レ・ジェイド板橋本町【「オフセット」をテーマにした考え抜かれたデザイン性】2階36㎡3,598万円(坪単価333万円)
続けて、レ・ジェイド板橋本町。
設計はコモン・リンク、施工は鍛治田工務店、デザイン監修は宮川事務所になります。
20~50㎡台の総戸数55戸の小ぶりな物件で、敷地面積は350㎡ほどしかありません。
しかしながら、宮川事務所代表の宮川祐一氏による「オフセット」をテーマとしたデザインは非常に特徴的で、小規模ながらも見どころはとても豊富ですね。
ギャラリーのような趣のあるエントランスを建物に対して斜めに配置するなど、デザインや素材など随所に「ずれ(オフセット)」を散りばめた物件になります。
外観においては、北面・西面・東面それぞれを異なるデザインにしており、特にエントランスのある北面はサッシを面落ちさせ凹凸のあるデザインにすると共に、面落ちしたサッシ周りをランダムに色分け、そして共用廊下がある東面は壁の開口部分をランダムにオフセットすることでリズミカルなデザインとするなど事細かな工夫が数多く見受けられます。
また、マテリアルも多種多様で、特に釉薬のかかったタイルをポイントとして採用したエントランスは秀逸ですね。エントランスホールは、物件スケールなりにこじんまりとしてはいるものの、穏やかな照明(時間の移ろいに合わせて照明の最適な明るさを自動でコントロール)とゆるやかな曲線を描く木の壁を用いた心地よい空間に仕上がっています。
前回のレ・ジェイド板橋本町。
公式ホームページ

お部屋は36㎡の1LDK、西向き中住戸です。西方向は細い道路の向かいから第一種住居地域になっており、斜線制限(第3種高度地区)によりこちらの商業地域ような高い建物が立つことはありません。この階では視界は抜けませんが、前建は戸建ですし、日照を得ることが出来ますね。
間取りは30㎡台中盤のオーソドックスな大きさの1LDKになります。
玄関周りが共用廊下に向かって凸になった設計で、共用廊下との間にアルコーブ的な余裕を設けることが出来ていないのはちょっと残念ではあるものの、20~50㎡台のみで構成された小規模物件という属性を考えればやむなしでしょうか。
専有面積に1㎡弱のバルコニー防災備蓄倉庫がカウントされてはいるものの、共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化されたプランですので、効率性は高いですね。
やはり連窓サッシは採用されてはいないものの、先ほどのプランとは異なり洋室の引き戸がきれいに開け放てる設計になっているのも魅力の1つでしょう。
坪単価は333万円。先ほど取り上げたプランのある上層階を除くと20~40㎡台で構成された物件になります。ただ、非分譲住戸を除くと20㎡台は1戸のみですし、こういった30㎡台が多くを占めますね。
先ほどの50㎡台が低層階まであったとしたら320万円ぐらいにはなっていたように思いますし、50㎡台の数が少ないためか(希少性のためか)、面積差があるわりには単価差が小さく感じますね。
近年の板橋本町駅でのコンパクト目の供給事例は(いわゆるワンルーム投資マンション除く)、リビオレゾン板橋本町ステーションサイド(2018年分譲/駅徒歩2分/約295万円)だけなのですが、板橋区役所前駅側ではプラウド板橋区役所前(2021年分譲/板橋区役所前駅徒歩4分/約380万円)がなかなか強烈な価格設定(詳細は個別記事をご覧下さい)になっているぐらいですし、今時期のこの水準ならば大きな違和感はないでしょう。
設備仕様面は、小規模コンパクトですのでディスポーザーはありません。食洗機(20㎡台除く)、フィオレストーンのキッチン天板は備わっているものの、そこそこの単価帯を鑑みるとトイレ手洗いカウンターがないのは残念な点になるでしょうか。
なお、カラーセレクトなどの一般的なものに加え、水回りなどの豊富なエディションは当物件のポイントの1つになっており、斜めと縦の交差が美しいフローリング(ラインボーン)やプラチナミラーなどは珍しいですね。
管理費は321円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模物件であることが影響し高めです。
駐車場は身障者用を含む全3台で平置になります。
