ブリリア三鷹下連雀【デザイン・奥行共に良好なエントランス×まいばす入居】4階65㎡7,090万円(坪単価359万円)

続けて、ブリリア三鷹下連雀。

設計は安宅設計、施工は鍛治田工務店で、今年10月竣工済の完成売りになります。

また、デザイン監修はSKM設計計画事務所です。
直近に取り上げたブリリア自由が丘もSKMがデザインを担当しており、超高額な価格帯ほどのインパクトこそなかったものの、手堅い高級感のあるものになっていました。
こちらはブリリア自由が丘に比べれば"大分一般的な価格帯"の物件ですし、スケールも小ぶり、さらに借地権でもありますので期待は禁物だったのですが、ブリリア自由が丘に限らず高額物件での実績豊富なSKMを起用したこともあってかわりと存在感の高いものになっていますね。

特筆すべき高級感まではないのですが、基壇部に石材を用い、中上層部に磁器質タイルと木調の素材を組み合わせたデザインは重厚感があり、エリア内では目立つはずです。

また、1階には前回の記事で述べたようにまいばすが入居する予定ですので、共用スペースに避ける部分は限られるのですが、エントランスアプローチ(屋外部分)を深くすると共にクランクインとしたことでプライバシー面への配慮、さらに、その奥へと続くエントランスホールにしっかりとした面積を確保しているあたりも評価できる点でしょう。

エントランスホール壁面は石目の美しい重厚な石材を用い、かつ、大きめの窓面からは風流な奥庭(大きなものではありません)が望めるようになっているのも上手いですね。

前回のブリリア三鷹下連雀

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、北西角住戸です。西側は三鷹通りで、向かいの前建は4階建、北側は7階建のライオンズガーデン三鷹第2ということで、視界抜けという感じではありませんが、三鷹通り側はそれなりの離隔が図れていますし、悪い条件ではないでしょう。

間取りとしては、60㎡台中盤の小ぶりな3LDKになりますが、玄関廊下をギリギリまで短くした洋室3室リビングイン設計で、LD単体で10畳超など居室畳数はしっかり目に確保できています。

柱の食い込みという点では特別優れているわけではありませんし、逆梁工法なので洋室1にはカウンター(窓台)がありますが、この廊下の長さながら洗面所はノンリビングインですし、玄関下足スペースが大きめに確保できているのも好感の持てる点ですね。

浴室は小さめの1317、そして収納もかなり少ない印象にはなりますが、スライドドアで仕切られた洋室3は柔軟な使い方が可能ですし、この面積帯の3LDKとして大きな違和感はないでしょう。

なお、専有面積に含まれていますが、全戸の玄関前にトランクルームが備わっています。

坪単価は359万円。物件平均よりもやや控えめな水準で、角住戸ですし効率性も高い方なので全室リビングインが気にならない方であれば検討しやすい水準だと思います。

前回の記事でも述べたように、直近のリストレジデンス武蔵野御殿山からもしかりで武蔵野市側は一段上のお値段設定になるのが通例です。そのため、シンプルに駅距離からするとこういった三鷹市側の水準は目に優しく感じますよね。

設備仕様面は、総戸数41戸の小ぶりな物件ですのでディスポーザーがないのは仕方ないところでしょう。食洗機、トイレ手洗いカウンターは備わっています。

管理費は289円/㎡。ディスポーザーはないながらも内廊下設計を採用した小ぶりな物件ですので300円未満はリーズナブルな方でしょう。一般的な所有権物件とは異なり地代130円/㎡がかかってくることを鑑みると、安いに越したことはないですしね。

駐車場は、全9台で身障者用のみが平置、残りの8台が機械式(建物1階部分)になります。

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