リビオレゾン八王子レジデンス【デザイン性の高いエントランスと2階のプラスワンシェアラウンジ】3階30㎡2,780万円(坪単価304万円)

続けて、リビオレゾン八王子レジデンス。

設計は瑠建築設計事務所、施工は新日本建設です。

14階建で30~50㎡台のみの総戸数64戸ということからお分かりのように敷地面積は500㎡に満たない小ぶりなものになります。

ただ、下柚木八王子線(都道160号)沿いのエントランスのサイドには植栽とちょっとした石積み、さらに、逆L字状のキャノピー(軒裏を木目調)を設けたことでスケール以上の存在感を放っていますし、外観(上部)に関してもバルコニー周りに絹糸のように水平ルーバーを張り巡らせたことでかなり繊細さが窺えるものになっています。

エントランスホールは、面積的(二次元的)には”スケールなり”といったところではあるのですが、質感の良いマテリアルなどを採用したデザイン性の高い空間で、天井高も3.7m確保しているので空間的な広がりもありますね。

また、共用施設としてはリビオレゾン松戸ステーションプレミア同様に、「プラスワンシェアラウンジ」があります。松戸はこちらよりもスケールのある物件で、普通に1階に設けられていましたが、こちらはわざわざ2階に配置しているのはちょっとしたサプライズですね。
プラスワンシェアラウンジは、予約することでワークスペース、エクササイズ、ホームパーティ、映画鑑賞など多彩な使い方が可能です。※松戸にはキッチンがありましたが、こちらにはないようです。

前回のリビオレゾン八王子レジデンス

公式ホームページ
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お部屋は30㎡の1LDK、南東角住戸です。南側は3階建の建物なので視界が妨げられますが、東側は160号なので低層階でも前建までの離隔は十分にあります。

間取りは物件内で最も小さな30㎡で、1LDKとしても小さなものになります。居室配置はごくごく一般的で、廊下も短めではあるものの、顕著な柱の食い込みが気になりますね。

LDKは柱の食い込み部分を含め8畳しかないのでかなり小さいですし、形的にも使いづらいものになってしまっています。

柱の食い込みに伴い居室東側(窓際)上部には梁が横断していることが影響し、洋室の引き戸の方立てがかなり大きなものになっているのも残念ですね。もっときれいに開け放てる引き戸に出来ていれば大き目のワンルームとしての使い方も出来たのですが、この感じでは一体感に欠けてしまいます。

坪単価は304万円。30㎡そこそこまで面積を絞ったプランのため、低層階ながら300万円を超えたしっかりとした水準になります。
前回の記事で述べたように、八王子駅界隈の30㎡台の分譲マンションの供給というのは限られており、クリオレジダンス八王子ザ・マークス(2019年分譲/八王子駅徒歩3分/約265万円)以来でしょうか。

クリオレジダンスの30㎡台前半の低層階は270~280万円といったところでしたので、駅距離を鑑みると結構上昇した感もあるのですが、こちらの面積はさらに小さくグロスでは大差ありませんので、こういったお値段設定になるのは分かりますね…。
面積が小さい上、柱の食い込みが顕著なのは気になりますが…。

なお、契約率次第ではあるものの、第1期は40戸と6割超を供給するとのことで上々のスタートになるようです。

設備仕様面は、スケール的にディスポーザーがないのは当然ですし、価格帯的に水回りの天然石天板仕様のようなワンランク上のものも見当たりません。食洗機は付いていますが、トイレ手洗いカウンターもないですね。

管理費は330円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下を採用した小規模物件ということもあり高めですね。特に50㎡台などになるとグロス的にも2万円近くなっており、小規模物件ゆえのデメリットになってしまうでしょう。

駐車場は全7台で、身障者用を除いた6台が機械式になります。

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