ルフォン横浜根岸【戸建街を望む全戸南向き×小規模ながらリーズナブルな管理費】2階71㎡5,410万円(坪単価253万円)

続けて、ルフォン横浜根岸。

設計は環境デザイン研究室、施工は木内建設で、今夏竣工済の完成売りになります。

総戸数は37戸と少な目ですが、容積率200%の低めの住居系エリアに位置した物件で、敷地面積は1,300㎡超というそこそこの大きさがあります。

現地をご覧いただければお分かりのように周囲は戸建がほとんどですし、この界隈ではかなり大きな物件という印象になるはずです。

また、そのように容積率が低めのため空地率も48%とまずまずですね。
空地の多くは1階住戸の専用庭と駐車場・駐輪場という感じなのですが、1階住戸のそれぞれにわりと奥行のある専用庭を施すことが出来ているのは低めの容積率(とそこそこには高さが出せる高度地区)あってのものですし、やや小ぶりな印象もあるとはいえクランクインアプローチとしたエントランス周りの設計も魅力の1つでしょう。

ルフォンシリーズではお馴染みの環境デザイン研究室がデザインに携わったエントランスは、基壇部の風合い豊かなレンガ調タイルに加え、グリーンウォール(壁面緑化)まで施されているのでスケールの小さな建物(戸建など)の多い当エリアでは一目置かれる存在になることでしょう。

前回のルフォン横浜根岸

公式ホームページ
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お部屋は70㎡超の3LDK、南向き中住戸です。敷地西寄り、南西角住戸の東隣りに位置した中住戸になります。

接道しているのは敷地東側のみになるわけですが、南側は中通りのところまでの広域に渡りほぼほぼ戸建の低層住宅街になっているため、圧迫感は皆無で日照も良好です(上述のように1階住戸には奥行ある専用庭があることからお分かりのように敷地南端ギリギリに立っているわけではありません)。

間取りはギリギリでも70㎡に乗っているのは良いですし、柱の食い込みがほとんどないため効率性も高いですね。

田の字タイプの中ではやや廊下が長い印象(LDの入口付近の実質的な廊下部分を含む)ではあるものの、先ほどの角住戸同様に連窓サッシ及びLDから洋室3にかけての引き戸設計による開放感も魅力でしょう。

一方、敷地形状の影響で、南面の一部が雁行設計、そして、共用廊下もやや斜めに入ってしまっており、特に共用廊下の幅が十分とは言えないのは気になる点の1つです。このプランの玄関扉を開けた状態だと共用廊下の人の通行を邪魔してしまいますね。

坪単価は253万円。前回の記事で述べたように上層階には300万円超がありますので平均では280万円程度になるでしょうか。

2018年のヴェレーナシティ横浜根岸ザ・フロントは駅徒歩3分の好立地での約245万円でしたので、流石に値上がりしていますが、ヴェレーナシティは4年も前なので当然のことです。

近隣エリアのプレディア横濱山手パークヴィラ(山手駅徒歩15分/分譲中、かつ、単価レンジが大きな物件なので平均が分かりにくいのですが、260~270万円ぐらいでしょうか)、レーベン横浜山手ワンウォードコート(山手駅徒歩13~14分、根岸駅徒歩19~20分(棟による)/こちらも分譲なので暫定ですが240万円ぐらいでしょうか)に比べるとやはり高くはなりますが、それらは起伏の影響で徒歩分数以上の労力が必要な実質バス便物件といった形ですので、この程度の価格差ならば納得でしょうね。
※単純に利便性(駅距離)だけを考えたらこちらの方が割安ですが、プレディアやレーベンは丘上(レーベンは棟にもよります)なりのプレミアムが幾らか乗っかったお値段設定になりますので何を重視するか次第で評価は変わります。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗い器、天然石のキッチン天板(プレミアムは側面まで天然石貼り下ろし)、浴室のフラットラインLED照明と充実しています。

管理費は170円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数37戸の小ぶりな物件になりますのでとてもリーズナブルですね。以下のようにとりわけ平置駐車場が充実しているということもない中での水準ですし、予想外に安い印象になります。

駐車場は全15台で内訳は平置6台、機械式9台になります。

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