パークタワー東中野グランドエア【17年を経て誕生する3本目】24階72㎡13,290万円(坪単価607万円)
パークタワー東中野グランドエア。
所在地:東京都中野区東中野5-55-7(地番)
交通:東中野駅徒歩1分(JR。都営線は徒歩5分)、落合駅徒歩7分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:地上25階地下1階建、165戸
「west53rd日本閣」跡地、2007年築のパークタワー東中野・ユニゾンタワーに次ぐ"日本閣跡地"に誕生する3本目のタワマンになります。"west53rd日本閣を経た"上での物件ですので何というか灌漑深さすらありますよね(別にあそこで挙式したとかではないです。笑)。
ちょっとマンション(建築)に詳しい方であれば分かるタワマンとしては小ぶりなものです。
ただ、東中野のタワマンはその隣のユニゾンタワー(賃貸)の31階建が最高層ですし、分譲では隣の隣のパークタワー東中野の30階建が最高層、また、総戸数で言うとクラッシィタワー東中野の246戸が最大と小ぶりなものが多くなっています。隣接街区のその三井タワマン2棟は約15年の月日が経過、そして直近のクラッシィタワーですら築7年ほど経過しているので、東中野駅に馴染み・興味があり、かつ、タワマンがお好みの方にとってはスケールなど関係なく魅力的な物件になってくるでしょう。
駅徒歩1分はユニゾンモールのデッキ経由(迂回路になります)ではないですし階段経由でのものになるのですが、信号なしの徒歩1分ですので非常に利便性が高いです。ユニゾンタワーこそ徒歩1分ですが、既存パークタワーの方は徒歩3分ですので貴重な存在であるのは言うまでもないでしょう。
東中野駅前はそれほど駅周りが充実しているわけではありませんが、スーパー便はユニゾンモールのキッチンコートが徒歩1分、サミットストアとまいばすが徒歩5分、ライフも徒歩7分になるなど駅近なりに良好です。
サミットストア下駄履きのクラッシィタワー(西口駅徒歩1分)に比べるとこちらの物件のある東口は地味っちゃ地味ですけど、山手通りに面した西口側(クラッシィタワー側)とは異なり、駅前ながら落ち着きがあるのもポイントでしょう。
west53rd日本閣跡地の晴(非日常)を意識した空間を実現しつつも、物件周辺に心地よい褻(日常)を感じる物件とも言えるでしょうね。
通学区の白桜小学校は通学路経由で徒歩12分と少々遠いのは小さなお子さんのいるファミリー層にとっては残念な点でしょう。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南西角住戸です。西方向は山手通り沿いまで行くとそのクラッシィタワー東中野がありますが、その手前には高い建物はなく、北西~南方向にかけて絶好の眺望となります。空気が澄む冬場は富士山ビューが魅力的ですね。
線路や駅が近いポジションではありますが、二重サッシが採用されているのでそこはほとんど気にならないでしょう。
間取りは全戸100㎡超で構成された最上階を除くと最大でも70㎡台という設計ではあるのですが、そのようにそもそも小ぶりなタワマンで基本1フロア6戸設計(1フロア4戸の最上階など例外あり)の物件になりますので違和感はないでしょう。
それよりも気になるのはやはり柱でしょうねぇ…。
1フロア面積が小ぶりなタワマン(ペンシル的という意味)ゆえに柱の存在感が高くならざるを得ないのは分かりますけど、パークタワー東中野やユニゾンタワー以上に曲面デザインに拘ってしまったがゆえに、柱(及び梁)の食い込みが強烈です。
南側のバルコニーなどはもう少し深くし、バルコニー側に柱のアウトフレームを行ってほしかったですし、柱と柱を結ぶ窓際の下り天高は梁の影響で約2.05mなど(掃き出し窓のサッシ高もそれより気持ち高い程度)になっていますのでこの価格帯のタワマンとしては低パフォーマンスになってしまいます。
全方位に住戸が設けられたタワマンの角住戸のわりには廊下の長さが抑えられており、とりわけ非効率な印象でこそありませんが、居室形状は悪いものが多いですし、LDKが空間的な広がりのあるオープンキッチンに出来ていないのも残念な点でしょうか。こういった眺望良好な角住戸であれば尚更、素敵な景色を見ながら料理したいですよね。
坪単価は607万円。最上階100㎡超は安いものでも700万円超、高いものだと800万円(南西角住戸)ですので、天高の差(最上階は最大天井高2.8mで下り天井なども含め全体的に30cmほどのゆとりがあります)はあれど1つ下の階での約200万円の差は小さくないでしょう。
"最上階との差"もさることながら、このご時世の中央・総武線駅徒歩1分(迂回路ではあるがデッキ直結)のタワマン高層階角住戸が600万円というのはリーズナブルとすら感じますし、間取り面のパフォーマンスがイマイチとは言えども三井らしい現実的な設定と言えるのではないでしょうか。
24階は超高層タワマンでは中層階程度にはなってしまうものの、上述のように東中野駅界隈では"高層の立ち位置"に違いありませんし、富士山ビューなど眺望的な魅力も十分ですからね。
読者の方ならばご存じのように近頃は港区・千代田区・渋谷区といった高額3区以外、かつ、とりわけ目立つ立地の物件でなくとも(その駅で一位二位を争うような立地条件でなくとも)600~700万円台のお部屋を見かけることが少なくなくなってきており、この物件の立地・存在感を鑑みれば魅力を感じる水準でしょう。
間取りをあまり気にしない方にはオススメですね(気にして欲しいけど…汗)。
