ミハマシティ検見川浜Ⅱ街区【2つの共用棟とセンターガーデンが生み出す大空間】3階72㎡3,960万円(坪単価181万円)
続けて、ミハマシティ検見川浜Ⅱ街区。
設計、施工はI街区同様に長谷工で直床になります。
I街区の際に述べたように、当プロジェクトは当初から長谷工がコンサルタントとして参画した案件で、その後に野村不動産とコスモスイニシアが加わり、売主は長谷工を含むそれら3社が名を連ねた形になっています(長谷工が土地取得に関わるようなケース(特命受注)でも多くは設計・施工のみで売主に名を連ねることは少ない)。
デザインに関しては当然にI街区を踏襲しており、あくまで別々の物件ながらも全体で1000戸超となるスケール感を演出出来ているのは悪くないでしょう。
I街区との最大の相違点はランドプランと共用施設でしょうか。
こちらの方が敷地面積が大きいのですが、駐車場(自走式及び平置)の設置率をさらに高く(I街区は約7割、こちらは約8割)したこともあり、空地が見るからに大きくなった印象はありません。
しかしながら、II街区にはセンターガーデンという大きなガーデンがあり、その両側にサローネ棟(メインエントランス兼用)とフォレスト棟という2つの共用施設棟があるのが大きな特徴になるでしょう。
I街区は4つのガーデンがあった反面、まとまったガーデン空間がなかったため、約400戸というスケールや敷地面積14,000㎡弱のわりには共用面が地味に感じるところがあったのですが、こちらはこの敷地中央付近に集約させたことでよりインパクトのある空間に出来ていると思います。
I・II街区を別々の物件にするとしても敷地境界に塀などの垣根を設けないことは可能で、2つの敷地境界付近を共にガーデンにすることでとんでもなく大きなガーデン空間(広場空間)を実現するといったことも可能だったはずなので、やはり全体で1000戸超という稀なスケールをさらに生かす取組みが見たかったという思いはあるものの、駅徒歩11分になってしまうII街区なりの頑張りは窺えますね。
共用施設は、サローネ棟にラウンジ、ファミリーサロン、キッズサロン、ランドリーコーナー、フォレスト棟にラウンジ、スタジオ、ライブラリー、オフィス(個別ブース)、キッチン、さらに別途ゲストルームが2室設けられており、Ⅰ街区よりもスケールが大きい分充実しています。
とりわけ珍しいものはないものの、2つの共用棟を挟む位置にそのセンターガーデンがあり、いずれの棟にもそちらに向かって大きな開口部が設けられている点(フォレスト棟はコテージのような木造ながら大開口が採用されています)が素晴らしく、この一帯のトータルでの豊かさは600戸超のスケールだからこその印象ですね。
前回のミハマシティ検見川浜Ⅱ街区。
公式ホームページ

お部屋はB棟の72㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南東向きとなるB棟の中で北東寄り(C棟寄り)に位置しており、南東道路の向かいに真砂第一公園を望む低層階ながら気持ちの良いポジションになります(同じB棟の南東向きでも南西寄りのものは南東方向が真砂東小学校の校庭になります)。
間取りはオーソドックスな田の字ベースのものですが、当物件の中住戸は72〜74㎡台のものが多くなっており、近年の狭小トレンド下においてはゆとりを感じることの出来るものです。
残念なのは開口部でしょうか。I街区では中住戸でも基本的に連窓サッシが採用されていたように記憶しているのですが、こちらはLDと洋室の開口部が分かれてしまっています。I街区が当時申し上げたように”これぐらいの価格帯では珍しい”設計ではあったので仕方ないことなのかもしれませんが、エリア・販売戸数的に"販売単価を伸ばすのは容易ではないためどうしてもコストを考慮せざるを得ない状況"が生じてしまっているようには感じます。
玄関にベビーカーなどを立てかけて置ける窪みがあるのは良いですね。
坪単価は181万円。A棟の南西向き低層階(視界がⅠ街区の駐車場(自走式及び平置))がA・B棟の中では下限の設定になっており、そういった160万円台に比べるとしっかりとした水準にはなります。
とはいえ、「パークフロント」は明確な長所になりますし、このご時世なりに違和感はないでしょう。プランによっても多少異なりますが、B棟は上層階でも190万円に達しない程度の差しかないので、低層階はもう少し控えめな水準でもおかしくなかったようには思いますが…。
設備仕様面は、スケールを活かしたディスポーザーはもちろんのこと、食洗機も付いています。この価格帯ですのでトイレ手洗いカウンターなどはないのですが、Ⅰ街区には食洗機がなかったので単価を上げたなりの配慮(?)も行っているようです。
管理費は163円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーがついてのものですのでスケールや自走式駐車場であることが活きたリーズナブルな水準です。Ⅰ街区は175円/㎡でしたのでさらにスケールメリットがある分、安く出来ているのでしょう。
駐車場はそのように設置率8割超の全492台(自走式230台/平置262台)になります。
設計、施工はI街区同様に長谷工で直床になります。
I街区の際に述べたように、当プロジェクトは当初から長谷工がコンサルタントとして参画した案件で、その後に野村不動産とコスモスイニシアが加わり、売主は長谷工を含むそれら3社が名を連ねた形になっています(長谷工が土地取得に関わるようなケース(特命受注)でも多くは設計・施工のみで売主に名を連ねることは少ない)。
デザインに関しては当然にI街区を踏襲しており、あくまで別々の物件ながらも全体で1000戸超となるスケール感を演出出来ているのは悪くないでしょう。
I街区との最大の相違点はランドプランと共用施設でしょうか。
こちらの方が敷地面積が大きいのですが、駐車場(自走式及び平置)の設置率をさらに高く(I街区は約7割、こちらは約8割)したこともあり、空地が見るからに大きくなった印象はありません。
しかしながら、II街区にはセンターガーデンという大きなガーデンがあり、その両側にサローネ棟(メインエントランス兼用)とフォレスト棟という2つの共用施設棟があるのが大きな特徴になるでしょう。
I街区は4つのガーデンがあった反面、まとまったガーデン空間がなかったため、約400戸というスケールや敷地面積14,000㎡弱のわりには共用面が地味に感じるところがあったのですが、こちらはこの敷地中央付近に集約させたことでよりインパクトのある空間に出来ていると思います。
I・II街区を別々の物件にするとしても敷地境界に塀などの垣根を設けないことは可能で、2つの敷地境界付近を共にガーデンにすることでとんでもなく大きなガーデン空間(広場空間)を実現するといったことも可能だったはずなので、やはり全体で1000戸超という稀なスケールをさらに生かす取組みが見たかったという思いはあるものの、駅徒歩11分になってしまうII街区なりの頑張りは窺えますね。
共用施設は、サローネ棟にラウンジ、ファミリーサロン、キッズサロン、ランドリーコーナー、フォレスト棟にラウンジ、スタジオ、ライブラリー、オフィス(個別ブース)、キッチン、さらに別途ゲストルームが2室設けられており、Ⅰ街区よりもスケールが大きい分充実しています。
とりわけ珍しいものはないものの、2つの共用棟を挟む位置にそのセンターガーデンがあり、いずれの棟にもそちらに向かって大きな開口部が設けられている点(フォレスト棟はコテージのような木造ながら大開口が採用されています)が素晴らしく、この一帯のトータルでの豊かさは600戸超のスケールだからこその印象ですね。
前回のミハマシティ検見川浜Ⅱ街区。
公式ホームページ

お部屋はB棟の72㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南東向きとなるB棟の中で北東寄り(C棟寄り)に位置しており、南東道路の向かいに真砂第一公園を望む低層階ながら気持ちの良いポジションになります(同じB棟の南東向きでも南西寄りのものは南東方向が真砂東小学校の校庭になります)。
間取りはオーソドックスな田の字ベースのものですが、当物件の中住戸は72〜74㎡台のものが多くなっており、近年の狭小トレンド下においてはゆとりを感じることの出来るものです。
残念なのは開口部でしょうか。I街区では中住戸でも基本的に連窓サッシが採用されていたように記憶しているのですが、こちらはLDと洋室の開口部が分かれてしまっています。I街区が当時申し上げたように”これぐらいの価格帯では珍しい”設計ではあったので仕方ないことなのかもしれませんが、エリア・販売戸数的に"販売単価を伸ばすのは容易ではないためどうしてもコストを考慮せざるを得ない状況"が生じてしまっているようには感じます。
玄関にベビーカーなどを立てかけて置ける窪みがあるのは良いですね。
坪単価は181万円。A棟の南西向き低層階(視界がⅠ街区の駐車場(自走式及び平置))がA・B棟の中では下限の設定になっており、そういった160万円台に比べるとしっかりとした水準にはなります。
とはいえ、「パークフロント」は明確な長所になりますし、このご時世なりに違和感はないでしょう。プランによっても多少異なりますが、B棟は上層階でも190万円に達しない程度の差しかないので、低層階はもう少し控えめな水準でもおかしくなかったようには思いますが…。
設備仕様面は、スケールを活かしたディスポーザーはもちろんのこと、食洗機も付いています。この価格帯ですのでトイレ手洗いカウンターなどはないのですが、Ⅰ街区には食洗機がなかったので単価を上げたなりの配慮(?)も行っているようです。
管理費は163円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーがついてのものですのでスケールや自走式駐車場であることが活きたリーズナブルな水準です。Ⅰ街区は175円/㎡でしたのでさらにスケールメリットがある分、安く出来ているのでしょう。
駐車場はそのように設置率8割超の全492台(自走式230台/平置262台)になります。
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