ヴェリテージ文京小石川【アイランドキッチン採用の特色豊かな2LDK】6階67㎡10,698万円(坪単価531万円)

続けて、ヴェリテージ文京小石川。

設計は寺澤雄治アート設計工房、施工は守谷商会です。

1フロア2戸、敷地面積約300㎡のかなり小さな物件になるのですが、前回の記事で述べたように新ブランド「ヴェリテージ」の第1号物件ですし、価格帯的にもデザインに拘った物件と言えるでしょう。

最大の特徴は、高さ約4.5mの建物の基壇部(1階部分)に方形乱貼り(さまざまな形のタイルを緻密に組み合わせた)を行っている点でしょうか。中世の城壁などを彷彿させる重厚さがあり、小規模ながらも存在感のあるものになっています。

小規模ながらも共用廊下は内廊下(窓付き)とすることで高級感を高めていますし、外観(建物上部)に関しても住戸部分にふんだんに設けられたダイレクトサッシが少なからずアクセントになっていると思います。

前回のヴェリテージ文京小石川

公式ホームページ
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お部屋は67㎡の2LDK、北西角住戸です。西側は道路の向かい15階建のブライエント小石川の影響が強いものの、北~北東にかけては千川通りに面しており、向かいも柳町小学校(改築・移転で千川通り沿いになる。階高高めの5階建なのでこのお部屋からの視界には影響が残る)ですので、圧迫感のないまずまずのポジションです。

間取りは先ほどの70㎡よりは小さくなるものの、67㎡あり2LDKとしては意外なほど大きなものになります。

最大の特徴は、やはり逆梁を多用した幅のあるダイレクトサッシで、LDはアイランドキッチンを採用したこともあり、かなりインパクトのある空間になるでしょう。

ただ、その一方で気になるのはLDの入口付近の設計でしょうか。アイランドキッチンにより空間的な広がりは十分なのですが、LDドア~キッチンにかけて中途半端なスペースが出来てしまっており、2LDKにしては大きな専有面積とはいえLDKで15畳のプランですのでこのスペースはちょっと勿体ないように思います。

この形状・大きさでは流石にダイニングにするのは難しいでしょうし、歪な形状が仇になった感がありますかね。

こちらの玄関周りも広がりがあって悪くはないのですが、先ほどのものとは異なり玄関から洗面室の入口が丸見えなのも気になる点でしょう。

坪単価は531万円。1フロア2戸のうちもう1つの南西角に比べるとお見合い感は薄くなるためか、こちらの方が気持ち単価が高い設定になるようです(階にもよります)。
こちらの方が面積が小さいためグロス価格が抑えられてはいるのですが、あちらが3LDKであるのに対しこちらは67㎡ということで2LDKにしてはかなり大きなものになるのは気になる点でしょう。2LDKとしては非常にグロスが嵩んでおり、プラン的な特徴はあれどそのLD入口周りの設計もありつつ突出した有効面積があるわけではないですからね…。

設備仕様面は、スケール的にディスポーザーがないのは当然ですし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、水回りのクオーツストーン天板に加えLDにビルトインエアコン、廊下・洗面・トイレ床のタイル貼など充実しています。キッチンのタッチレス水栓も魅力の1つになるですね。

管理費は279円/㎡。ディスポーザーはなくとも内廊下を採用したかなりの小規模物件ですので300円未満はリーズナブルと言えるでしょう。

駐車場は身障者用を含む全2台で平置になります。

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