プラウド横浜岡野一丁目【神奈川初の乾太くん採用】1階64㎡7,950万円(坪単価408万円)

続けて、プラウド横浜岡野一丁目。

設計・施工は日本建設です。

敷地面積は約1,070㎡ということで、特段のスケールを感じることはなく、住居系地域で高さも出せないエリアのため建物は総戸数31戸という小ぶりなものになります。

一方で、道路を挟みはするものの、岡野公園(の野球場)や平沼高校(のグラウンド)に面した三方角地という開放感の高いポジションに誕生する物件で、周囲も第一種住居地域の戸建が主となっているため、スケール以上の存在感を感じることが出来るであろうことは良い材料でしょう。

斜向かいに岡野公園方向を望む南西角住戸にはダイレクトサッシが採用され、そういった点も存在感を高める一助になっています。

外観に関しては、そのダイレクトサッシに加え、バルコニー戸境などに石調の仕切りを入れたことで単調になることを回避してはいるものの、最上階住戸に100㎡超のプレミアムプラン(グロスは18,000万円超)まであることを考えると思っていたよりも地味な印象にはなってしまうでしょうか。

エントランス(アプローチ、ホール含む)もこじんまりとしてしまっていますし、そこそこ賑やかな交差点に近い位置にあることを鑑みてももう少し余裕のある造りであって欲しかったですね。

そのように敷地面積はまずまずあるのですが、高さが出せないエリアということもあり空地率は約30%とゆとりあるランドプランが難しくなっています。

前回のプラウド横浜岡野一丁目

公式ホームページ
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お部屋は64㎡の2LDK+S、南向き中住戸です。やはり南方向は道路の向かいに平沼高校の広大なグラウンドを望むため日照良好です。
ただ、植栽を挟むとはいえ目の前が道路(歩道)ですし、こちらのプランは西隣がエントランスホールになるあたりも気になる点の1つでしょうか。

間取りは60㎡台中盤の小さな実質3LDKで、その販売力・ブランド力を武器に他デベロッパーよりもゆとりある面積設定を心掛けることの多いプラウドにしては消極的なものと言えるでしょうか。

共用廊下側の柱が食い込んだ一般的な田の字プランなので特に効率性が高いわけではなく若干の手狭感はありますね。洋室1やサービスルームの歪な形状も気になります。

それでもLDは11畳確保出来ていますし、ウォールドアにより大きな1つの空間としても利用できるあたりは良い点ですね。

こちらのプランはランドリークロークがあるわけではありませんが、洗面所に乾太くんを標準装備しています。

坪単価は408万円。1階の中住戸ですし、エントランスの隣ということもあってか400万円台中盤が主となる物件内で下限の設定になっています。

とはいえ、条件面からすれば安い印象はなく、前回の記事で挙げた近隣供給事例からしてもやや強めの印象にはなるでしょうね。
横浜駅徒歩10分内と住居系地域がガッツリ考慮された水準という印象で、そこに大きな魅力を感じるか否かがポイントになると思います。

設備仕様面は、少規模とはいえ立派な価格帯の物件ですのでディスポーザーはあって欲しかったですね。食洗機、トイレ手洗いカウンターはもちろん備わっており、順梁ながらサッシ高2.1mを確保出来ているあたりは魅力的な点でしょう。

管理費は328円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ながら小規模であることが影響したのか高めです。
3LDK中心の物件ですので中住戸の設計(共用廊下側に開口部が必要)を考えたら外廊下が自然ではあるのですが、吹抜を設けてでも内廊下にするとかもう少し特色があると良かった印象でもありますね。
内廊下にしたらさらに管理費が高くなるのでしょうが…。

駐車場は全13台で機械式になります。

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