますが(パークコート山下公園はアストンマーチンが入居していて物件の高級感をより際立たせている感があります。こちらはスペース的に小さくなるので、見栄えするショップは期待しにくいですがどうでしょうか)、この規模の物件でこの雰囲気のものに出来ているのはこのエリア・価格帯故であるのは言うまでもありません。
また、敷地東端からとなるエントランスアプローチも非常に奥ゆかしい設計になっており、エントランスホールをあえて接道していない北端付近に設けているあたりも上手いですね。アプローチ沿いには列柱と植栽があしらわれ、コロネードのような趣があります。
1階にはそのように店舗スペースもあることから、エントランスホールはかなりこじんまりとしてはいますが、デザイン的には高級感がありますね。
そして、デザイン面での最大の特徴となるのがホテルニューグランドをオマージュしたというコーナー部をR状とした外観でしょう。
先ほど取り上げた高層階角住戸の南角部分も多少カーブしていますが、中・低層階(9階以下)の南コーナー部は柱形が一切出ていない滑らかな形状になっており、それに加え外壁も1~2階、3~4階、5~9階、10~17階でそれぞれ異なるものを使った非常に繊細な設えになります。外壁のマテリアルまでニューグランドに類似させているあたりがニクイですね。
隣の隣のパークコート山下公園もこのエリアらしく非常にデザインに優れた物件でしたし、こちらはスケールが小さい分、存在感で劣ってしまうところがあるのは確かですが、このような小規模物件でここまで凝ったデザインを追求しているのは、近隣のパークコートの存在あってのものと言えるでしょう。
個人的に最も感銘を受けたのはニューグランドの大階段の絨毯をイメージしたという内廊下のブルーのカーペットで、とっても素敵です。このカーペットに寝転びたい…。
前回のグランドメゾン山下公園。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、南東向き中住戸です。南東方向道路の向かいには横浜合同庁舎がありますので低層階は視界が妨げられますが、東方向は2階建部分になりますし、そもそも道路の手前にはその歩道上空地も設けられているので、けして悪いポジションではありません。
間取りは物件内で最も小さなタイプですが、2LDKとしてはごくごく一般的な大きさですし、廊下を限界まで短くしたタイプなので効率性も高いですね。太い柱が1本食い込んではいるものの、効率性が高いなりに居室畳数もしっかりとしています。
効率性を重視した反面、洋室2室がリビングインになりますし、いずれの洋室もウォールドアなどのきれいに開け放つことが出来る設計が採用されていないあたりにはチグハグさを感じてしまいますけれども…。
なお、高層階(10~17階)の内廊下とは異なり9階以下は玄関前もカーペット(タイルではありません)になるのはちょいと残念な点です。
ちなみに、エネファームが搭載された物件でバルコニーに設置されていますね。
坪単価は539万円。パークコート山下公園(2017年分譲/平均坪単価約510万円)の低層階は300万円台後半(400万円弱)でしたので、やはり直近の価格高騰がしっかりと反映された水準と言えるでしょう。
こちらの低層階の条件は良好ではあるものの、クリオ横濱元町通り(2020年分譲/平均坪単価約460万円)の低層階の400万円前後、馬車道駅寄りのプラウド馬車道(2020年分譲/平均坪単価約510万円)の低層階(30㎡台)の坪単価400万円台半ばといった水準と比べると気持ち強くは感じますが大きな違和感はありません。
ちなみに、第1期では31戸中22戸が供給されています。
設備仕様面は、小規模でもディスポーザーが付いているのは流石ですし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンのキッチン天板、そして廊下・洗面室・トイレ床のタイル貼、お掃除浴槽など単価帯なりに充実していますね。プレミアム住戸はLDビルトインエアコンやアクアジェット(ジェットバス)も備わっています。
管理費は437円/㎡。小規模ながらディスポーザー付、内廊下、そして各階ゴミ置場が完備してのものですのでこの水準ならば御の字でしょう。もっと高くなっていてもおかしくなかったように思います。
駐車場は全8台で機械式になります。90・110㎡台の超高額住戸だけで16戸もある物件ですので明らかに少ないですね。敷地の小さな物件ですし、110㎡台はほぼほぼ優先権が付いているのですが、逆に言えば90㎡台以下はほぼ借りることが出来ないですし、優先権は分譲時の初回だけなのが通例でリセール時には一旦解約することとなるので、中古で110㎡台を購入するようなケースは厳しいですかね…。
設計は現代綜合設計、施工は不二建設で、ZEH-M Oriented、低炭素住宅認定を受けたエコ性能の高い物件になります。
前回の記事で述べたように低層階(1~4階)には店舗・事務所が入るというのもありますが、17階建で総戸数31戸というかなり小さな物件になるので、正直なところランドプランにはあまり期待していなかったのですが、意外や意外素敵な感じですね。
