ジオ石神井公園【シェアパークと全台平置駐車場】3階66㎡7,520万円(坪単価379万円)
続けて、ジオ石神井公園。
設計は宮田建築事務所(意匠)・イチケン(構造)、施工はイチケン、そしてデザイン監修は横堀建築設計事務所になります。
第一種低層住居専用地域(3階建)ながら総戸数86戸というスケールのあったザ・パークハウス石神井公園テラスのような出色なスケールでこそありませんが、敷地面積2,200㎡超という並以上のスケールを有しています。
前回の記事でも述べたように駅前タワマンを除くと駅徒歩10分圏内では総戸数50戸以上(ファミリータイプ中心)の物件ですら限られているのが石神井公園駅ですのでそこそこの存在感を放つことが出来るでしょう。
共用面での最大のポイントは、植栽に囲まれた広場状スペース「シェアパーク」でしょうか。L字配棟(南東向きの棟と南西向きの棟)の背後に位置していますので、日照がイマイチなのは残念なのですが、富士街道から奥まったところにこういった癒しのスペースがあるのは良い材料ですし、道路に面した部分(三方)の多くを緑化しているあたりにも魅力を感じることのできる物件ですね。
空地率は約47%ということでけして大きくはないですし、駐車場(全台平置)・駐輪場に加え、1階住戸のテラスによっても空地の多くが消費されているわりには緑が充実していると感じます。
一方、外観はダークグレーのシックな装いではあるのですが、ちと地味ではありますかね。
共用廊下(外廊下)側の手摺が縦格子なあたりに”一昔前感”を覚えてしまいますし(むろん好みによるところはあるのだと思いますが)、もうちょっとモダンさや透明感を高めた造りの方が万人ウケしたようにも思います。
"新価格"とまでは言えないと思いますが、平均でも400万円近い水準の物件になってくるので、エントランス周りなどにさらに分かりやすい高級感があると良かったのではないでしょうか。
なお、共用施設としては地階にワークラウンジがあります。けして大きな空間ではありませんが、個室ブースも2部屋備えており、総戸数68戸の物件としては頑張っている方だと思います。
前回のジオ石神井公園。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南西向き中住戸です。こちらは表記上は30×号室ですが、地下1階の住戸を10×号室とした表示であり、建築基準法上は2階にあたるお部屋になります。住戸からの視界も一般的な2階相当ですね。
南西向きの棟の中で、敷地北西端から3番目に位置しており、道路の向かいが第一種中高層住居専用地域(最高高さ17m×第2種高度地区)になります。現状も前建は戸建ですのでこの階でも部分的な視界抜けが得られますし、将来的なリスクも小さいでしょう。
間取りは60㎡台中盤の3LDKで、当物件の中心面積帯になります。
近年は非常によく見かける面積帯ですし、プランも一般的な田の字ベースでオーソドックスなタイプですね。
そのため、とりわけ目立つ部分はないのですが、長所で言うとやはり連窓サッシがあり、LD側だけでサッシ約3枚分を確保出来ているのは良いでしょう。先ほどのお部屋とは異なりバルコニー側の柱が食い込んでいないため、窓際上部の梁の影響が小さく洋室3の引き戸の方立ても小さく出来ています。
一方、短所としては玄関側の柱の食い込みでしょうか。それなりの単価帯の物件にはなりますのでもう少し配慮が欲しかったですし、柱が共用廊下側に出ていないことで玄関と共用廊下との間のゆとりがイマイチということも言えます。
「アルコーブ」と書かれた空間はあるものの、もうちょっとゆとりがあると良かったですね。
坪単価は379万円。そのような地下住戸には350万円ほどのものがありますが、地上階になるとやはりそれなりの水準になりますね。低層階でも日照良好なポジションですし、南西向きは富士街道にも面していない落ち着きのあるポジションですので大きな違和感はないのですが、60㎡台中盤をメインとしたがゆえに成立するお値段設定という印象ではありますね。
70㎡台になるとこの単価ではかなり大変でしょう。
同高野台のローレルコート石神井公園(2018年分譲/駅徒歩9分/約285万円)と比べると随分と上昇しましたね。今や駅徒歩20分のブリリアシティ石神井公園アトラスの平均が約270万円なので仕方ないようにも思いますが…。
なお、第1期1次は22戸の供給になります。
設備仕様面は、ディスポーザーがしっかりと付いていますし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板、浴室のフラットラインLED照明など、特別な高級感はないながらも違和感のないものがそろっています。
※1階テラス住戸にはスロップシンク付
管理費は283円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーの付いた物件ですので300円未満であれば悪くないでしょう。
