ブリリア自由が丘【22年ぶりの駅徒歩2分】7階136㎡37,498万円(坪単価914万円)

ブリリア自由が丘。

所在地:東京都世田谷区奥沢5-259-1(地番)
交通:自由が丘駅徒歩2分、奥沢駅徒歩7分
用途地域:近隣商業地域
階建・総戸数:7階建、61戸(他店舗1戸)

先行するザ・パークハウス自由が丘フロント同様に世田谷区側にはなるものの、非常に貴重な自由が丘の駅前物件で、こちらはザ・パークハウスよりもさらに近い駅徒歩2分になります。
駅徒歩2分は実に約22年ぶりの供給ですね。

詳細はザ・パークハウスの記事をご覧いただきたいのですが、南面に第一種低層住居専用地域が隣接していたザ・パークハウス(敷地自体は第一種住居地域)に対し、こちらは第一種低層住居専用地域との間に第一種住居地域を挟む近隣商業地域の物件になりますので、視界及び日照面では劣るところがあります。

ただ、自由が丘駅徒歩2分という立地であればそれもけして悪いものではないですし、駅徒歩2分ながら線路にも隣接せず、南面に住居系地域が広がる落ち着きがあるあたりもポイントの1つでしょう。

買物便は、スーパーで言うと、自然食品F&F徒歩2分、東急ストアフレル・ウィズ徒歩3分、食品館あおばと成城石井も徒歩4分となっているため駅近なりに良好です。駅北西部ではそこそこのスケールのある再開発が進行中で、そういった面での楽しみも少なくないポジションですね。

なお、通学区は八幡小学校で徒歩9分の距離感になります。

公式ホームページ
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お部屋は136㎡の4LDK、南東角住戸です。両面共に接道しており、東側はほぼ同じ高さのマンション(近隣商業地域)に視界を塞がれますが、南方向の前建は6階建になりますのでこの最上階住戸だと視界抜けも出てきます。
南側のマンションは斜線制限により北側上階部分がセットバックされた形状になっていることから分かるように、仮に建替などが生じても敷地面積(敷地の奥行)的にこの高さ以上のものは難しそうですね(※図面等で計算したわけではないので確実ではありません)。

プランとしては、そんな特別感のある最上階南向き住戸だけに物件内で最も大きな豊かな専有面積が確保されています。

しかしながら、優雅な専有面積のプレミアムな住戸にしては間取りがちょっと寂しい印象ではありますね。そのような良好な南面条件でありながら南面の開口部が意外なほど少ないですし(LDのコーナーサッシもいわゆる腰高窓ですし、最上階だから天井高が高いというようなこともなく一般的な三次元設計)、このクラスの物件にしては玄関がちょっと寂しい感じなのも気になります。

洋室3室側の廊下を玄関側の廊下と分離(ドアを隔てている)することでPP分離性を高めているのはこのクラスのプランらしい点ですし、トイレがそれぞれの廊下に1つずつあるあたりも申し分ないのですが、そのパブリック側のメインの廊下幅が一般的なものでしかなく玄関下足スペースも”普通”なのです。

80㎡台などであれば違和感はないのですが、136㎡、かつ、4億近いお部屋でのこれは違和感ありますよね。

これだけの専有面積があるのであれば中ほどの柱の食い込みは致し方ないところではありますし、ゆとりあるダブルボウルの洗面室やオーバル形状の浴槽など価格帯なりの魅力もあるのですが、さらに細かなところまで拘って欲しかったという思いが生じずにはいられません。

坪単価は914万円。最上階100㎡超、中でも物件内で最も大きな目玉タイプということで900万円超という高額な設定になっています。

そのザ・パークハウス自由が丘フロントの分譲住戸は最も大きな80㎡台が低層階に1戸あるのみでしたので比べることは出来ません。また、昨年のザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデン(目黒区自由が丘の第一種低層住居専用地域)には同面積帯のラグジュアリープランがありましたが、最上階の南向き角住戸は募集対象外でしたので、最も高いものでも700万円台でした。

時期的にこちらが高くなってしまうのは分かるのですが、ザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデンは目黒区自由が丘な上、駅距離では量れない環境面での魅力の高い物件でしたし、こちらはプラン的にも共用面においてもこの単価帯との兼ね合いで言うと寂しく感じところがあります。

この価格帯(グロス帯)になると坪単価100万円なんて誤差の範囲内ですし、自由が丘駅徒歩2分の最上階目玉プランというだけで内容(パフォーマンス)に関係なくニーズはあるのでしょうが、この価格帯だとブランズともガッツリ競合しますし…。

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