ザ・パークハウス戸越公園タワー【各階ゴミ置場なしでも重い管理費】8階36㎡5,390万円(坪単価492万円)
これまでの記事で述べたように、当物件は30㎡台が意外にも多くそちらのプランも取り上げたいのです。
一般フロア(最上階プレミアムフロア以外)でも角住戸こそ70~80㎡台がありますが、中住戸は地権者住戸を除いても30~40㎡台がかなり多くなっており、そういったコンパクトプランなしには当物件は語れないですからね。
前回までのザ・パークハウス戸越公園タワー。
公式ホームページ

お部屋は36㎡の1LDK+マルチスペース、北向き中住戸になります。20階にはオーナーズラウンジがある列で、この階でも楽々駅を越え、視界抜けの得られるポジションですね。地上駅ですので線路の騒音もあるでしょうし、駅北側の再開発エリアにタワマンなんかが出来てしまうと多少の圧迫感も出てくる可能性はありますが、北側すぐのところはフロントガーデンがありますし、その先も駅ですので至近距離で視界を塞がれるようなことはありません。
間取りはかなり良くて、この間取りだからこそもう1件取り上げたというのもありますね。
ワイドスパンのわりには開口部は普通で、キッチンに関しては残念(バルコニー向きで窓があって欲しかった)ではあるものの、浴室に窓がありますし、ほぼほぼ柱がアウトフレーム化された効率的な間取りは魅力的でしょう。
洋室は3畳と小さいながらも形は申し分ないですし、リモートワークスペースとしても使える2WAYのマルチルームがありますので、柔軟な使い勝手が期待できます。
坪単価は492万円。昨日の記事で述べたように、面積帯による単価差がほとんど見受けられない物件で、南向きなど(主にファミリータイプ)とは日照面の差はあれど現実的な単価設定(面積が小さいわりには単価が強気な設定になっていない)がなされていると感じます。
戸越公園駅は都心直通ではなく駅徒歩1分とはいえ交通利便性よりも環境面での魅力が高いぐらいのエリアになりますのでファミリータイプが人気になりがちなのは分かるのですが、そうであれば昨日述べたように初めから60~80㎡台中心にすれば良かっただけの話ですからね。
特にこちらのプランは間取りに魅力がありますし、この面積帯ならば北向きも特に気にはならないので(※資産価値的な面での話。実需であればもちろんその人次第です)、魅力を感じやすい水準ではないでしょうか。
以下のランニングコストの割高感は悩ましいところですけど、30㎡台程度であればインパクトは少なくて済むでしょう。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター(こういった洗面室内トイレのプラン除く)、水回りのクオーツストーン天板に加え、主寝室にまで床暖房(基本的には30㎡台まで同様だが、30㎡そこそこの一部のプランにはありません)が備わっているのは大きな特徴になるでしょう。
管理費は471円/㎡。ディスポーザー付の内廊下ではありますが、前回の記事で述べたように各階ゴミ置場は最上階のみですんで高いですよねぇ…(当初誤ってコンシェルジュなしと書いてしまっていましたが、あります)。
商業下駄ばきゆえの24時間管理で人件費が嵩む影響はあれど、510円/㎡ですんごく高く感じた千住ザ・タワー(ディスポーザー、内廊下、コンシェルジュサービス、24時間有人管理、各階ゴミ置場)をしのぐレベルのコスパの悪さです…。
※最上階だけは各階ゴミ置場があるので管理費が高くなっています。なお、近い階にお住まいの方は最上階に捨てに行きたくなりますが、セキュリティがあるので無理です(汗)。
駐車場は住宅用は55台(身障者用含む)で建物内部のタワーパーキングになります。別途店舗用と荷捌き用があります。