ウエリス湘南台【ゆとりの車寄せと1,800㎡超の緑化】3階68㎡4,548万円(坪単価221万円)
続けて、ウエリス湘南台。
設計はアル・パートナーズ建築設計、施工は鉄建建設です。
第一種低層住居専用地域の3階建ながら総戸数86戸というスケールを実現出来ていることからお分かりのように敷地面積は7,800㎡超という非常に大きなものになります。
その大きな敷地面積に加え、敷地内及び敷地周囲の起伏が大きいポジションで、そのランドプランはかなり個性的ですね。
随所に凹凸はあるものの、大まかに言うと敷地形状は南北に長いものとなっており、南側からA(南東向き)・B(南東向き)・C棟(西向き)となるのですが、北側の方がグラウンドレベルが高いため、いずれも3階建ながらA棟の3階がB・C棟の1階相当(つながっている)という珍しいランドプランになります(※それに伴いA・B棟は3階建ながら住戸は3××~5××号室になっています)。
また、エントランスも北側(メイン)と南側(サブ)にあり、メインは細い道路に面しているのに対し、サブは2024年開通予定の市道に面したポジションになるのも1つの特徴と言えるでしょう。
駐車場は南側(市道側)のサブエントランスにあり、サブ側は駐車場動線が主となる形ですが、一方で北側のメインエントランス側には円形の優雅な車寄せが設けられているため、C棟(北側)にお住まいの場合は帰宅時などに同乗者だけを車寄せで降ろすことが可能でしょう。敷地面積7,800㎡超なりの余裕を感じる計画ですね。エントランスホールは思っていたよりも小さく、総戸数86戸であればもう少し頑張ってくれても良かった印象ではありますが…。
なお、それだけの敷地面積があることから南側のA棟からメインエントランス側(ラウンジ、センターガーデン(中庭)、ゴミ置場などがある)へは少々距離がありますが、一方でC棟側にはキッズルーム、パーティルーム、ワークスペースなどの共用施設があるので、とりわけ有利不利を感じることはないでしょう。
総戸数86戸ながら共用施設が多数あることに加え、緑の小径(メインエントランスのアプローチ)やセンターガーデンなどおよそ1,800㎡超を緑化しているあたりも素晴らしく、大きな特長と言えるでしょうね。
なお、外観デザインに関してはアースカラーの優しい色味で、住宅街に溶け込む形になっているのですが、逆に言うと平凡というか少々淡泊な印象にはなってしまいますね。
湘南台エリアでは貴重なスケール感のある物件ですし、3階建とはいえちょっとした丘上の目立つポジションになるのでもう少し分かりやすい高級感・存在感を放つデザインになっていると良かったのではないでしょうか。C棟の車寄せのところは良い感じではあるのですが、丘上なので見えにくいですし、市道側から見上げるA棟側はちょっと"つまらない"ですよね。
前回のウエリス湘南台。
公式ホームページ

お部屋はB棟の68㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南北に長い敷地の中ほどに位置したB棟の中住戸で、南東方向は六会小学校の校舎などがあります。
上述のように敷地南側のC棟部分よりも「2フロア分」グラウンドレベルが高くなるのですが、それは六会小学校側も同様で、最上階でも視界が抜けることはありません(校庭側はグラウンドレベルが低いが、校舎のある側は高いため、建物があることでこちらの視界は妨げられます)。
当住戸は3××号室にはなりますが、実質的(視界的)には1階と大差ない印象になるでしょう(北西側は標高が低いため共用廊下側は1階らしくない視界で、天気の良い日は富士山も見えそうです)。C棟のようにB棟も西向きにしてしまうのもありだった気がしますが、西向きのC棟に対しこちらは敷地形状的に"北西向き"になってしまうことがネックだったのでしょう。
間取りは70㎡に満たない小ぶりな3LDKですが、バルコニー側だけでなく共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化されており、平均的な70㎡に匹敵する使い勝手があると思います。
先ほどのプラン同様にリビングインの洋室にウォールドアが採用されているので柔軟な使い方が可能ですし、効率性が高いためか収納も充実させることも出来ています。
バルコニー側には連窓サッシが採用されているとさらに魅力的ではありましたが、この単価帯だと連窓サッシが採用されるケースは多くありません。洋室1にまで床暖房を採用するぐらいであれば、連窓サッシの方が良かったような気もしなくはないですけどもね。
坪単価は221万円。このB棟の最下階は物件内で最も視界が芳しくないポジションになりますので下限に近い設定になっています。前回の記事で述べたように近年の湘南台駅は次々と分譲マンションが誕生しており一時的な供給過剰感が強くなっていることを考えるともう少しパンチが欲しかった感もありますが、効率的な完全アウトフレームプランになるので実質坪単価は幾分下と考えて良いように思いますね。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザーが付いています。水回りの天然石天板仕様は見当たりませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターに加え、主寝室に床暖房が付いているのは珍しい点ですね。
管理費は215円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付での水準ですので悪くないでしょう。スケールメリットを感じます。
駐車場は全69台で身障者用2台含む12台が平置、残りの57台が機械式になります。また、別途来客用1台が用意されています。
