ミオカステーロ向ヶ丘遊園Ⅲ【なかなかのお値段…】4階61㎡5,598万円(坪単価302万円)

続けて、ミオカステーロ向ヶ丘遊園Ⅲ。

設計・施工はデベロッパーの山田建設です。

敷地面積は800㎡弱、5階建24戸というミオカステーロシリーズの中でも小さな物件になりますので予想していたことではありますが、かなり地味ですね。

ミオカステーロシリーズのデザインが地味なのはいつものことで驚きはありません。しかしながら、エントランス周り(敷地東側1階部分)だけ取って付けたようなデザインですし、このご時世はこの駅距離・ポジションでもそこそこの価格帯になってしまいますのでもう少し配慮があって欲しかったとは思いますね。

まぁ、中途半端に頑張らないこと(諦めが肝心的なこと)で価格を抑えるのが山田建設なりの流儀なのだとは思いますけど、前回の記事で述べたようにここは価格もわりかし立派な印象なので余計に気になります。

前回のミオカステーロ向ヶ丘遊園Ⅲ

公式ホームページ
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お部屋は61㎡の3LDK、北角住戸です。北東側は道路の向かいに2~3階建、北西側も2階建になるポジションで、この上層階住戸からは視界抜けも望めます。ただ、日照に関してはやはり短いですし、南西向きが中心となる物件内では良い方とは言えないでしょう。

間取りは日照面を考慮したと思われる物件内では小ぶりなものになるのですが土地柄3LDK(ファミリータイプ)になっています。

角住戸としては廊下を短めにしているため居室畳数はそれなりに確保できてはいるものの、イレギュラーなポジションで四角どころか6本もの柱が食い込んだ設計になりますので、柱による面積消費(食い込み部分は畳数にカウントされています)が大いに気になるプランではあるでしょうね。

全体的に開口部を充実させているあたりは好感が持てる反面、あまりに玄関に近い洗面所の入口なども気になります。

坪単価は302万円。先ほどの70㎡台の南角住戸に比べるとグロスが抑えられているがゆえの単価設定でもあるのでしょうが、日照的には芳しいとは言えない北角住戸でのこの水準は予想外でした。

コンパクト(エリア的に30~40㎡台はないが…)ならば日照が少々悪かろうと単価への影響は限定的だと思うのですが、こちらは普通に3LDKファミリータイプですし、視界抜けが得られるとはいえ駅徒歩9分の北角で300万円超とはね…。

設備仕様面は、このシリーズお馴染みのもので、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗器に加え、キッチンバックカウンター(食器棚)も備わっているので上々のものと言えるでしょう。

管理費は190円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ながら総戸数24戸のかなりの小規模物件ですので200円未満はリーズナブルですね。ただ、ミオカステーロ向ヶ丘遊園Ⅱと比べるとさらにスケールが小さいためかこれでもやや高めです。

駐車場は全8台で2台が平置、残りの6台が機械式になります。

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