設計はコモン・リンク、施工は鍛治田工務店、デザイン監修は宮川事務所になります。
20~50㎡台の総戸数55戸の小ぶりな物件で、敷地面積は350㎡ほどしかありません。
しかしながら、宮川事務所代表の宮川祐一氏による「オフセット」をテーマとしたデザインは非常に特徴的で、小規模ながらも見どころはとても豊富ですね。
ギャラリーのような趣のあるエントランスを建物に対して斜めに配置するなど、デザインや素材など随所に「ずれ(オフセット)」を散りばめた物件になります。
外観においては、北面・西面・東面それぞれを異なるデザインにしており、特にエントランスのある北面はサッシを面落ちさせ凹凸のあるデザインにすると共に、面落ちしたサッシ周りをランダムに色分け、そして共用廊下がある東面は壁の開口部分をランダムにオフセットすることでリズミカルなデザインとするなど事細かな工夫が数多く見受けられます。
また、マテリアルも多種多様で、特に釉薬のかかったタイルをポイントとして採用したエントランスは秀逸ですね。エントランスホールは、物件スケールなりにこじんまりとしてはいるものの、穏やかな照明(時間の移ろいに合わせて照明の最適な明るさを自動でコントロール)とゆるやかな曲線を描く木の壁を用いた心地よい空間に仕上がっています。
前回のレ・ジェイド板橋本町。
公式ホームページ

お部屋は36㎡の1LDK、西向き中住戸です。西方向は細い道路の向かいから第一種住居地域になっており、斜線制限(第3種高度地区)によりこちらの商業地域ような高い建物が立つことはありません。この階では視界は抜けませんが、前建は戸建ですし、日照を得ることが出来ますね。
間取りは30㎡台中盤のオーソドックスな大きさの1LDKになります。
玄関周りが共用廊下に向かって凸になった設計で、共用廊下との間にアルコーブ的な余裕を設けることが出来ていないのはちょっと残念ではあるものの、20~50㎡台のみで構成された小規模物件という属性を考えればやむなしでしょうか。
専有面積に1㎡弱のバルコニー防災備蓄倉庫がカウントされてはいるものの、共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化されたプランですので、効率性は高いですね。
やはり連窓サッシは採用されてはいないものの、先ほどのプランとは異なり洋室の引き戸がきれいに開け放てる設計になっているのも魅力の1つでしょう。
坪単価は333万円。先ほど取り上げたプランのある上層階を除くと20~40㎡台で構成された物件になります。ただ、非分譲住戸を除くと20㎡台は1戸のみですし、こういった30㎡台が多くを占めますね。
先ほどの50㎡台が低層階まであったとしたら320万円ぐらいにはなっていたように思いますし、50㎡台の数が少ないためか(希少性のためか)、面積差があるわりには単価差が小さく感じますね。
近年の板橋本町駅でのコンパクト目の供給事例は(いわゆるワンルーム投資マンション除く)、リビオレゾン板橋本町ステーションサイド(2018年分譲/駅徒歩2分/約295万円)だけなのですが、板橋区役所前駅側ではプラウド板橋区役所前(2021年分譲/板橋区役所前駅徒歩4分/約380万円)がなかなか強烈な価格設定(詳細は個別記事をご覧下さい)になっているぐらいですし、今時期のこの水準ならば大きな違和感はないでしょう。
設備仕様面は、小規模コンパクトですのでディスポーザーはありません。食洗機(20㎡台除く)、フィオレストーンのキッチン天板は備わっているものの、そこそこの単価帯を鑑みるとトイレ手洗いカウンターがないのは残念な点になるでしょうか。
なお、カラーセレクトなどの一般的なものに加え、水回りなどの豊富なエディションは当物件のポイントの1つになっており、斜めと縦の交差が美しいフローリング(ラインボーン)やプラチナミラーなどは珍しいですね。
管理費は321円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模物件であることが影響し高めです。
駐車場は身障者用を含む全3台で平置になります。
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