オープンレジデンシア代々木参宮橋【デザインや三面採光は良いけども…】46㎡8,180万円(坪単価584万円)

続けて、オープンレジデンシア代々木参宮橋。

設計はアートプランニング、施工は大勝です。
普通に二重床ではあるのですがスラブ厚が150~200mmと表示されており、「150mmがどの部分なのか?基本的には200mmでいいのか?」という点は大いに気になりますね。分譲でもワンルーム投資マンションなんかだと180mmもそこそこありますが、基本的には最低でも200mmは欲しいところです。

30~70㎡台の総戸数20戸ということからもお分かりのように敷地面積は400㎡ちょっとという超の付く小規模物件ですので、共用面での見どころは多くありません。当然ながらエントランスホールもこじんまりとしています。

しかしながら、前回の記事で述べたように近年の近隣供給物件を大きく上回るしっかりとした価格設定の物件ということもあるのかデザインは”オプレジ最高レベル”ではありますね。

高さはやや物足りないものの、道路沿い(坂沿い)に施された石積みは良い雰囲気を醸し出していますし、その傍らのやや深めに確保されたエントランスアプローチからも高価格帯を意識している様子が窺えます。

外観デザインに関してもその道路沿い(坂沿い)の目立つ部分の水平・垂直ラインを強調したもので、色彩(モノトーン調)や外壁タイルの素材感にも特徴があって良いでしょう。

この価格帯ならばこのぐらいやって当然という印象ではあるものの、オプレジということを考えれば"予想していた以上のクオリティ"ではあります。

前回のオープンレジデンシア代々木参宮橋

公式ホームページ
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お部屋は46㎡の1LDK+S、南角住戸です。いずれの面も接道しておらず前建との距離は近いものの、南東は3階建、南西は平屋になるためこちらの上層階からは日照だけでなく視界抜けも出てきます。
北西側には当物件の別プランがありますが、バルコニーを北西側に設けたことで西方向からの採光・日照も入りやすくなっていますね。

間取りはオマケ程度の小さなサービスルームが設けられた珍しいタイプですね。
近年はこういった40㎡台中盤でも”実質2LDK”を意識したものを見かけることが珍しくなくなってきているのですが、こちらはサービスルームが2.4畳と非常に小さく、いわゆる2LDKとしての使い勝手は想定していないのではないでしょうか。2.4畳は物置とかリモートワークスペースなどへの利用を想定していると思われます。

ただ、行灯部屋はやはり閉塞感が伴いますし、この面積帯にしては廊下が意外なほどゆったり目に確保されているため、LDをはじめとして全体的に手狭感が伴うのが気になります。LDは三面採光でそこに関してはオプレジらしからぬ良さがあると思うのですが、中央に柱の凹凸もありますし…。

坪単価は584万円。視界抜けも得られる上層階住戸なりのしっかりとした水準になります。最下階(地階)は400万円台中盤ですので差は大きいです。

30~40㎡台はグロスが嵩まない分、単価が高めに設定されていること自体に大きな違和感はないのですが、効率性に欠けるプランですし600万円弱はどうかねぇ…。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありません。食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンの水回り天板、そして廊下・洗面室・トイレ床のタイル貼も備わったオプレジの上位グレードではありますが、坪単価500万円台中盤~後半が主となる物件ということを考えると淡泊な印象(他デベロッパーよりもチープな印象)にはなりますね。

管理費は339円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の超小規模物件ですので高くなるのはやむなしでしょう…。

なお、駐車場はありません。

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