2022年マンション番付(幕内・十両)【今年も悩みに悩みました…】
本日は例年通り今年のマンション番付を発表させていただきます。
明日からは各賞発表を行っていきますが、昨年の各賞発表がつい最近に感じるレベルで今年も1年があっという間に過ぎ去った感があります。昨年・一昨年に続きコロナ禍ということもあり、イベント事が少なかったこともありますかねぇ…。
しかしながら、ようやく世間もコロナ禍に適応しつつあると感じますし、マンション業界もコロナ禍当初のパニック的な状態ではなくなったのはもちろんのこと、長らく売出物件が減ったことによる需給悪化が顕著だった中古市場にも供給(在庫)が増えてきているなど大分落ち着いてきた印象がありますね。
新築に関して言うと、昨年までの反転相場(コロナ発生のパニックによる短期的な下落からの反転上昇)が依然として続いている感じで、エリア・物件によっては「新価格」的なものも見られるようになってしまいましたが、昨今の新築における低調な契約率、中古における顕著な在庫増加などを見る限りコロナ禍が生み出した相場の混乱もやっとのことで一区切りついた印象になりますかね。
つい先日、日銀の金融政策変更がニュースになったようにようやくインフレ(円安)にも歯止めがかかりそうですし、特段の需給変動やインフレ要因が生じない限りはここ1〜2年のような”売り手市場”が続くことはないのではないでしょうか。
※毎月の市況分析の際に述べていますが、そうはいえども新築・中古共に在庫はまだまだなのですぐに価格が下落するとかそういったことではありません。
2022年の新築マンションの印象としては、やはり昨年の傾向と似ていてインフレに伴い様々なコストが上昇する中でマンション価格の上昇には限界があり(強烈なインフレ下でも収入が目立って上昇した方は少数でしょう)、"価格帯のわりに専有部の設備"などを抑えた物件が多い印象でした。
しかしながら、やはり小規模でもリモートワークなとの出来るラウンジや個室ブースなどを設ける物件が増え、共用部などに特色を設けた物件は増えましたよね。
専有部においても"設備ほどの分かりやすさ"はないのですが、建築業界、いや社会全体の意識の変化によりゼッチや低炭素認定物件などエコ性能の高いものを多く見かけるようになりましたし、単に価格が立派なだけでなく時代の流れと共にマンションにも新しい時代が訪れているなぁ…という実感が定着した1年とも言えるのかもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが番付を発表していきましょう。
(※対象は明日からの各賞発表同様で「2022年に第1期が行われたと私モモレジが認識出来ている首都圏のマンション」になります。)


※1)例年通り、言うまでもなく完全に主観、”モモレジの気分”で出来ております。毎年非常に楽しみにしていただいている方も多いことですし、今年も頑張って形にはしたものの、スケールや立地、そして価格も全く異なるマンションに"順位付け"なんて出来ないのは当然のことでして、これまで同様に「1年の締めくくりにもう一度振り返っておきたいマンション」「2022年に私の記憶に残ったマンション」の一覧と考えていただくぐらいが丁度よいのではないかと思っています。
総合的に判断した結果に過ぎず、「悪いところもあるけど何か突出したものがあった物件」「派手さはなくとも押さえるべきところを押さえていて価格もこなれていた物件」、はたまた「価格は割高でもインパクトのあった物件」などランクイン理由は様々です。番付掲載物件が"オススメ"ということではないので、各物件の良し悪し等の詳細については個々の物件の記事をご覧いただけますと幸いです。
※2)今年も上位陣は大晦日までの「シークレット」としておふざけさせていただいております(笑)
ここからは例年通り番付にランクインした物件の一部について簡単にコメントしていきます。
(番付にランクインしている物件の多くは明日からの「各賞発表」で出てくるので、それ以外の物件を多めにコメントしています)
プラウドシティ豊田多摩平の森
⇒敷地面積31,000㎡超と容積率150%が生み出す緑とゆとりのランドプラン
アールブラン武蔵新城
⇒一般的なスケールでも心を動かすデザイン
ブリリアタワー池袋ウエスト
⇒スーパー入居の利便性、住居系地域に片足を踏み入れた30階建
パークタワー東中野グランドエア
⇒日本閣跡地、17年ぶりの3本目。細身ながら個性的な佇まい
エクセレントザ・タワー
⇒パルコ跡地、新日本建設初のタワマン
シティハウス平井
⇒ホームズ×ロピア×リバーサイド
シティテラス赤羽
⇒エリア最大級、合計約10,400㎡
パークホームズ用賀三丁目
⇒四方接道×傾斜を生かしたスケール以上の存在感
今年も幕内・十両編はこれで終わりにして(明日以降再度登場する物件ばかりなので)、お次は「幕下(番外編)」を発表していきます。
「幕下」は"クセの強い物件""個性的過ぎる物件""インパクトのある物件"を集めた"番外編(番付なのにね…)"という位置付けで、幕内・十両とは意味合いの異なる番付としています。
例年ご好評いただいている番付なのでぜひそちらもご覧いただければ~。
明日からは各賞発表を行っていきますが、昨年の各賞発表がつい最近に感じるレベルで今年も1年があっという間に過ぎ去った感があります。昨年・一昨年に続きコロナ禍ということもあり、イベント事が少なかったこともありますかねぇ…。
しかしながら、ようやく世間もコロナ禍に適応しつつあると感じますし、マンション業界もコロナ禍当初のパニック的な状態ではなくなったのはもちろんのこと、長らく売出物件が減ったことによる需給悪化が顕著だった中古市場にも供給(在庫)が増えてきているなど大分落ち着いてきた印象がありますね。
新築に関して言うと、昨年までの反転相場(コロナ発生のパニックによる短期的な下落からの反転上昇)が依然として続いている感じで、エリア・物件によっては「新価格」的なものも見られるようになってしまいましたが、昨今の新築における低調な契約率、中古における顕著な在庫増加などを見る限りコロナ禍が生み出した相場の混乱もやっとのことで一区切りついた印象になりますかね。
つい先日、日銀の金融政策変更がニュースになったようにようやくインフレ(円安)にも歯止めがかかりそうですし、特段の需給変動やインフレ要因が生じない限りはここ1〜2年のような”売り手市場”が続くことはないのではないでしょうか。
※毎月の市況分析の際に述べていますが、そうはいえども新築・中古共に在庫はまだまだなのですぐに価格が下落するとかそういったことではありません。
2022年の新築マンションの印象としては、やはり昨年の傾向と似ていてインフレに伴い様々なコストが上昇する中でマンション価格の上昇には限界があり(強烈なインフレ下でも収入が目立って上昇した方は少数でしょう)、"価格帯のわりに専有部の設備"などを抑えた物件が多い印象でした。
しかしながら、やはり小規模でもリモートワークなとの出来るラウンジや個室ブースなどを設ける物件が増え、共用部などに特色を設けた物件は増えましたよね。
専有部においても"設備ほどの分かりやすさ"はないのですが、建築業界、いや社会全体の意識の変化によりゼッチや低炭素認定物件などエコ性能の高いものを多く見かけるようになりましたし、単に価格が立派なだけでなく時代の流れと共にマンションにも新しい時代が訪れているなぁ…という実感が定着した1年とも言えるのかもしれません。
さて、前置きが長くなりましたが番付を発表していきましょう。
(※対象は明日からの各賞発表同様で「2022年に第1期が行われたと私モモレジが認識出来ている首都圏のマンション」になります。)


※1)例年通り、言うまでもなく完全に主観、”モモレジの気分”で出来ております。毎年非常に楽しみにしていただいている方も多いことですし、今年も頑張って形にはしたものの、スケールや立地、そして価格も全く異なるマンションに"順位付け"なんて出来ないのは当然のことでして、これまで同様に「1年の締めくくりにもう一度振り返っておきたいマンション」「2022年に私の記憶に残ったマンション」の一覧と考えていただくぐらいが丁度よいのではないかと思っています。
総合的に判断した結果に過ぎず、「悪いところもあるけど何か突出したものがあった物件」「派手さはなくとも押さえるべきところを押さえていて価格もこなれていた物件」、はたまた「価格は割高でもインパクトのあった物件」などランクイン理由は様々です。番付掲載物件が"オススメ"ということではないので、各物件の良し悪し等の詳細については個々の物件の記事をご覧いただけますと幸いです。
※2)今年も上位陣は大晦日までの「シークレット」としておふざけさせていただいております(笑)
ここからは例年通り番付にランクインした物件の一部について簡単にコメントしていきます。
(番付にランクインしている物件の多くは明日からの「各賞発表」で出てくるので、それ以外の物件を多めにコメントしています)
プラウドシティ豊田多摩平の森
⇒敷地面積31,000㎡超と容積率150%が生み出す緑とゆとりのランドプラン
アールブラン武蔵新城
⇒一般的なスケールでも心を動かすデザイン
ブリリアタワー池袋ウエスト
⇒スーパー入居の利便性、住居系地域に片足を踏み入れた30階建
パークタワー東中野グランドエア
⇒日本閣跡地、17年ぶりの3本目。細身ながら個性的な佇まい
エクセレントザ・タワー
⇒パルコ跡地、新日本建設初のタワマン
シティハウス平井
⇒ホームズ×ロピア×リバーサイド
シティテラス赤羽
⇒エリア最大級、合計約10,400㎡
パークホームズ用賀三丁目
⇒四方接道×傾斜を生かしたスケール以上の存在感
今年も幕内・十両編はこれで終わりにして(明日以降再度登場する物件ばかりなので)、お次は「幕下(番外編)」を発表していきます。
「幕下」は"クセの強い物件""個性的過ぎる物件""インパクトのある物件"を集めた"番外編(番付なのにね…)"という位置付けで、幕内・十両とは意味合いの異なる番付としています。
例年ご好評いただいている番付なのでぜひそちらもご覧いただければ~。
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