所在地:東京都中野区東中野5-55-7(地番)
交通:東中野駅徒歩1分(JR。都営線は徒歩5分)、落合駅徒歩7分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:地上25階地下1階建、165戸
「west53rd日本閣」跡地、2007年築のパークタワー東中野・ユニゾンタワーに次ぐ"日本閣跡地"に誕生する3本目のタワマンになります。"west53rd日本閣を経た"上での物件ですので何というか灌漑深さすらありますよね(別にあそこで挙式したとかではないです。笑)。
ちょっとマンション(建築)に詳しい方であれば分かるタワマンとしては小ぶりなものです。
ただ、東中野のタワマンはその隣のユニゾンタワー(賃貸)の31階建が最高層ですし、分譲では隣の隣のパークタワー東中野の30階建が最高層、また、総戸数で言うとクラッシィタワー東中野の246戸が最大と小ぶりなものが多くなっています。隣接街区のその三井タワマン2棟は約15年の月日が経過、そして直近のクラッシィタワーですら築7年ほど経過しているので、東中野駅に馴染み・興味があり、かつ、タワマンがお好みの方にとってはスケールなど関係なく魅力的な物件になってくるでしょう。
駅徒歩1分はユニゾンモールのデッキ経由(迂回路になります)ではないですし階段経由でのものになるのですが、信号なしの徒歩1分ですので非常に利便性が高いです。ユニゾンタワーこそ徒歩1分ですが、既存パークタワーの方は徒歩3分ですので貴重な存在であるのは言うまでもないでしょう。
東中野駅前はそれほど駅周りが充実しているわけではありませんが、スーパー便はユニゾンモールのキッチンコートが徒歩1分、サミットストアとまいばすが徒歩5分、ライフも徒歩7分になるなど駅近なりに良好です。
サミットストア下駄履きのクラッシィタワー(西口駅徒歩1分)に比べるとこちらの物件のある東口は地味っちゃ地味ですけど、山手通りに面した西口側(クラッシィタワー側)とは異なり、駅前ながら落ち着きがあるのもポイントでしょう。
west53rd日本閣跡地の晴(非日常)を意識した空間を実現しつつも、物件周辺に心地よい褻(日常)を感じる物件とも言えるでしょうね。
通学区の白桜小学校は通学路経由で徒歩12分と少々遠いのは小さなお子さんのいるファミリー層にとっては残念な点でしょう。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南西角住戸です。西方向は山手通り沿いまで行くとそのクラッシィタワー東中野がありますが、その手前には高い建物はなく、北西~南方向にかけて絶好の眺望となります。空気が澄む冬場は富士山ビューが魅力的ですね。
線路や駅が近いポジションではありますが、二重サッシが採用されているのでそこはほとんど気にならないでしょう。
間取りは全戸100㎡超で構成された最上階を除くと最大でも70㎡台という設計ではあるのですが、そのようにそもそも小ぶりなタワマンで基本1フロア6戸設計(1フロア4戸の最上階など例外あり)の物件になりますので違和感はないでしょう。
それよりも気になるのはやはり柱でしょうねぇ…。
1フロア面積が小ぶりなタワマン(ペンシル的という意味)ゆえに柱の存在感が高くならざるを得ないのは分かりますけど、パークタワー東中野やユニゾンタワー以上に曲面デザインに拘ってしまったがゆえに、柱(及び梁)の食い込みが強烈です。
南側のバルコニーなどはもう少し深くし、バルコニー側に柱のアウトフレームを行ってほしかったですし、柱と柱を結ぶ窓際の下り天高は梁の影響で約2.05mなど(掃き出し窓のサッシ高もそれより気持ち高い程度)になっていますのでこの価格帯のタワマンとしては低パフォーマンスになってしまいます。
全方位に住戸が設けられたタワマンの角住戸のわりには廊下の長さが抑えられており、とりわけ非効率な印象でこそありませんが、居室形状は悪いものが多いですし、LDKが空間的な広がりのあるオープンキッチンに出来ていないのも残念な点でしょうか。こういった眺望良好な角住戸であれば尚更、素敵な景色を見ながら料理したいですよね。
坪単価は607万円。最上階100㎡超は安いものでも700万円超、高いものだと800万円(南西角住戸)ですので、天高の差(最上階は最大天井高2.8mで下り天井なども含め全体的に30cmほどのゆとりがあります)はあれど1つ下の階での約200万円の差は小さくないでしょう。
"最上階との差"もさることながら、このご時世の中央・総武線駅徒歩1分(迂回路ではあるがデッキ直結)のタワマン高層階角住戸が600万円というのはリーズナブルとすら感じますし、間取り面のパフォーマンスがイマイチとは言えども三井らしい現実的な設定と言えるのではないでしょうか。
24階は超高層タワマンでは中層階程度にはなってしまうものの、上述のように東中野駅界隈では"高層の立ち位置"に違いありませんし、富士山ビューなど眺望的な魅力も十分ですからね。
読者の方ならばご存じのように近頃は港区・千代田区・渋谷区といった高額3区以外、かつ、とりわけ目立つ立地の物件でなくとも(その駅で一位二位を争うような立地条件でなくとも)600~700万円台のお部屋を見かけることが少なくなくなってきており、この物件の立地・存在感を鑑みれば魅力を感じる水準でしょう。
間取りをあまり気にしない方にはオススメですね(気にして欲しいけど…汗)。
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