ジオ北戸田【両面アプローチの端正なエントランス】2階68㎡4,420万円(坪単価216万円)

続けて、ジオ北戸田。

設計・施工は新日本建設で直床になります。
また、デザイン監修はベイシスデザインですね。ベイシスデザインはコスモスイニシアのイニシアシリーズや近鉄不動産のローレルシリーズなどでの実績が豊富です。

総戸数33戸という数字からはかなり小さく感じるかもしれませんが、60~80㎡台のみの33戸ですし、5階建でのものですので敷地面積は1,200㎡弱とそこそこの大きさがあります。

ランドプランもちょっと面白くて、たっぷり接道した南西面に加え、北東面の一部も接道していることを利用したダブルアプローチがポイントになるでしょう。

北東面の接道部分は長くはないのですが、歩行者動線だけでなく、駐車場・駐輪場動線も無駄なく無理なく確保することが出来ています。
空地率は約41%と低めではありますが、そういった中でもこういった”効率性”があることで敷地南西部のエントランス周りの植栽の充実が図れたのだと思いますし、質感豊かなタイルを用いたエントランス内外のデザインも"端正"という表現が似合いますね。

エントランスアプローチ・ホールは総戸数33戸なりのこじんまりとした印象のあるものですし、バルコニー軒裏のカラーリングに特色のあったジオ戸田公園などと比べるとシンプルな印象もありますけど…。

前回のジオ北戸田

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の3LDK、南西向き中住戸です。南西方向道路の向かいは戸建を中心とした2~3階建で構成されており、視界抜けはなくとも日照は抜群です。

間取りは、近年においてはオーソドックスな大きさの60㎡台後半の3LDK中住戸で、居室配置もいわゆる田の字になりますので多く述べることはないでしょう。

ただ、やはり先ほどの角住戸と設計が似ていて、LD側だけでサッシ2枚半分を確保した連窓サッシと柱の食い込みを抑えた設計には好感が持てますね。
洋室2の引き戸を開け放つことで空間的な広がりも得られますし、専有面積なりに上手にまとまっていると感じます。

玄関の下足スペースが平均的な田の字プランよりもかなり奥行があるのも特徴の1つでしょう。

坪単価は216万円。当物件には1階住戸も多く設けられていますので、もう少し安いお部屋もありますが、前回の記事で述べたように平均では230万円ほどになる物件ですので、物件内ではこなれた方になります。

このような単価帯のプランとしては珍しい連窓サッシ設計ですし、効率性が高めの設計などを鑑みればまずまずの水準と言ってよいように思います。

設備仕様面は、小規模ですのでディスポーザーはありませんし、トイレ手洗いカウンターがないのは残念です。ただ、食洗機、浴室のフラットラインLED照明に加え、この単価帯では珍しい天然石のキッチン天板が備わっているあたりはポイントになります。

管理費は265円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小ぶりなスケールのためやや高めですね。

駐車場は全11台で身障者用のみが平置、残りの10台が機械式になります。

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