シエリア与野中央公園【ゼッチ×オール電化】3階73㎡5,498万円(坪単価248万円)

続けて、シエリア与野中央公園。

設計・施工は長谷工、そして直床になります。
特徴としては、ゼッチ×オール電化というのがあり、埼玉県初とのことですが、昨今はゼッチが増えているのに対し、オール電化が採用されるケース(シエリアは関電不動産開発のブランドなので基本的にオール電化)はむしろ減っていますので、それを持って希少性云々を語るのはナンセンスでしょう。

総戸数80戸という数字だけで言うととりわけスケールを感じることはありませんが、敷地面積は3,200㎡超ありますし、与野中央公園のパークサイドでもあるランドプランは魅力が少なくありません。

接道しているのは北側のタツミ通り沿いの一部分だけになるのですが、それが功を奏する形でそちらに向かって奥行のあるアプローチを実現すると共に、その傍らに提供公園が設けられるあたりは大きな魅力になるでしょう。

アプローチはインターロッキング敷でデザイン的にも良いものですし、そのアプローチの先で出迎えてくれるエントランスが2層吹抜(主に車寄せと風除室)になっているのも特徴の1つです。エントランスホールの先にはちょっとしたインナーガーデンもあり、敷地面積3,200㎡超なりの企画という印象になるでしょうね。

このご時世ですし駅距離もそれなりの物件ということを鑑みるとリモートワークなどに対応した大きめのラウンジスペース(エントランスホール内にソファセットがある程度)がないのは勿体ないですし、なぜに設けなかったのか不思議なぐらいですが…。

前回のシエリア与野中央公園

公式ホームページ
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お部屋は73㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は接道していませんが、敷地南端の植栽の先に2~3階建の戸建が立ち並んでおり、日照は何ら問題のない良好なポジションになります。こちらも断熱性(ゼッチ)の観点から二重サッシが採用されています。

間取りは73㎡の中住戸ということで、近年のトレンドからすればやや大きなものと言えるでしょう。

一般的な田の字タイプですし、共用廊下側の柱の食い込みやLDから洋室2にかけて連窓サッシが採用されていない点などをみても、シンプルなプランという印象にはなるでしょうね。

ただ、この単価帯ならばそれもやむなしといった感覚になりますし、そのように73㎡という大き目の中住戸なりに収納空間がかなり充実しているのは特徴になるはずです。

坪単価は248万円。日照良好な南向きではあるものの、パークサイドになるわけではないですし、隣駅で分譲中のシントシティ(さいたま新都心駅徒歩5分/平均坪単価約255万円)と大差ないお値段であることを考えると違和感があるのですが、現在分譲中の3街区は実質値上げを行っていますので差は小さくありません。

前回取り上げた上層階南西角住戸などと比べると単価差が小さく、そこと比較するともう少しこなれた水準であってもおかしくなかったように思ったりもしますが、同時にパークサイドでもなく日照時間も短い東向き(東棟)との差も小さくなっており、全体的に物件内での単価差が小さく感じますね。

設備仕様面は、それなりのスケールがありながらディスポーザーがないですし、トイレ手洗いカウンターどころか食洗機や床暖房がないのはやはり残念ですね。オール電化を採用するシエリアシリーズは床暖房がないのが基本なので驚きこそありませんが、やっぱり風の当たらない床暖房は快適ですし、けして安い単価帯ではないので食洗機がないのもどうかと…。

管理費は189円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、かつ、総戸数80戸というそこそこのスケールメリットも得られるためか控えめな水準に出来ています。

駐車場は敷地内は全26台で身障者用(来客用)を除いた25台が機械式になります。また、敷地外に28台を確保予定(第三者の地主と直接契約)とのことです。

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