ブリリアンコート久米川【大手デベ顔負けの高いデザイン性】5階73㎡4,968万円(坪単価225万円)

続けて、ブリリアンコート久米川。

設計・施工は埼玉建興です。
当物件のデベロッパーである大栄不動産がJVで参画することの多い三菱地所レジデンスのザ・パークハウスシリーズはもちろんのこと、三井のパークホームズや野村のプラウドなど大手デベロッパー物件での実績が豊富なゼネコンですね。

こちらは総戸数66戸、敷地面積約1,250㎡ととりわけスケールが大きいわけではありませんが、エリア内では大きな方ですし、前回の記事で書いたように半数超が70㎡台となり価格(グロス)的にも立派な物件になることからデザイン面に力を入れている様子が窺えます。

特に目立つのは外観デザインで、ランダムな間隔で配色されたモザイク調のアクセントタイルやバルコニー周りのホワイトグリッドによって非常に手の込んだ繊細なものという印象を受けます。

エントランス周りは重厚感のあるマテリアルを採用すると共にライン状の間接照明も用いることで洗練された印象、また、幾何学的なデザインのエントランスホールもかなり存在感がありますね。

前回のブリリアンコート久米川

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-10-17_10-6-40_No-00.png
お部屋は73㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側は戸建住宅が連なっており、この階でも日照は何ら問題ありません。視界抜けが得られる感じではありませんが、戸建の手前には当物件の1階住戸の専用庭があり、離隔もそれなりには図れています。

間取りは70㎡を優に超える中住戸で、近年の狭小トレンド(当エリアに限らず全体的なもの)下においては意外なほどゆったりとした印象です。

先ほどの角住戸同様に共用廊下側の柱がガッツリ食い込んでいるのは残念なのですが、やはり幅のある連窓サッシが採用されているのは大きな特長ですし、ベッドルーム3のウォールドア設計も魅力でしょう。
この価格帯で連窓サッシを採用するケースは多くないのです。

収納は平均的な水準ですが、ベッドルーム1のウォークインクローゼットは大きさがありながらも奥行の浅いタイプになっており使い勝手が良さそうですね。

坪単価は225万円。駅近に加え、日照・視界良好、さらに、連窓サッシによる採光面での高いパフォーマンスを鑑みればこなれた印象のある水準です。
もちろん一昔前に比べればこの界隈も随分と値上がりしてはいますし、こちらは中住戸としては面積が結構大きく5,000万円近いグロスの嵩みは気になる点ではありますが…。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、トイレ手洗器に加え、カップボードも備わっているのが魅力的ですね。単価帯以上のものと言えます。

管理費は221円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、とりわけスケールのある物件ではないので違和感はないでしょう。

駐車場は全16台で、身障者用と来客用が平置、残りの14台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment