ヴェレーナ川崎溝の口【小ぶりながら特徴的なガラスウォール】6階69㎡6,398万円(坪単価308万円)

続けて、ヴェレーナ川崎溝の口。

設計は設計集団宙組、施工は日成工事です。

別途デザイン監修に携わった方の有無が明らかではないものの、いわゆるヴェレーナの定番のユーロデザインに比べるとユーロ色が抑えられている印象で、ヴェレーナの中ではモダンで万人ウケするものになっていると思います。

バルコニー周りにはマリオンなどによる縦横のラインが部分によって異なるパターンで施され、繊細さが窺えますね。

ランドプランに関しては、府中街道沿いの南側と北西側の細い道路沿いの二方向から敷地に入れるようになっているのですが、建物に入るエントランス自体は1つになります。その府中街道とマンションを結ぶ細長いアプローチは歩行者動線と駐車場動線(車路)の双方があることもあり、植栽などを十分に施す余裕はなかったようです。しかしながら、エントランスのデザインは重厚感のある方ですし、エントランスホールはオーナーズガーデンに面した内外に広がりのあるものとなっているあたりも良い点と言えるでしょう。

前回のヴェレーナ川崎溝の口

公式ホームページ
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お部屋は69㎡の3LDK、東向き中住戸です。前回の記事で述べたように東方向は戸建など2階建の低層建物が多くなっているのでこの上層階住戸からは良好な視界抜けが得られます。北東方向にはかすみ堤の桜並木も望めるでしょう。

間取りは70㎡に満たない物件内で小ぶりな3LDKで、共用廊下側の柱が普通に食い込んだ設計でもあるので一般的に言っても3LDKとしてはやや手狭なものになるでしょう。

ただ、スパン目一杯に連窓サッシを採用したことで、LD側だけでもサッシ2枚半分の開口部を実現できていますし、リビングインの洋室3の引戸がきれいに開け放てるようになっているため開放感もかなり高いでしょうね。

収納も違和感はないですし、浴室がしっかりと1418になっているのも悪くありません。

ちなみに、当物件にはオープンエアリビングバルコニータイプはないのですが、1階住戸にはオープンエアリビング(デッキ敷のテラス)があります。

坪単価は308万円。視界が抜けない低層階には290万円ほどになりますが、単価差は大きくないですね。60㎡台の小ぶりな3LDKですら優に6,000万円を超えているわけですし、エリア・駅距離的に上限単価を伸ばしづらい状況にあるのは確かでしょうね。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナに加え、天然石のキッチン天板も備わっています。トイレ手洗いカウンターも60㎡台など小ぶりなタイプを除くと付いており単価帯以上のものと言えるのではないでしょうか。

管理費は199円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数38戸の小ぶりな物件ですので200円未満ならばむしろリーズナブルな方と言えるでしょう。

駐車場は全16台で身障者用1台のみが平置、残りの15台が機械式になります。

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