ジェイグラン横浜片倉町【IAO竹田設計による良好なエントランスデザイン】3階68㎡4,840万円(坪単価234万円)

続けて、ジェイグラン横浜片倉町。

設計はIAO竹田設計、施工は東鉄工業です。
ジェイグランディア日吉(JR西日本プロパティーズが主幹事)・ジェイグラン元住吉に次ぐ、IAO竹田設計の起用で、2物件共にJR西日本不動産開発の物件の中では上位(一般的に言っても平均以上)のデザインレベルにあったのが記憶に新しいですね。

ここはジェイグラン元住吉同様の三信住建とのJVで、やはりIAO竹田設計らしさを感じることの出来る物件になります。

他デベロッパーの都心物件などでよく見かけるIAO竹田設計らしい”和モダンな高級感”という雰囲気ではないのですが、SDGsを考慮し木材を用いたエントランス周りの雰囲気はトレンドを意識したものと感じますし、緑豊かなゆとりあるエントランスアプローチも素敵ですね。歪、かつ、起伏ある敷地であることが影響してか、全体でみると敷地面積1,500㎡弱ほどのゆとりを感じることは出来ないものの、エントランス周りは大きなポイントになるでしょう。

外観デザインに関してはホワイトを基調としたシンプルなものになります。ややシンプル過ぎる印象もあるのですが、エントランス側(道路沿い)にはダイレクトサッシ(妻面)を用いているあたりは1つのポイントと言えるでしょうね。

前回のジェイグラン横浜片倉町

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の3LDK、南西向き中住戸です。南西向き住戸はエントランス側の上部にあり、敷地内では標高の低い部分になります。南西方向には機械式駐車場があり、3階(エントランス階の2つ上)だとやや影響が残りそうです。しかしながら、南東向きの棟と”90度の関係”ではなく、それ以上に南西方向にふることで、6階建のアドミラーブル横濱の影響を抑えており日照だけでなく視界的にも悪いポジションではありません。

間取りはオーソドックスな田の字タイプになります。
先程の角住戸は雁行設計になったイレギュラーなポジションだったこともあり柱の食い込みが目立ちましたが、こちらのプランは共用廊下側のアウトフレームも良く、設計面での魅力が高いです。

洋室3側を共用廊下からセットバックしたことで玄関前にアルコーブスペースを捻出出来ていますし、ウォールドアや連窓サッシは導入されてはいないものの、洋室2の引き戸はわりときれいに開け放てるタイプになっているあたりも良いでしょう。

坪単価は234万円。
多少の起伏はあれど駅徒歩5分ですし、上述のような効率的なプランであることを鑑みればこのご時世としては現実的な設定になっていると思います。
前回の記事で述べたように、スーパーが遠いなどクセのある立地条件ではありますが、やはり横浜駅を重視する方にとってはブルーライン沿線はコスパが良いと感じますね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーがないのは当然ですが、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどはなく分譲マンションとしてはシンプルなものになります。

管理費は242円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高いです。ただ、総戸数40戸の小ぶりなスケールですので違和感はないでしょう。

駐車場は16台で機械式になります。

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