虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー【東京タワーと愛宕神社】22階180㎡1,900,000円(坪賃料34,877円)

虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー。【賃貸版】になります。

所在地:東京都港区愛宕1-1-1
交通:虎ノ門ヒルズ駅徒歩2分、虎ノ門駅徒歩6分、神谷町駅徒歩6分、御成門駅徒歩9分
用途地域:商業地域、第二種住居地域
階建・総戸数:地上54階地下4階建、547戸(サービスアパートメント160戸含む。他店舗4区画、スパエリア1区画、託児所1区画)
築年:2022年

今年1月の竣工後、結構な数の賃貸が出てきていますね。一般分譲としては、2022年5月現在の販売対象は7戸のみということで多くは水面下で捌いているようなのですが、投資家が購入したものが森ビル経由で賃貸に出ているケースもあるでしょうし、そもそもの森ビル所有分がかなりあるはずなので、賃貸での出物に関して言うと今後も少なくないでしょうね。

一応、ざっくり概要を述べておくと、高さ約220mの54階建で、1~3階には共用施設(次記事で言及しますが、これがまた凄い)の他にヒルズスパ、インターナショナルプリスクールなどの店舗スペース、4~11階はサービスアパートメント(160戸)、12~54階がいわゆるレジデンスとなります。
そして、レジデンスは12~42階のスイートと43~54階のスカイスイートの2つのグレードに分かれており、特にスカイスイートには300㎡超の4ベッドどころか最大1,270㎡(5ベッド)まであるというとんでもなくラグジュアリーな物件になっています。

お隣の虎ノ門ヒルズ森タワーはこちらよりも高い約247m(塔屋部分を含むと約255m)なのですが、上から6フロアはアンダーズ東京で、その下の虎ノ門ヒルズレジデンスは46階が最も上の住戸フロア(推定約210m)になることから、こちらの最上階54階住戸の高さが上回るようになっているあたりもニクイ点ですね(※)。
※同森ビルによる虎ノ門麻布台地区再開発(B-1街区は64階建高さ約263mのタワーマンション、高さ約330mのA街区最上部にはアマンレジデンス東京)にまもなく抜かれますけど…。

2021年末のマンション番付発表時に述べたように、こちらのアドレスは虎ノ門ではなく愛宕になるのですが、住所は愛宕1-1-1ということでたまらんですね。当物件は敷地の一部が第二種住居地域となる愛宕神社を抱くかのようなポジションにあり、超都心の駅直結でありながらレジデンスに相応しい落ち着きも兼ね備えているあたりも絶妙です。

建物としてはそのように虎ノ門ヒルズ森タワーよりも低いですし、建築中のステーションタワー(約266m。オフィス・商業・ホテル)にも抜かれはしますが、レジデンスとして独立したポジション(ほぼほぼ全体がレジデンス)だからこその魅力がありますし、愛宕神社を抱くポジションだけでなく虎ノ門ヒルズ全体の中で東京タワーを望む最前席という点でも価値のある物件だと思いますね。

公式ホームページ
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お部屋は180㎡の3LDK(3ベッド)、南東角住戸です。真南方向に東京タワーがドーン、南東方向眼下に愛宕神社がゴーン(笑)となるすんばらしいポジションです。
少し先に30階建のパークコート虎ノ門愛宕タワーがあるのでこの階だと東京タワー側の視界が妨げられる部分はあるものの、かなり魅力的なポジションであることに違いはありません(高層階が凄すぎるだけです…)。

間取りとしては、300㎡台が当たり前のスカイスイートに比べると小さいです。とはいえ、180㎡ということで、そこいらへんの物件とは次元が違いますね。

柱を内側にしていても37畳のリビングならば全然気になりませんし、柱を窓から離した位置にすることで窓ガラスを連続させているあたりも虎ノ門ヒルズレジデンス同様に超高級タワマンなりのものと言えるでしょう。中にはクレッセント川崎タワーなどのような事例もありますけども…。

最大天井高は2.5mということで拍子抜けするかもしれませんが、豊かな階高を確保したことで梁の凹凸のないフラット天井が森ビルクオリティなのは言うまでもないことで、「最大2.7mで下り天高2.2m」のようなケースよりも「最大2.5mのフラット天井」の方がスッキリしますし開放感も高いと思いますね。
人それぞれかもしれませんが、下り天井(低い部分)があるとより目線に近い部分が生じてしまうので、フラットに比べると圧迫感が生じると思います。まぁ、2.7m(下り2.2m)自体がすんばらしいものではあるのですが…。

また、洗面所が2つあって共にダブルボウルというのもすんごいですね。

坪賃料は34,877円。物件内ではむしろ低層よりですが、それでも22階ですし、眺望良好な角住戸ということを鑑みればむしろ控えめとすら思います。
このクラスのお部屋で「グロスが嵩むから〜」などと言うのは違いますしね。

ちなみに、43階以上のスカイスイートには坪賃料50,000万円台のものもあり、結構な差があります。ただ、スカイスイート専用エントランスがあり、42階には専用のラウンジ(スカイサロン)もあるなどといったさらなる差別化が図れられた最高峰のレジデンスですのでやむなしでしょうか。

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