敷地面積は600㎡に満たない小さなものなのですし、空地率も約45%ほどとけして大きくはないのですが、空地の多くを敷地南東部に集中させたことで、南東部の空間設計に余裕が生まれています。駐車場や駐輪場も建物内部としたことも功を奏し、敷地南東部の歩道上空地には円形のベンチも設けることが出来ていますね。
その南東部の1階店舗スペースにどのようなショップが入るかによりますが(パークコート山下公園はアストンマーチンが入居していて物件の高級感をより際立たせている感があります。こちらはスペース的に小さくなるので、見栄えするショップは期待しにくいですがどうでしょうか)、この規模の物件でこの雰囲気のものに出来ているのはこのエリア・価格帯故であるのは言うまでもありません。
また、敷地東端からとなるエントランスアプローチも非常に奥ゆかしい設計になっており、エントランスホールをあえて接道していない北端付近に設けているあたりも上手いですね。アプローチ沿いには列柱と植栽があしらわれ、コロネードのような趣があります。
1階にはそのように店舗スペースもあることから、エントランスホールはかなりこじんまりとしてはいますが、デザイン的には高級感がありますね。
そして、デザイン面での最大の特徴となるのがホテルニューグランドをオマージュしたというコーナー部をR状とした外観でしょう。
先ほど取り上げた高層階角住戸の南角部分も多少カーブしていますが、中・低層階(9階以下)の南コーナー部は柱形が一切出ていない滑らかな形状になっており、それに加え外壁も1~2階、3~4階、5~9階、10~17階でそれぞれ異なるものを使った非常に繊細な設えになります。外壁のマテリアルまでニューグランドに類似させているあたりがニクイですね。
隣の隣のパークコート山下公園もこのエリアらしく非常にデザインに優れた物件でしたし、こちらはスケールが小さい分、存在感で劣ってしまうところがあるのは確かですが、このような小規模物件でここまで凝ったデザインを追求しているのは、近隣のパークコートの存在あってのものと言えるでしょう。
個人的に最も感銘を受けたのはニューグランドの大階段の絨毯をイメージしたという内廊下のブルーのカーペットで、とっても素敵です。このカーペットに寝転びたい…。
前回のグランドメゾン山下公園。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、南東向き中住戸です。南東方向道路の向かいには横浜合同庁舎がありますので低層階は視界が妨げられますが、東方向は2階建部分になりますし、そもそも道路の手前にはその歩道上空地も設けられているので、けして悪いポジションではありません。
間取りは物件内で最も小さなタイプですが、2LDKとしてはごくごく一般的な大きさですし、廊下を限界まで短くしたタイプなので効率性も高いですね。太い柱が1本食い込んではいるものの、効率性が高いなりに居室畳数もしっかりとしています。
効率性を重視した反面、洋室2室がリビングインになりますし、いずれの洋室もウォールドアなどのきれいに開け放つことが出来る設計が採用されていないあたりにはチグハグさを感じてしまいますけれども…。
なお、高層階(10~17階)の内廊下とは異なり9階以下は玄関前もカーペット(タイルではありません)になるのはちょいと残念な点です。
ちなみに、エネファームが搭載された物件でバルコニーに設置されていますね。
坪単価は539万円。パークコート山下公園(2017年分譲/平均坪単価約510万円)の低層階は300万円台後半(400万円弱)でしたので、やはり直近の価格高騰がしっかりと反映された水準と言えるでしょう。
こちらの低層階の条件は良好ではあるものの、クリオ横濱元町通り(2020年分譲/平均坪単価約460万円)の低層階の400万円前後、馬車道駅寄りのプラウド馬車道(2020年分譲/平均坪単価約510万円)の低層階(30㎡台)の坪単価400万円台半ばといった水準と比べると気持ち強くは感じますが大きな違和感はありません。
ちなみに、第1期では31戸中22戸が供給されています。
設備仕様面は、小規模でもディスポーザーが付いているのは流石ですし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンのキッチン天板、そして廊下・洗面室・トイレ床のタイル貼、お掃除浴槽など単価帯なりに充実していますね。プレミアム住戸はLDビルトインエアコンやアクアジェット(ジェットバス)も備わっています。
管理費は437円/㎡。小規模ながらディスポーザー付、内廊下、そして各階ゴミ置場が完備してのものですのでこの水準ならば御の字でしょう。もっと高くなっていてもおかしくなかったように思います。
駐車場は全8台で機械式になります。90・110㎡台の超高額住戸だけで16戸もある物件ですので明らかに少ないですね。敷地の小さな物件ですし、110㎡台はほぼほぼ優先権が付いているのですが、逆に言えば90㎡台以下はほぼ借りることが出来ないですし、優先権は分譲時の初回だけなのが通例でリセール時には一旦解約することとなるので、中古で110㎡台を購入するようなケースは厳しいですかね…。
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