設計はアル・パートナーズ建築設計、施工は鉄建建設です。
第一種低層住居専用地域の3階建ながら総戸数86戸というスケールを実現出来ていることからお分かりのように敷地面積は7,800㎡超という非常に大きなものになります。
その大きな敷地面積に加え、敷地内及び敷地周囲の起伏が大きいポジションで、そのランドプランはかなり個性的ですね。
随所に凹凸はあるものの、大まかに言うと敷地形状は南北に長いものとなっており、南側からA(南東向き)・B(南東向き)・C棟(西向き)となるのですが、北側の方がグラウンドレベルが高いため、いずれも3階建ながらA棟の3階がB・C棟の1階相当(つながっている)という珍しいランドプランになります(※それに伴いA・B棟は3階建ながら住戸は3××~5××号室になっています)。
また、エントランスも北側(メイン)と南側(サブ)にあり、メインは細い道路に面しているのに対し、サブは2024年開通予定の市道に面したポジションになるのも1つの特徴と言えるでしょう。
駐車場は南側(市道側)のサブエントランスにあり、サブ側は駐車場動線が主となる形ですが、一方で北側のメインエントランス側には円形の優雅な車寄せが設けられているため、C棟(北側)にお住まいの場合は帰宅時などに同乗者だけを車寄せで降ろすことが可能でしょう。敷地面積7,800㎡超なりの余裕を感じる計画ですね。エントランスホールは思っていたよりも小さく、総戸数86戸であればもう少し頑張ってくれても良かった印象ではありますが…。
なお、それだけの敷地面積があることから南側のA棟からメインエントランス側(ラウンジ、センターガーデン(中庭)、ゴミ置場などがある)へは少々距離がありますが、一方でC棟側にはキッズルーム、パーティルーム、ワークスペースなどの共用施設があるので、とりわけ有利不利を感じることはないでしょう。
総戸数86戸ながら共用施設が多数あることに加え、緑の小径(メインエントランスのアプローチ)やセンターガーデンなどおよそ1,800㎡超を緑化しているあたりも素晴らしく、大きな特長と言えるでしょうね。
なお、外観デザインに関してはアースカラーの優しい色味で、住宅街に溶け込む形になっているのですが、逆に言うと平凡というか少々淡泊な印象にはなってしまいますね。
湘南台エリアでは貴重なスケール感のある物件ですし、3階建とはいえちょっとした丘上の目立つポジションになるのでもう少し分かりやすい高級感・存在感を放つデザインになっていると良かったのではないでしょうか。C棟の車寄せのところは良い感じではあるのですが、丘上なので見えにくいですし、市道側から見上げるA棟側はちょっと"つまらない"ですよね。
前回のウエリス湘南台。
公式ホームページ

お部屋はB棟の68㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南北に長い敷地の中ほどに位置したB棟の中住戸で、南東方向は六会小学校の校舎などがあります。
上述のように敷地南側のC棟部分よりも「2フロア分」グラウンドレベルが高くなるのですが、それは六会小学校側も同様で、最上階でも視界が抜けることはありません(校庭側はグラウンドレベルが低いが、校舎のある側は高いため、建物があることでこちらの視界は妨げられます)。
当住戸は3××号室にはなりますが、実質的(視界的)には1階と大差ない印象になるでしょう(北西側は標高が低いため共用廊下側は1階らしくない視界で、天気の良い日は富士山も見えそうです)。C棟のようにB棟も西向きにしてしまうのもありだった気がしますが、西向きのC棟に対しこちらは敷地形状的に"北西向き"になってしまうことがネックだったのでしょう。
間取りは70㎡に満たない小ぶりな3LDKですが、バルコニー側だけでなく共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化されており、平均的な70㎡に匹敵する使い勝手があると思います。
先ほどのプラン同様にリビングインの洋室にウォールドアが採用されているので柔軟な使い方が可能ですし、効率性が高いためか収納も充実させることも出来ています。
バルコニー側には連窓サッシが採用されているとさらに魅力的ではありましたが、この単価帯だと連窓サッシが採用されるケースは多くありません。洋室1にまで床暖房を採用するぐらいであれば、連窓サッシの方が良かったような気もしなくはないですけどもね。
坪単価は221万円。このB棟の最下階は物件内で最も視界が芳しくないポジションになりますので下限に近い設定になっています。前回の記事で述べたように近年の湘南台駅は次々と分譲マンションが誕生しており一時的な供給過剰感が強くなっていることを考えるともう少しパンチが欲しかった感もありますが、効率的な完全アウトフレームプランになるので実質坪単価は幾分下と考えて良いように思いますね。
設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザーが付いています。水回りの天然石天板仕様は見当たりませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターに加え、主寝室に床暖房が付いているのは珍しい点ですね。
管理費は215円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付での水準ですので悪くないでしょう。スケールメリットを感じます。
駐車場は全69台で身障者用2台含む12台が平置、残りの57台が機械式になります。また、別途来客用1台が用意されています。
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