センチュリー東綾瀬【この面積ならばさらなる効率性を…】4階61㎡4,260万円(坪単価230万円)

続けて、センチュリー東綾瀬。

設計はセット設計事務所、施工は新日本建設です。

敷地面積830㎡ほどの小ぶりな物件ですが、南東角地な上、敷地北側に八か村落し親水緑道のあるランドプランは特徴の1つと言えます。

緑道は北側なので南と東のL字配棟となった住戸からは望むことがほぼ出来ないのですが、エントランスは敷地北東部に設けられており(緑道との間には当物件の駐車場への車路を挟んでいます)、多少なりとも緑道を意識した設計にはなっているようです。

エントランス、外観共に特筆すべき点は見られず、多くのセンチュリーシリーズがそうであるようにデザイン面に力を入れている様子は窺えないのですが、外壁やバルコニー手摺にブラウン色を取り入れることで全体として単調なデザインになることを避けているのは悪くないでしょう。

前回のセンチュリー東綾瀬

公式ホームページ
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お部屋は61㎡の3LDK、東向き中住戸です。東方向は北三谷通りの向かいに6階建マンションなどもありますが、その両サイドは3階建程度の建物が多くなっているため、悪いポジションではないでしょう。方角的に日照時間は短いですけど…。

間取りは60㎡そこそこの3LDKということでかなりの狭小感があります。当物件には50㎡台の3LDK(2LDK+S)もあるぐらいですし、近年の狭小トレンド下ではけして珍しいタイプではないものの、効率性を高めるべきこの面積帯で共用廊下側だけでなくバルコニー側の柱すらも食い込んでいるのは残念ですね。

洋室2にウォールドアが採用されているので開け放つことで広々とした空間も生まれますが、柱の食い込みに伴い窓際には梁の食い込みが生じたためかウォールドアの方立てが大きくなってしまっています。

先ほどのプラン同様に収納や洋室の居室畳数には大きな違和感はありませんが、LDKはやっぱり小さいですし、浴室も1418ではなく1317になります。

坪単価は230万円。南向きの中住戸は中層階で240万円ほどの設定ですので気持ち安い程度ですね。
前回の記事で書いたように物件全体の単価レンジがかなり狭くなっている印象で、日照時間の短さを考えたらもう少し価格差があった方が自然だったように思います。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、この単価帯で食洗機に加えトイレ手洗い器が付いているのは良い点でしょう。

管理費は228円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりなスケールが影響しているのかやや高めの水準になります。

駐車場は全5台で身障者用のみが平置、残りの4台が機械式になります。

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