駐車場は身障者用を含む全12台でいずれも平置になります。
設計は宮田建築事務所(意匠)・イチケン(構造)、施工はイチケン、そしてデザイン監修は横堀建築設計事務所になります。
第一種低層住居専用地域(3階建)ながら総戸数86戸というスケールのあったザ・パークハウス石神井公園テラスのような出色なスケールでこそありませんが、敷地面積2,200㎡超という並以上のスケールを有しています。
前回の記事でも述べたように駅前タワマンを除くと駅徒歩10分圏内では総戸数50戸以上(ファミリータイプ中心)の物件ですら限られているのが石神井公園駅ですのでそこそこの存在感を放つことが出来るでしょう。
共用面での最大のポイントは、植栽に囲まれた広場状スペース「シェアパーク」でしょうか。L字配棟(南東向きの棟と南西向きの棟)の背後に位置していますので、日照がイマイチなのは残念なのですが、富士街道から奥まったところにこういった癒しのスペースがあるのは良い材料ですし、道路に面した部分(三方)の多くを緑化しているあたりにも魅力を感じることのできる物件ですね。
空地率は約47%ということでけして大きくはないですし、駐車場(全台平置)・駐輪場に加え、1階住戸のテラスによっても空地の多くが消費されているわりには緑が充実していると感じます。
一方、外観はダークグレーのシックな装いではあるのですが、ちと地味ではありますかね。
共用廊下(外廊下)側の手摺が縦格子なあたりに”一昔前感”を覚えてしまいますし(むろん好みによるところはあるのだと思いますが)、もうちょっとモダンさや透明感を高めた造りの方が万人ウケしたようにも思います。
"新価格"とまでは言えないと思いますが、平均でも400万円近い水準の物件になってくるので、エントランス周りなどにさらに分かりやすい高級感があると良かったのではないでしょうか。
なお、共用施設としては地階にワークラウンジがあります。けして大きな空間ではありませんが、個室ブースも2部屋備えており、総戸数68戸の物件としては頑張っている方だと思います。
前回のジオ石神井公園。
公式ホームページ

お部屋は66㎡の3LDK、南西向き中住戸です。こちらは表記上は30×号室ですが、地下1階の住戸を10×号室とした表示であり、建築基準法上は2階にあたるお部屋になります。住戸からの視界も一般的な2階相当ですね。
南西向きの棟の中で、敷地北西端から3番目に位置しており、道路の向かいが第一種中高層住居専用地域(最高高さ17m×第2種高度地区)になります。現状も前建は戸建ですのでこの階でも部分的な視界抜けが得られますし、将来的なリスクも小さいでしょう。
間取りは60㎡台中盤の3LDKで、当物件の中心面積帯になります。
近年は非常によく見かける面積帯ですし、プランも一般的な田の字ベースでオーソドックスなタイプですね。
そのため、とりわけ目立つ部分はないのですが、長所で言うとやはり連窓サッシがあり、LD側だけでサッシ約3枚分を確保出来ているのは良いでしょう。先ほどのお部屋とは異なりバルコニー側の柱が食い込んでいないため、窓際上部の梁の影響が小さく洋室3の引き戸の方立ても小さく出来ています。
一方、短所としては玄関側の柱の食い込みでしょうか。それなりの単価帯の物件にはなりますのでもう少し配慮が欲しかったですし、柱が共用廊下側に出ていないことで玄関と共用廊下との間のゆとりがイマイチということも言えます。
「アルコーブ」と書かれた空間はあるものの、もうちょっとゆとりがあると良かったですね。
坪単価は379万円。そのような地下住戸には350万円ほどのものがありますが、地上階になるとやはりそれなりの水準になりますね。低層階でも日照良好なポジションですし、南西向きは富士街道にも面していない落ち着きのあるポジションですので大きな違和感はないのですが、60㎡台中盤をメインとしたがゆえに成立するお値段設定という印象ではありますね。
70㎡台になるとこの単価ではかなり大変でしょう。
同高野台のローレルコート石神井公園(2018年分譲/駅徒歩9分/約285万円)と比べると随分と上昇しましたね。今や駅徒歩20分のブリリアシティ石神井公園アトラスの平均が約270万円なので仕方ないようにも思いますが…。
なお、第1期1次は22戸の供給になります。
設備仕様面は、ディスポーザーがしっかりと付いていますし、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板、浴室のフラットラインLED照明など、特別な高級感はないながらも違和感のないものがそろっています。
※1階テラス住戸にはスロップシンク付
管理費は283円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザーの付いた物件ですので300円未満であれば悪くないでしょう。
駐車場は身障者用を含む全12台でいずれも平置になります。