ガーラレジデンス葛西パークブライト【総合レクリエーション公園を望む15階建と前建リスクのある8階建】5階68㎡5,170万円(坪単価251万円)

続けて、ガーラレジデンス葛西パークブライト。

設計はオームラ建築設計、施工は鍛治田工務店です。

敷地面積は1,400㎡弱とそこそこのスケールがあり、南向き(15階建)と東向き(8階建)の2棟で構成された物件になります。

敷地形状が南北に長いため、南方向の総合レクリエーション公園を望むことが出来るのは敷地南寄りの「南向きの棟」のみなのですが、前回の記事で書いたように斜線制限(第3種高度地区)がある中での15階建は、敷地北側が左近通り(大通りに面しているので北側への与える日照上の影響が少ない)であることに加え、敷地が南北に長いがゆえの産物になりますね。

東向きの棟はその南向きの棟の背後(北側)になる上、東側も接道していないので将来的に隣地に同じような高さの建物が立つ可能性もないとは言えません。そのため、南向きの棟とは大分条件が劣ってしまうのですが、東側隣地との間に中庭を施しているあたりには努力の跡が窺えますね。

左近通り沿いのエントランス周りの植栽も豊かですし、エントランスの両サイド(外壁)には石積み調の質感のあるものを採用しているので雰囲気的にも良いものになっています。

駐車場への入口は敷地南側道路沿いになっており無理なく歩車分離が出来ているのも良い材料と言えるでしょう。

前回のガーラレジデンス葛西パークブライト

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-9-14_16-39-33_No-00.png
お部屋は68㎡の3LDK、南向き中住戸です。前回の南東角住戸と同じく南向きの5階になりますので、将来的な保証まではないものの、現状は総合レクリエーション公園の緑が望める良好な環境になります。

間取りは70㎡に満たない小ぶり、かつ、オーソドックスな田の字タイプになります。
バルコニー側には連窓サッシが採用されてはいるものの、スパンのわりに幅は今一つですし、共用廊下側の柱の食い込みも目立ちますね。

洋室3のウォールドア、充実した収納などはポイントになるでしょうか。
60㎡台の3LDKだと浴室が1317になってしまっているものを昨今よく見かけますがこちらは1418なのも良い点でしょう。

坪単価は251万円。前回の記事で述べたようにこちらに比べると大分条件で劣ってしまう東向き住戸との単価差が思っていた以上に小さく(56・60㎡でグロスの嵩みが抑えられていることも影響している)、こういった南向きは前回の記事で挙げたような近隣供給事例との比較においても大きな違和感はありません。

ただ、間取り面での魅力は高いとは言えませんし、こういった南向きも60㎡台に面積を絞ったからこそ成立するギリギリの単価という印象にはなるでしょうね。この面積でも5,000万円を超えているぐらいですし…。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機に加えトイレ手洗い器とスロップシンクがあり、ガーラレジデンス葛西ガーラレジデンス葛西アヴェニュー同様にこの単価帯の物件にしては上々のものと言えるでしょう。

管理費は157円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、かつ、総戸数60戸というそこそこのスケールメリットがあるためリーズナブルな水準ですね。

駐車場は全22台で身障者用を含む13台が平置、残りの9台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment