ブリリア自由が丘【手堅さはあるが単価帯のわりには平凡】5階82㎡19,898万円(坪単価799万円)
続けて、ブリリア自由が丘。
設計・施工は三井住友建設、デザイン監修はSKM設計計画事務所になります。
7階建総戸数61戸という数字からはスケールを感じにくいかと思います。しかしながら、70~80㎡台はもちろんのこと、最上階には100㎡台を複数設けたスペシャルな立地なりの企画になっており、敷地面積1,400㎡超、延床面積5,500㎡超というそこそこのスケールがあります。
※中住戸などには50㎡台以下のコンパクトタイプもありはするものの、平均専有面積は70㎡を超えているはずです。
デザイン的には実績豊富なSKM設計計画事務所を起用した高価格帯なりの”手堅いデザイン”という印象です。
ホワイトなど淡い色味を基調とした物件ですし、前回の記事で取り上げた角住戸の開口部(ダイレクトサッシ)も地味目なので一見すると高価格帯らしからぬ印象にはなるのですが、ホワイト系の外壁タイルは質感の良いものですし、最上部バルコニー軒裏に加えコーナーサッシ上部の庇裏を木目調にするなどの工夫も見受けられます。
また、エントランスホールは面積的にも小さいですし、吹抜でもないのですが、その手前にある風除室を兼ねたウェルカムホールはエントランスホールよりも大きな空間で、なおかつ、2層吹抜になっています。この2層吹抜空間は東側道路沿いからもよく見えますし、当物件の顔的な存在になるでしょう。
2~3億台のお部屋が少なくないことを考えると物足りなさが伴うのは事実ですけど、自由が丘の駅前に3Aの低層物件のようなデザインが似合うかと言うと微妙なところではありますし、周囲の囲まれ感からしても仕方のないところでしょうか。
まぁ、1階は店舗スペースに多く割かれており、その影響もあるのでしょうが、店舗前には歩道上空地と植栽が施され、雰囲気的には悪くないですね。
共用施設としては、1階にDIYスペース、2階にワーキングラウンジがあります。
また、敷地西側駐車場側にコーチエントランスがあり、高額物件らしくプライバシー面への配慮がなされています。
前回のブリリア自由が丘。
公式ホームページ

お部屋は82㎡の3LDK、南西角住戸です。敷地南西端に位置しており、南側道路の向かいは4階建になりますのでこの階だとギリギリ抜けるぐらいの感覚になります。北西側は隣接建物の高い部分になりますが、西側は低層部分になっており西~南西にかけてもそこそこの視界抜けが得られます。
もちろん日照は良好ですし、囲まれ感の強い物件の中では条件の良いものになりますね。
西方向はそう遠くないところを線路(高架)が走っているのですが、隣接しているわけではないですし二重サッシが採用されているので問題ないでしょうね。
間取りは80㎡超の3LDKで、前回取り上げた最上階100㎡超などに比べると一般的な大きさになります。
ただ、そうは言えども近年の狭小トレンド下では80㎡超は大きく、この単価帯の物件ですのでそれ相応に"ラグジュアリーな立ち位置"になるので、そういった点から言うと、地味目の開口部や1418の浴室など平凡に感じてしまうところが少なくありません。
LDの形状なんかも少々気になるところで、数字上は15.1畳と大きいのですが、ドアの位置からお分かりのように実質的な廊下部分が大きく混入した微妙な形状のもので、LDKがL字のような配置になってしまっているためオープンキッチンの開放感がイマイチなのです。
純粋な廊下自体は短めではあるのですが、洋室3室中2室がリビングインになるプランですし、貴重な立地とはいえ約2億のお部屋としては物足りなく感じてしまいますね。
先ほどの136㎡ですら地味目でしたのでこちらがこうなるのは仕方ないところだとは思いますけど…。
う~ん…。
坪単価は799万円。最上階100㎡超のタイプを除くと多くが700万円台となった物件で、平均も700万円台中盤~後半(※)ですかね。
※当物件には30㎡台のコンパクトもありますが、第1期の30戸は50㎡台~で最上階の100㎡超など面積帯が大きく条件の良いものが中心になっているのであくまで暫定の数字です。
直近のザ・パークハウス自由が丘フロント(平均専有面積50㎡台、最大は80㎡台(1戸だけ))が約690万円、そしてザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデン(平均専有面積100㎡超)が約610万円という水準でしたので、駅近とはいえ囲まれ感が小さくないことを考えれば普通に強めの印象になりますね。
この単価帯ならば共用面でもうワンランク上の高級感が欲しかったですし、間取りももうちょっと…という感覚です。
そのザ・パークハウス自由が丘フロントが全戸一括分譲で早期完売していますし、自由が丘駅の駅前というだけでよだれが出てしまう方は少なくないのだと思いますが、パークハウスは全戸一括とはいえ分譲がたったの15戸でしたし面積帯もこちらとはかなり違いますからね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーン天板(キッチン側面張り下し)、カップボードなどそれなりではありますが、浴槽は日ポリ化工のタイルや天然石を用いた高額物件御用達のものではない一般的なものですし(※最上階100㎡超はオーバル形状の特殊なタイプ)、700万円台が中心になるような物件ということを考えると寂しいですね。
に主寝室にも床暖房が搭載されているのは良いですけど、昨今は一般的な価格帯の物件でもよく見かけるようにゼッチ(ZEH-M Oriented)基準を満たすために採用された感じですね。
管理費は379円/㎡。ディスポーザー付、かつ、内廊下ですので300円台ならば良い方でしょう。常々言っているように管理費(ランニングコスト)は物件価格(購入者の支払能力)に少なからず比例するのが現実ですが、そういう意味ではかなりリーズナブルな物件になってきます。
