オープンレジデンシア大宮フロント【良好なワイドスパン×質素な設備仕様】44㎡4,788万円(坪単価359万円)
続けて、オープンレジデンシア大宮フロント。
設計は長谷建築設計事務所、施工は松村組です。
駐車場が2台(平置)しかないあたりはひっじょ~にオプレジらしいところではあるのですが、敷地面積は1,100㎡超の総戸数87戸というそこそこのスケール感のある物件で、旧中山道に面した東側の設えにかなり力を入れていると感じますね。
エントランスホールのガラス面に加え、その上部には先ほど取り上げた南東角住戸のダイレクトサッシが上部まで連なっています。ダイレクトサッシの両サイドの柱表面に質感のあるタイル素材が用いられている上、柱中央を貫くマリオンが施されているのも特徴的で、透明感だけでなく重厚感も合わせもったデザインと言えるでしょう。
また、バルコニー下部(床)やダイレクトサッシ間の大庇が水平ラインを強調しており、旧中山道沿いからの存在感はかなり高そうですね。
旧中山道沿いに面した部分はわずかで、敷地の大部分はそこから西側に奥まっており目立ちません。そのため、旧中山道沿いから見る限りここまでのスケールのものには見えなさそうですが、そういった点も考慮した上で存在感を高めているものと思われます。
まぁ、色んな意味で西側(南銀通り)からはお目にかかってはいけない物件なのかなと(汗)。
前回のオープンレジデンシア大宮フロント。
公式ホームページ

お部屋は44㎡の2LDK、南向き中住戸です。前回の記事で述べたように非常に東西に長い敷地形状の全戸南向きの物件になります。こちらのプランは旧中山道からしっかりと内に入った敷地西端から3分の1ほどの西寄りポジションで、前建は3階建の低層ビルになるので低層階でも日照が得られます。やはり前回の記事で言及したように旧中山道沿いに限らず絶対高さ制限や高度地区指定のない商業地域になっているのですが、目の前は細い道路に面した小さな土地で構成されており、この物件のように旧中山道もしくは南銀通りに向かって土地がまとまらない限り高い建物になるのは難しそうです。
間取りは40㎡台中盤のいわゆる狭小2LDKになります。
ただ、非常に東西に細長い敷地形状が功を奏し、こういった面積帯でもしっかりとしたスパンが確保出来ており、”オプレジらしくない無理のない設計(笑)”になっているのは良いですね。
柱の食い込みは相変わらずですが、廊下は短めで、開口部が充実したLDは採光面での魅力が高いです。窓際上部の梁の影響は大きくはありますが、ダイレクトサッシ部分も足元付近から梁下までの掃き出し窓同様の高さのあるものになっています。
一方、ベッドルーム1の引き戸はウォールドアなどもっときれいに開け放てるものになっていると良かったようには思いますし、面積帯なりに収納は少ないですね。
収納が少な目ながら浴室が1418としっかりとしているのは良いギャップでしょう。
坪単価は359万円。上層階は400万円近い水準になりますので、結構な上下差がありますね。
30㎡台の下限面積帯のお部屋には400万円を優に超える設定のものまでありますし(400万円前後中心)、こういった40㎡台の低層階は現実的な方なのだとは思います。
プラウド大宮桜木町(2021年分譲/駅徒歩6分/約350万円)、ルピアコート大宮ザ・ゲート(2021年分譲/駅徒歩8分/約330万円)は50㎡台~の設定でしたし、大宮スカイ&スクエアザ・タワー(2022年より分譲中/駅徒歩5分/約380万円)にあるわずかな40㎡台は高層階のみの設定で坪単価400万円を優に超えていますので、価格帯(グロス)の被りもほぼありません。
設備仕様面は、そこそこのスケール感があるとはいえ30~50㎡台も多い物件ですし、ディスポーザーがないことに違和感はありません。
ただ、水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターも標準では付いていないようで、単価帯を鑑みるとかなり質素な印象になってしまいますね…。大宮スカイ&スクエアザ・タワーがライバルになる価格設定なのにこの仕様というのは逆に凄いなと…。
管理費は225円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、そこそこのスケール感を有していることを考えるともっと安くともおかしくなかったように思います。
