プレシス上尾愛宕【最大奥行3mのバルコニー】3階65㎡4,520万円(坪単価231万円)

プレシス上尾愛宕。

所在地:埼玉県上尾市愛宕1-128-1他(地番)
交通:上尾駅徒歩10分
用途地域:第二種住居地域
階建・総戸数:5階建、36戸

駅南東部の愛宕1丁目、旧中山道から1本内側の通りに面したポジションで、住居系地域なりの落ち着きが窺えますね。電気化学工業上尾寮跡地になります。

上尾駅徒歩10分とそれなりに駅距離がありますので、落ち着きがあって当然といった印象ではありますが、駅とは反対方向のバリュープラザが徒歩9分、イオンモールが徒歩10分、そして広大な上尾運動公園が徒歩4分というあたりは”こちら寄り”の物件ならではのポイントで、そういった点に重きを置きたい方にとってはバランスの取れたポジションになってくるでしょう。
丸広百貨店は徒歩8分の距離感で、駅前も遠く感じることはありません。

また、通学区の上尾小学校が徒歩5分とほど近いあたりもファミリー向きと言えるでしょうね。

設計はプラスデコ、施工は明幸、そしてデザイン監修はシー・アンド・スタイルになります。

白の大理石調タイルなどが用いられたエントランス周りは小ぶりながらも上品な仕上がりで悪くないのですが、最大の特徴はやはり外観デザインないしバルコニー周りの設計でしょうね。

以下の間取り図からお分かりのように当物件のバルコニーは全プランにおいて一部分の奥行が深くなっており、その凹凸が外観デザインにも大きな影響を与えています。

バルコニー周りは黒系のカラーリングで垂直・水平ラインを強調したことでより凹凸が強調されていますし、遠目からでも存在感のある物件になるのは間違いないでしょう。

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、南角住戸です。南東・南西共に3階建のマンションが隣接しており(南東方向のマンションの手前にはそのマンションの駐車場)、日照は良好でも視界は芳しくありません。

間取りはプレシスらしい55㎡の3LDKもある中で65㎡を確保しており、上尾エリアの中では狭小感が強くはあるものの、近年の首都圏の傾向からすれば驚くようなものではないでしょう。

最大のポイントはやはり南西側のL字バルコニーでしょうね。
このような奥行のあるスペースがあることで、空間的な広がりがあり、LDや洋室3は居室畳数以上の感覚が得られるはずです。

いわゆるハーフバルコニーみたいな感じで、スパンの半分程度にしかバルコニーがないようなプランはわりとありますが、その場合は柱をバルコニー内に逃がすことが出来ないため柱が室内側に食い込んでいるのが一般的ですし、当物件の設計はこういった奥行のあるスペースを設けつつのフルバルコニーゆえに柱のアウトフレームが出来ているのもポイントになりますね。

共用廊下側の柱は普通に食い込んでいるものの、全室及び洗面所をリビングイン設計とし、廊下を限界まで短くしているので効率性は非常に高くなっています。
独立性の高い居室を求める方にはNGですが、65㎡という小ぶりな面積にしている以上は効率性を高めるのは必須であり、そういった点とのバランスという意味では悪くありません。

物入の前に引き戸を収納できるようにした洋室3の設計も◎でしょう。

坪単価は231万円。
直近にレーベン上尾ザ・マークスフロントがあり、あちらは平均坪単価270万円ほどになるので流石にこちらの方が全体的にこなれています。
ただ、駅距離(立地)の差は言うまでもなく、サンクレイドル上尾(2019年分譲/駅徒歩4分/約195万円)、アンビシャス上尾(2020年分譲/駅徒歩9分/約200万円)、ルネ上尾(2021年分譲/駅徒歩7分/約200万円)といったそれ以外の近年の物件と比べるとしっかりとした単価設定と感じてしまいますね。

狭小3LDKで有名なプレシスなりに面積を絞ったことで単価を伸ばしたいのだとは思いますが…。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様なども見当たらないものの、食洗機に加えトイレ手洗いカウンターが付いているのは良いですね。なお、床暖房はプレシスによくある電気式のものになります。

管理費は254円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりなスケールが影響しやや高めの水準になります。

駐車場は全11台で身障者用を除いた10台が機械式です。

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