メイツ新川崎【歪で大きな敷地が生み出した優雅なアプローチと車寄せ】2階62㎡4,798万円(坪単価258万円)

続けて、メイツ新川崎。

設計・施工は長谷工です。

最大のポイントは、敷地面積10,600㎡超が生み出す豊かなランドプランでしょう。
道路に面しているのは敷地南東部(メインエントランス)と敷地西部(サブエントランス)のわずかな部分のみにはなるものの、二方にエントランスを設けたことで加瀬山(夢見ヶ崎動物公園)方向へのアクセスが抜群に良くなっていますし、メインエントランス側には提供公園(夢見ふれあい公園)が隣接、かつ、歩車分離も申し分ないガーデンプロムナードによる優雅なエントランスアプローチが施されているのは嬉しいですね。
4棟構成となる建物はメインエントランスから奥まった敷地北側に位置しておりそれゆえの長いアプローチになるのですが、その建物の手前まで車路が施された上で円形の車寄せが用意されているのも素晴らしい点でしょう。ガーデンプロムナードは結構長いですし、緩やかながらも坂道にはなりますので駅徒歩分数(13分)以上の労力がかかってしまうのは確かなのですが、この素敵なアプローチと車寄せはそれを補って余りあるぐらいの存在と言えるでしょうね。

また、4棟をまとめたことで敷地北側は若干の窮屈さも窺えはするものの、4棟の中央にガーデン(シーズンプレイス)を設けたことでかなり雰囲気の良い空間にすることも出来ています。エントランスホールやラウンジからも窓を介しシーズンプレイスが望めるようになっていてかなり気持ちの良い空間になっていますね。
敷地面積10,600㎡超とはいえ総戸数166戸のスケール以上に充実していると感じる部分で、やはりこのあたりは超大規模なライバル物件クレストプライムレジデンスを意識したパフォーマンスと言えるでしょう。

外観に関しても、こういった価格帯の板状マンションは淡泊になりやすいのですが、当物件は赤レンガ調のタイルをアクセントとして用いていることで締まっていますし、前回の記事で取り上げた角住戸のダイレクトサッシもアクセントになっています。

共用施設としては、ラウンジの他にコワーク&スタディベースがあり、このご時世なりのリモートワークに対応する提案になっていますね。

前回のメイツ新川崎

公式ホームページ
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お部屋はカームテラス(C棟)の60㎡超の2LDK、南西向き中住戸です。2階なので視界抜けまでは得られないのですが、南西側は戸建住宅街になっており、圧迫感はなく日照も良好ですね。

間取りは2LDKとしては大きな60㎡超になります。
ややスパンが短めなこともあって奥行が長くなっており、それに伴い廊下が長めなのは気になる点の1つでしょう。

ただ、LDの開口部を重視した設計で、連窓サッシによってLD側の開口部が大きめに確保出来ているのは良いですね。引き戸(M’sドア)を開くことでかなり大き目の空間として利用することも出来ます。

坪単価は258万円。敷地内向き(シーズンプレイス向き(南向き))のアリーナテラスの低層階と大差ない水準で、アリーナテラスはちょっとしたガーデン向きとは言えどもその先すぐのところにこのカームテラス(南西向き)やデライトテラス(南東向き)がありますので、こちらの方がややこなれた感がありますね。※残りの1棟ブルームテラスは西向きになります。

価格帯の印象としては前回の記事で言及した通りなのですが、こちらは2LDKにしては面積が大きくグロスが嵩んでいることもあるのか意外にも70㎡前後の3LDK(同階で260~270万円)の方が単価が強くなっていることからも単価としてはこのご時世なりに目に優しい印象になるでしょう。
グロス価格はそこそこ嵩んではしまうのですが、少し大き目の2LDKをお探しの方にはフィットする水準だと思いますね。

ちなみに、今回の第2期は30戸の供給ですが、6月に行われた第1期では67戸を供給しており、既に6割弱になりますので良いペースですね。

設備仕様面は、スケールを生かしディスポーザー、他に食洗機が付いています。
トイレ手洗いカウンターがないのは残念ですが、単価帯的に違和感のあるレベルではないですし、キッチンがスマートなレンジフードなどを採用した開放感の高いフレタスキッチンというのも魅力の1つでしょう。

管理費は218円/㎡。外廊下ながらディスポーザー付での水準なのでスケールメリットを感じることが出来ます。

駐車場は全52台で身障者用を含む22台が平置、30台が機械式になります。別途、来客用とカーシェア用がそれぞれ1台あります。

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