駐車場は全2台で平置になります。
設計は長谷建築設計事務所、施工は松村組です。
駐車場が2台(平置)しかないあたりはひっじょ~にオプレジらしいところではあるのですが、敷地面積は1,100㎡超の総戸数87戸というそこそこのスケール感のある物件で、旧中山道に面した東側の設えにかなり力を入れていると感じますね。
エントランスホールのガラス面に加え、その上部には先ほど取り上げた南東角住戸のダイレクトサッシが上部まで連なっています。ダイレクトサッシの両サイドの柱表面に質感のあるタイル素材が用いられている上、柱中央を貫くマリオンが施されているのも特徴的で、透明感だけでなく重厚感も合わせもったデザインと言えるでしょう。
また、バルコニー下部(床)やダイレクトサッシ間の大庇が水平ラインを強調しており、旧中山道沿いからの存在感はかなり高そうですね。
旧中山道沿いに面した部分はわずかで、敷地の大部分はそこから西側に奥まっており目立ちません。そのため、旧中山道沿いから見る限りここまでのスケールのものには見えなさそうですが、そういった点も考慮した上で存在感を高めているものと思われます。
まぁ、色んな意味で西側(南銀通り)からはお目にかかってはいけない物件なのかなと(汗)。
前回のオープンレジデンシア大宮フロント。
公式ホームページ

お部屋は44㎡の2LDK、南向き中住戸です。前回の記事で述べたように非常に東西に長い敷地形状の全戸南向きの物件になります。こちらのプランは旧中山道からしっかりと内に入った敷地西端から3分の1ほどの西寄りポジションで、前建は3階建の低層ビルになるので低層階でも日照が得られます。やはり前回の記事で言及したように旧中山道沿いに限らず絶対高さ制限や高度地区指定のない商業地域になっているのですが、目の前は細い道路に面した小さな土地で構成されており、この物件のように旧中山道もしくは南銀通りに向かって土地がまとまらない限り高い建物になるのは難しそうです。
間取りは40㎡台中盤のいわゆる狭小2LDKになります。
ただ、非常に東西に細長い敷地形状が功を奏し、こういった面積帯でもしっかりとしたスパンが確保出来ており、”オプレジらしくない無理のない設計(笑)”になっているのは良いですね。
柱の食い込みは相変わらずですが、廊下は短めで、開口部が充実したLDは採光面での魅力が高いです。窓際上部の梁の影響は大きくはありますが、ダイレクトサッシ部分も足元付近から梁下までの掃き出し窓同様の高さのあるものになっています。
一方、ベッドルーム1の引き戸はウォールドアなどもっときれいに開け放てるものになっていると良かったようには思いますし、面積帯なりに収納は少ないですね。
収納が少な目ながら浴室が1418としっかりとしているのは良いギャップでしょう。
坪単価は359万円。上層階は400万円近い水準になりますので、結構な上下差がありますね。
30㎡台の下限面積帯のお部屋には400万円を優に超える設定のものまでありますし(400万円前後中心)、こういった40㎡台の低層階は現実的な方なのだとは思います。
プラウド大宮桜木町(2021年分譲/駅徒歩6分/約350万円)、ルピアコート大宮ザ・ゲート(2021年分譲/駅徒歩8分/約330万円)は50㎡台~の設定でしたし、大宮スカイ&スクエアザ・タワー(2022年より分譲中/駅徒歩5分/約380万円)にあるわずかな40㎡台は高層階のみの設定で坪単価400万円を優に超えていますので、価格帯(グロス)の被りもほぼありません。
設備仕様面は、そこそこのスケール感があるとはいえ30~50㎡台も多い物件ですし、ディスポーザーがないことに違和感はありません。
ただ、水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターも標準では付いていないようで、単価帯を鑑みるとかなり質素な印象になってしまいますね…。大宮スカイ&スクエアザ・タワーがライバルになる価格設定なのにこの仕様というのは逆に凄いなと…。
管理費は225円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、そこそこのスケール感を有していることを考えるともっと安くともおかしくなかったように思います。
駐車場は全2台で平置になります。
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