オープンレジデンシア中野セントラル【こちらもなかなかのプラン…】44㎡6,188万円(坪単価467万円)

続けて、オープンレジデンシア中野セントラル。

設計はオーエーシー設計、施工は松村組です。

高さ制限の厳しい第一種中高層住居専用地域の5階建なので、総戸数30戸の小ぶりな物件になっているのですが、敷地面積自体は700㎡超あり、なおかつ、三方角地でもありますので、かなり小さな敷地だったりクセのある立地(ほとんど接道していないなど)の物件も多いオプレジの中では良好な敷地条件と言えるでしょう。

ただ、オプレジらしく駐車場は1台もないですし、空地の大半は地下住戸(容積対象外)のテラスという形になりますのでギリギリまで詰め込んだ形にはなるでしょうね。地階のある物件ではわりと見かけますが、ゴミ置場が地下にあるのも不便でしょう。

むろんデベロッパーは慈善事業を行っているわけではありませんので、利益を追求するのは当然のことではあるのですが、他のデベロッパーだったらここまでせせこましいランドプランとフロアプランにはならなかったはずです。

前回の記事で言及した個別のプランもしかりですし…。

デザイン的にはブラウンやグレーを用いたシックなトーンでエントランス周りに縦格子を用いるなどそれなりではありますが、特筆すべきところはありません。

前回のオープンレジデンシア中野セントラル

公式ホームページ
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お部屋は44㎡の2LDK、西向き中住戸です。西側道路の向かいは戸建、また、その先も戸建の多い住宅街になった良好なポジションです。

ただ、間取りはこちらもなかなか微妙ですね。
柱の食い込みこそそこまでではないものの、廊下がかなり長くなってしまっています。

北東部が共用階段によりえぐれたことが影響し、このような専有部形状になっているのですが、LDドアがやたらと玄関寄り(悪意を感じるレベル)にあり、ドアのところから8.7畳ですので実質的なLDはかなり小さくなります。

44㎡で2LDKにしている以上、1室1室が小さくなるのは仕方ないところです。しかしながら、小さめの面積帯だからこそ効率性がモノを言うわけで、もう少し気の利いたプランであって欲しかったですね。

坪単価は467万円。物件内では面積が小さくグロス価格が嵩んでいないなりのしっかりとした水準ですね。

2LDKのわりにはグロスが抑えられているのは確かですが、上述のようにLDはかなり小さいですし、これを2LDKとして違和感なく使える方でないと魅力は感じにくいでしょうね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター、水回りの天然石天板仕様が備わったオプレジ定番のものになります。
ここは坪単価400万円台中盤が主となった物件ですのでやや地味な印象ではありますが、大きな違和感はありません。

管理費は299円/㎡。ディスポーザーはありませんが、スケールメリットの得られない小規模な内廊下物件ですので悪くはないでしょう。

なお、駐車場はありません。

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