プラウド武蔵中原テラス【キャノピーが印象的なエントランスアプローチ】1階70㎡5,898万円(坪単価277万円)

続けて、プラウド武蔵中原テラス。

設計・施工は木内建設で、ミライフルが採用されています。

前回の記事で述べたように、等々力緑地側ではない駅徒歩13分で、近隣にポイントとなるような魅力的な施設(例えば、大規模なスーパーとか公園とか)があるわけでもないため少々地味な印象が拭えないのですが、それを払拭する要素の1つが最低70㎡超(80㎡台も豊富)のゆとり、そして、もう1つがデザインでしょう。

外観は凄く高級感があるわけではないのですが、プラウドなり・価格帯なりに頑張っている印象で、特に最上部の切り替え(ガラス手摺をふんだんに用い、外壁の色味も変えている)が良いアクセントになっていると感じます。

また、デザイン面での最大のポイントになるのが敷地北東部の目立つ位置に設けられたエントランスで、北側(駐車場への車路)に向かって張り出したダークなキャノピーの存在感はかなりのものです。軒裏を木目調としたことで今時の瀟洒さがありますし、見栄えのするアプローチ空間になっています。

エントランスは総戸数35戸なりに小ぶりな印象にはなるのですが、ホールには坪庭を望む奥行あるラウンジがあり、窓面も大きいので明るく気持ちの良い空間ですね。

前回のプラウド武蔵中原テラス

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の3LDK、東向き中住戸です。南側に南向きの棟がある"東向きの棟の南端"に位置しています。東側道路の向かいは4階建のマンションですが、南東方向から日照を得ることは出来るでしょう。

気になるのは玄関から斜め方向、近いところにエレベーターがある点でしょうか。
1階はエントランスフロアですので、2~5階の方が出入りする際にはこちらのエレベーター(及びその前のアプローチスペース)が使われますので、かなりの人通りが想定されます。

玄関ドアの開く向きも反対の方が良かったような気がしますね。エレベーター待ちの人とこんにちはすると、玄関の中が見えてしまうかと…。

間取りは一般的な田の字ベースのものですが、70㎡を確保したことで各所にしっかりとした大きさを確保することが出来ているのはもちろんのこと、LDから洋室2にかけてのワイドな連窓サッシが魅力ですね。

坪単価は277万円。物件内の下限水準になります。

この界隈は標高約8mほどでハザードマップ上、色が付いてしまいますし、東向きの1階だと日照時間も長くはないのでパンチを感じるような価格帯ではありません(南向きの1階との単価差はほとんどありません)。

ただ、第1期で28戸(8割)を供給するあたりからしても"プラウドのブランドがあってのこの単価水準"に魅力を感じる方は少なくないようで、35戸ならば"パンダ的な価格設定"は不要なんでしょうね。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板が備わっているので単価帯からすれば良い方と言えるでしょう。

管理費は304円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので、スケールメリットが得られない小規模なりに高めです。

駐車場は全14台で身障者用を含む2台が平置、残りの12台が機械式になります。

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