駐車場は身障者用を含む4台が平置、残りの10台が機械式になります。
設計・施工は三井住友建設、デザイン監修はSKM設計計画事務所になります。
7階建総戸数61戸という数字からはスケールを感じにくいかと思います。しかしながら、70~80㎡台はもちろんのこと、最上階には100㎡台を複数設けたスペシャルな立地なりの企画になっており、敷地面積1,400㎡超、延床面積5,500㎡超というそこそこのスケールがあります。
※中住戸などには50㎡台以下のコンパクトタイプもありはするものの、平均専有面積は70㎡を超えているはずです。
デザイン的には実績豊富なSKM設計計画事務所を起用した高価格帯なりの”手堅いデザイン”という印象です。
ホワイトなど淡い色味を基調とした物件ですし、前回の記事で取り上げた角住戸の開口部(ダイレクトサッシ)も地味目なので一見すると高価格帯らしからぬ印象にはなるのですが、ホワイト系の外壁タイルは質感の良いものですし、最上部バルコニー軒裏に加えコーナーサッシ上部の庇裏を木目調にするなどの工夫も見受けられます。
また、エントランスホールは面積的にも小さいですし、吹抜でもないのですが、その手前にある風除室を兼ねたウェルカムホールはエントランスホールよりも大きな空間で、なおかつ、2層吹抜になっています。この2層吹抜空間は東側道路沿いからもよく見えますし、当物件の顔的な存在になるでしょう。
2~3億台のお部屋が少なくないことを考えると物足りなさが伴うのは事実ですけど、自由が丘の駅前に3Aの低層物件のようなデザインが似合うかと言うと微妙なところではありますし、周囲の囲まれ感からしても仕方のないところでしょうか。
まぁ、1階は店舗スペースに多く割かれており、その影響もあるのでしょうが、店舗前には歩道上空地と植栽が施され、雰囲気的には悪くないですね。
共用施設としては、1階にDIYスペース、2階にワーキングラウンジがあります。
また、敷地西側駐車場側にコーチエントランスがあり、高額物件らしくプライバシー面への配慮がなされています。
前回のブリリア自由が丘。
公式ホームページ

お部屋は82㎡の3LDK、南西角住戸です。敷地南西端に位置しており、南側道路の向かいは4階建になりますのでこの階だとギリギリ抜けるぐらいの感覚になります。北西側は隣接建物の高い部分になりますが、西側は低層部分になっており西~南西にかけてもそこそこの視界抜けが得られます。
もちろん日照は良好ですし、囲まれ感の強い物件の中では条件の良いものになりますね。
西方向はそう遠くないところを線路(高架)が走っているのですが、隣接しているわけではないですし二重サッシが採用されているので問題ないでしょうね。
間取りは80㎡超の3LDKで、前回取り上げた最上階100㎡超などに比べると一般的な大きさになります。
ただ、そうは言えども近年の狭小トレンド下では80㎡超は大きく、この単価帯の物件ですのでそれ相応に"ラグジュアリーな立ち位置"になるので、そういった点から言うと、地味目の開口部や1418の浴室など平凡に感じてしまうところが少なくありません。
LDの形状なんかも少々気になるところで、数字上は15.1畳と大きいのですが、ドアの位置からお分かりのように実質的な廊下部分が大きく混入した微妙な形状のもので、LDKがL字のような配置になってしまっているためオープンキッチンの開放感がイマイチなのです。
純粋な廊下自体は短めではあるのですが、洋室3室中2室がリビングインになるプランですし、貴重な立地とはいえ約2億のお部屋としては物足りなく感じてしまいますね。
先ほどの136㎡ですら地味目でしたのでこちらがこうなるのは仕方ないところだとは思いますけど…。
う~ん…。
坪単価は799万円。最上階100㎡超のタイプを除くと多くが700万円台となった物件で、平均も700万円台中盤~後半(※)ですかね。
※当物件には30㎡台のコンパクトもありますが、第1期の30戸は50㎡台~で最上階の100㎡超など面積帯が大きく条件の良いものが中心になっているのであくまで暫定の数字です。
直近のザ・パークハウス自由が丘フロント(平均専有面積50㎡台、最大は80㎡台(1戸だけ))が約690万円、そしてザ・パークハウス自由が丘ディアナガーデン(平均専有面積100㎡超)が約610万円という水準でしたので、駅近とはいえ囲まれ感が小さくないことを考えれば普通に強めの印象になりますね。
この単価帯ならば共用面でもうワンランク上の高級感が欲しかったですし、間取りももうちょっと…という感覚です。
そのザ・パークハウス自由が丘フロントが全戸一括分譲で早期完売していますし、自由が丘駅の駅前というだけでよだれが出てしまう方は少なくないのだと思いますが、パークハウスは全戸一括とはいえ分譲がたったの15戸でしたし面積帯もこちらとはかなり違いますからね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーン天板(キッチン側面張り下し)、カップボードなどそれなりではありますが、浴槽は日ポリ化工のタイルや天然石を用いた高額物件御用達のものではない一般的なものですし(※最上階100㎡超はオーバル形状の特殊なタイプ)、700万円台が中心になるような物件ということを考えると寂しいですね。
に主寝室にも床暖房が搭載されているのは良いですけど、昨今は一般的な価格帯の物件でもよく見かけるようにゼッチ(ZEH-M Oriented)基準を満たすために採用された感じですね。
管理費は379円/㎡。ディスポーザー付、かつ、内廊下ですので300円台ならば良い方でしょう。常々言っているように管理費(ランニングコスト)は物件価格(購入者の支払能力)に少なからず比例するのが現実ですが、そういう意味ではかなりリーズナブルな物件になってきます。
駐車場は身障者用を含む4台が平置、残りの10台が機械式になります。
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