プレシス千葉みなとベイフロント【3LDK2,000万円台~ながらデザインに拘り】2階64㎡2,880万円(坪単価148万円)

続けて、プレシス千葉みなとベイフロント。

設計はプラスデコ、施工は三共建設、そしてデザイン監修はシー・アンド・スタイルです。

敷地面積は1,000㎡弱と、けして大きな物件ではないものの、外観やエントランス周囲などに特色を感じることのできる物件です。
外観にはベイフロントポジションを生かしたガラス手摺中心の透明感はもちろんのこと、縦横のラインを強調したデザインが秀逸ですね。

縦横のラインを強調するのは”マンションデザインの王道”と言っても過言ではなく何ら珍しいものではないのですが、こちらは縦のライン(垂直。ホワイトのマリオン)を二重、かつ、ところどころあえてマリオンをなくすことで”斜めの空白”を生み出しており、外観に動きを出しています。

さらに横のライン(水平ライン)、つまりバルコニー床の側面に凹凸を設けた手の込んだデザインで、こちらにも”二重”の印象を持たせたことで全体としてかなり繊細な出来ですね。

エントランスアプローチは京葉線通りから深めに確保し、両サイドに植栽を施したことで良い雰囲気に出来ていますし、プレシスでは上位に入るデザインの高さを感じます。このような目に優しい価格帯の物件でこのレベルのデザイン性を追求しているのは立派だと思いますね。

前回のプレシス千葉みなとベイフロント

公式ホームページ
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お部屋は64㎡の3LDK、南西向き中住戸です。低層階なので「ベイフロント」感はないものの、京葉線の高架の手前には”緑”もあると言えばありますし、低層階でも半永久的に日照が保たれるであろうポジションですね(埋立後、倉庫・物流倉庫が誘致される予定ですが、高架の先なので離隔がありますし、日照が妨げられる可能性は低いでしょう)。

間取りは60㎡台中盤の3LDKということで一般的に言えば小さいのですが、都内のプレシスなどでは50㎡台中盤の3LDKが当たり前(こちらは最低でも58㎡と少し大き目)ですので、むしろ"エリアを加味した少し大き目の設定"と言えるでしょう。

バルコニー側の連窓サッシの採用(連窓サッシのわりには幅は今一つ)は悪くないですし、60㎡台中盤を確保したことでLD単体でも10畳超、また、収納もわりと充実しているので3LDKとして大きな違和感はないでしょうね。

そうは言えども、一般的には小さな3LDKですし、共用廊下側の柱がガッツリと食い込んだ設計はやはり残念ですけど…。

坪単価は148万円。こちらの上層階はやはり190万円超の水準でありなかなかに強烈な単価差ですね…。

中層階以上は現状はベイフロントですけど埋立てが進むと海は見えても"ベイフロント"ではなくなりますし、曲がりなりにも低層階の3LDK2,000万円台というのは目に優しく感じますね。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様がないのは当然ですが、床暖房がないのは"単価帯なり"のところでしょうか。ただその一方で、食洗機に加えトイレ手洗いカウンターが付いているのは意外ですね。この単価帯でのトイレ手洗いカウンターはレアです。

管理費は186円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、スケールのある物件ではないので200円/㎡未満ならばリーズナブルな方でしょう。

駐車場は全28台で身障者用を含む2台が平置、残りの26台が機械式になります。

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